レーヴェ神殿の姫君 4
「フェリス様に何かあたたかいものを……、フェリス様……お夕食……あまり食べてらっしゃいませんでした……」
「そうだったかな?」
んん? とフェリス様が不思議がってる。そうでしたともー!
「はい。きっと気にかかることがおありになったんだと……」
いつもね、余裕があるときは、フェリス様、レティシアの見本にならねば、て真面目に食べてるの。
「……僕のレティシアは、僕のことをよく見てるね」
「それはもう! レティシアは、フェリス様をずっと見てます!」
我が目がカメラじゃなくて、フェリス様を録画できないのが残念です! と思ってたら、フェリス様の頬がまた赤くなってる。
「フェリス様、また御顔が赤いです! やっぱり御風邪……!」
「いや、そんなじゃない……なんというか……」
「……御風邪ではないですか? 御風邪だったら魔法使っちゃダメです。体力が減っちゃう……」
よくはわからないけど、魔法って体力使うはず。レティシアもマーロウ先生との魔法の練習、嬉しくてはりきりすぎて倒れちゃったことあるし。
「御風邪じゃないから大丈夫」
「ホントですか?」
「本当だよ。元気だよ。レーヴェ神殿は清浄だからかな、どちらかというとよそより疲れにくいくらい……」
「そうなのですか……なら、よかった。わたしを大きくする魔法、負担が大きいのではと……」
「ううん? ちっとも。今日も、花嫁姿のレティシアが綺麗で、十年後が楽しみになった」
「……、じゅうねんご」
十年後、あんな綺麗になるかなあ。
いやあれはフェリス様の魔法で盛られてるだけで……。
でも、十年後も、フェリス様と一緒にいられるかなあ。
「大人になったレティシアにも、推してもらえるように、僕はこれからがんばらないと……」
面映ゆげにフェリス様が仰る。
「がんばらなくても大丈夫です! 十年後も推します!」
十年先の未来は、想像もできないけど。
フェリス様はきっと変わらず輝いてるし、推せると思う!
それは不変の真理!
「でも十年後、僕は年寄りだから……」
「二十七歳はそんなに歳じゃありません! 経験ある私が保証します!」
「異界のレティシアと同い年?」
「そうです、異界の私にやっと追いつくくらいです、フェリス様」
「レティシアに近づけるのは嬉しい」
二十七歳の雪に、あなたこのあと、異世界いって、呪われた姫になって、竜の国の王子様と結婚するわよ、て予言したら、しょっぱい顔されるわね、きっと。
でも二十七歳の雪も、そんなに大人でもなかったから、十年後のフェリス様も、きっとそんなに変わらない。
いや、フェリス様は、それくらいでようやく中身と釣り合うくらいかもね? お若いのに、とっても老成されてるから……。
今日はネトフリで見たドラマ「クイーン シャーロット」での治療という名の拷問が後味悪すぎて尾を引いてます。滅多に思わないけど、あの陛下の悪の主治医にはもっとざまあして欲しかった!(笑)
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