表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

結果無理にでも努力させられる俺


これは努力嫌いなありきたりな青年カケルがありきたりに転生して無双する話し……のハズだった。

ありそうでなかった奇想天外なファンタジー冒険録!

少年の運命やいかに!?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ん、う〜ん…どこだここ?草原?確か俺は家でいつものごとくグータラしながらソシャゲで無双してる最中だったんだけど…」


俺は高校を卒業して営業会社に就職して一年、頑張っても報われない成績に落胆し、努力しても上になんて登れない。そんな毎日に嫌気がさして会社も休みがち。

昔からそうだった。どんな事にもすぐに目がいって最初は頑張ろうとするが、いつも上には上がいてグータラしてるうちにどんどん周りに追い越されていく日々。とにかく努力することが続かずいつも途中で投げ出してしまう。そんな生活が続き、世の中で一番嫌いな言葉は[努力]。

今回もいつものごとく、入社して最初は張り切っていたが結果は同じだ。今や会社をズル休みしてゲーム三昧。のハズだった。


「なんだ??ボス戦で倒したと思った瞬間に全体がかなり眩しく光った記憶はあるけど…

まさかこれは!?夢にまで見た異世界転生!?」

そうと決まればまずはこのセリフ!

「ステータスオープン!!」


ヴォン!

頭の上にステータスプレートが出る。


「うおぉぉ!ホントに出た!夢じゃないよな?気になるステの方は〜?」

HP7500

MP12000

剣術MAX

槍術MAX

武術MAX

魔術MAX(火、水、土、風、光、闇、etc)

(ラック) −MAX


「キター!その他のステータスも相当高い!これぞ夢にまで見た異世界無双!!これで俺もハーレム作ってスローライフを楽しめる〜!

ん?なんだこの(ラック) −MAXって?

運が悪いって事か?でも他は無双状態だから関係ないだろ。」


ズドーーン!その時カケルの後方からとんでもない重低音が響く。


「なんだ?」


振り返るとそこには5メートルはあるであろう恐ろしい形相の熊らしきモンスターが。


「えっ?ウソだろ?最初のモンスターにしては化け物すぎるだろ!?もう死ぬの俺…」


モンスターの頭部にもステータスらしき物が浮き上がっている。


「ジャイアントグリズリー?レベルひゃ、180ぅぅ!?いやいや、これ無理ゲーでしょ?さすがにこのステータスでも絶対勝てないっしょコレ!?

どういうこと?全然頭追いつかないんですけど!!」


そのときジャイアントグリズリーの腕が大きく振りかぶりカケル目掛けて振り下ろされる!


頭にスキルの全てが入ってくる。身体強化、足払い、正拳突き、急所突き

カケルはスキルを順に技を繰り出しモンスターを攻撃。

ジャイアントグリズリーは一撃で倒れる。


「び、びびった〜。でもこれはスゲ〜!ホントに強ぇ!これで何が来ても怖くないぜ〜」


その時、


レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました……


レベルアップ音が続く。


「おっ!色々MAXだけど、レベルアップするんだな。何のステがこれ以上増えるっていうんだい?」


カケルはワクワクしながらステータスプレートを覗く。


HP7408

MP10820

剣術MAX

武術91

槍術MAX

魔術MAX

運 −97


「えっ?なんだこれ?どういうこと?ステータス下がってね?

ええぇ〜?あんなデケェ熊倒したのに?

ん?でもラックが−97になってる?これは上がってるんだよな?まあ、このステータスならさっきの奴でも倒せたんだから大抵のやつは大丈夫だろ!

ってか転生したら大体女神みたいなの来て色々説明あるだろ?なんで来ないんだ?」


このときカケルはまだ自分に何が起きているのか適当に考えていた。これから起こる壮絶な旅など思いもせずに。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ