狼
異世界転生なんてなくてほしい…
ないと信じたい…というか。無くてほしい…
でも…感じ的に異世界転生だよね?
あってほしくないけど…
取り敢えず、出来るだけ前向きに考えよう。
聞き取れたスキル、魂喰を使ってみよう。
まず、この世界の性質やいろいろなところを理解していかないと、生きていけないからな。
なんとなく、それっぽく…
「魂喰、発動。」
と、唱えたら、ブラックホールっぽいものが出てきて、それがだんだん、狼?犬?どっちかわからないけど、それっぽいものに変化していった。
「召喚ありがとうございます。私、魂喰に宿る、狼です。」
「あ…はい…どういたしまして…」
ちょっと私より大きいような…
って、そうじゃない。
流石に、驚いた。
発動したら、狼が出てくるなんて…
「召喚魔法などではありません。昔、魂喰を持っていた賢者に食われたまま、放置されてたのです。私は、強い魔力抵抗があります。なので、魂喰に食らわれても、生き延びられるのです。そして、今あなたが魂喰を発動したことによって、私は解き放たれたのです。」
「ねぇ…なんで私の考えてたことがわかるの?」
これはさすがに聞いておかないといけない気がした。
プライバシーにも関する。
「これくらい、私にとっては余裕です。」
shock
「ん。わかった。私はやることがあるから、もう行っていいよ。」
「嫌です!」
超全力で否定されたんだが…
「私は、あなた方悪魔粘体生物についていきます!」
駄々っ子?っていうか、悪魔粘体生物って何?
「あなた様は…悪魔粘体生物ですよ?」
「…スライム…転生ミスったー」
「何がですか?」
「スライムって、最弱モンスターでしょ。」
「そうにはそうですけど…しゃべれるのと、私を見れるのと、魂喰を持っているじてんで、私より圧倒的に強いですよ、だって、魂喰って、世界に世界に一人しか扱えないスキルだもん。」
…
「それって本当?」
「本当です!なので、連れてってください!」
…
「分かった!連れて行ってやろう。」
「やった!」
「ただ、お前が持っているこの世界の知識をすべて分けてくれ。」
「そのくらい、お安い御用です!」
ならば許可する。
「有難う御座います!」
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