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プロローグーー


暗闇から6年かけて這い上がり俺が初めて見た光景は仲間達の骸だった。

どこまでも行っても広がっているのは「死」のみ。

漂う死臭に顔をゆがめながら自分の無力さを攻め、そして間に合わなかった事実を受け入れられず俺は啼いた。そして啼きながら俺にも死が訪れた。

蘇る走馬灯すらない俺の人生の最後にあったのは

神への「祈り」のみ。

なんの意味もなかった俺の人生の最後に1つだけ願うことが許されるならーー。


どうか来世では蝉以外に生まれさせて


http://22156.mitemin.net/i255589/

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