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青空の冒険者  作者: 梨野可鈴
番外編(おまけ)
159/162

キャラクター紹介

キャラクター紹介(ネタバレを含みます)

■ジェス

性別/年齢:男/18歳

髪/瞳:黒/黒

属性:闇


本作主人公。

長剣を武器に素早い動きで戦う。人間の姿を取っているが、本当の姿は闇の力を秘めた黒い竜。父である黒竜から、闇の性質を受け継いだ。母は光の性質を持つ白竜。

生まれてすぐに、母親の魔法により人間の姿に変えられたため、自分が竜である自覚はなかった。

その後、人間の冒険者の夫婦に拾われ、小さいころから世界中を旅していた。

魔物に見せられた悪夢により、生まれたばかりの竜の記憶が一部開いてから、竜としての力や記憶が目覚めかけ、強力な闇の魔法力を使えるようになった。

人間の姿でも、その血や骨に宿る竜としての力は有効であり、ジェスの血を飲んだアイリスは傷が回復している。


おおらかでお人好しな性格。旅が好きで、色々な場所に行きたいという思いが人一倍強い。昔から外で寝ることが多かったせいか、寝つきが非常にいい。

童顔で小柄である見た目に反し、強い酒をどれだけ飲んでも潰れない酒豪という一面を持つ。かなりの酒好きだが、これは竜だから仕方ないと、パーティの仲間達は半ば諦めている。

人間時の姿が小柄なのは、実は竜の本来の姿でも、竜にしては小柄な方だから。

しかし、竜はそもそもの図体が大きいため、当然、竜状態のジェスと対峙したライ・マリラ・アイリスはそう思わなかった。



■ライ

性別/年齢:男/20歳

髪/瞳:狐色/緑

属性:光・風


盗賊。短剣や、突剣を武器に、軽やかなドラゴニア剣術で戦う。

ドラゴニア王国の第二王子で、本名はレオンハート・エムロイド・ドラゴニア。王位継承において暗殺されかけたことから、城を出た。現在は兄のファルトアスが王位を継ぐことが決定したが、宮廷生活が性に合わず、気ままな旅を続けることを選んだ。


父親はガルドラ王。母のエムロイド伯爵令嬢は、宮廷生活が性に合わず、ライを産んでから貴族の権力争いに巻き込まれることで心身を壊し、療養のためにライを宮廷に残して伯爵家の領地に戻った。そのためライは、母の顔を知らない。


もともと体を動かすのが好きだったので、王子時代も剣術や踊り、馬術は積極的に学んでそれなりの腕前。子供時代は非常にやんちゃで、乳母や侍女たち、乳兄弟のアルロスを非常に困らせた。

王子教育の賜物か、何事も基本的に器用にこなすが、美術に関しては壊滅的。


小さいころから、腹に一物持つ貴族たちと接していた経験から、表情を隠したり、相手の顔色を読むのが上手い。

普段は冷静で頭の回転も早いが、実は仲間の中で一番激情的な一面を持つ。

仲間思いの性格だが、共に旅をする中で、特にマリラには特別な感情を持つようになり、恋人となった。



■マリラ

性別/年齢:女/21歳

髪/瞳:金/紫

属性:炎


魔法使い。炎・風・水の攻撃呪文を操る他、相手を眠らせたり、自分の姿を変身させたりする呪文も使いこなす。

元は山奥の貧しい農村の出身で、幼い時からかなり苦労していた。

魔法の才能を見出だされ、魔法学園で学ぶも、貴族が優遇される腐敗した学園に嫌気が差して、学園を飛び出して冒険者になった。

現在は学園の卒業生の証である黒檀の杖を持つ、優秀な魔法使いとなった。


マリラの母親は、マリラを産んですぐに亡くなっている。そのため、マリラ自身は知らないことだが、生後しばらく、母乳ではなく、聖母草で命を繋いでいた。父親や父親の妹である叔母とは距離を置いている。


本が好きで、魔導書には目がない。学園で学んだ豊かな知識はパーティの助けになっている。とても賢いが、気が強く、意外と後先は考えない性格。本人は自覚していないが、感情がかなり顔に出やすい。

様々な知識を頭の中に詰め込んでいる割に、人の名前と顔をあまり覚えない。興味がない人間のことは覚えないらしい。


実はパーティ最年長。特にアイリスに対して面倒見がいい面を見せる。

しかし、王が変わる度暦を変えるドラゴニアと、古代王国崩壊後に制定された暦を使うフォレスタニアでは暦が異なり、ライとマリラはちゃんと年齢を比べたことがない。そのため、ライもマリラも、互いに自分が年上だと思っている。



■アイリス

性別/年齢:女/14歳

髪/瞳:水色/青

属性:地


神官の少女。傷を癒す、防御の壁を作るなど、神聖魔法で仲間を支援する。

本名は、アイリス・リリー。男爵家の末娘で、貴族の令嬢だったが、家が没落し、幼い時に修道院に預けられた。

修道院で龍の教えを学びながら育つが、神聖魔法の才能を妬んだ修道女の策略で、偽の神託を聞かされて、外の世界に旅立つことを命じられる。

神託が偽であると明らかになっても、広い世界を見るため、自分の意志で冒険を続けている。


素直で純真な性格。世間から離れた環境で育ったため、やや天然。ジェス達と冒険を続けるうちに、長い修道院生活で抑えられていた、好奇心旺盛な一面も見せるようになったし、したたかにもなった。

本人は恋愛に疎く、恋愛小説を読むだけで顔を真っ赤にするほどだが、ライとマリラの本人達さえ気付いていない気持ちを察するなど、他人の愛情には敏感。


隠れた才能では、絵が上手。隠れ設定では歌も上手い。



■エデル

性別/年齢:女/23歳

髪/瞳:赤/茶

属性:炎


双剣を武器に戦う、剣の達人。ストイックなまでに鍛えた剣の腕は、かつてドラゴニア兵士隊一とも呼ばれた。

幼い頃、故郷の村を、黒竜に焼かれ、竜に対する復讐を胸に育った。

そのため、ドラゴニア兵士隊に入隊、さらに冒険者となって魔物と戦い続け、剣の腕を磨いた。

現在はマームの村で護衛をしながら、静かに暮らしている。


本人は自覚こそないが、非常に美人。

赤く染めた革鎧を身につけているのは、魔物を敢えて自分に引き寄せるため。



■ベルガ

性別/年齢:女/18歳

髪/瞳:紫/赤

属性:水


女盗賊。曲刀を武器に戦う。武器に毒を塗る、不意を突くなど、盗賊らしい戦い方をするが、実は剣の腕はそこまででもない。

ザンドの魔法のサポートがあってこそ、魔物を倒すことができている程度。


本名はルカ。元々弟のザンド(サン)と共に奴隷として売られていたのを、フォンベルグに買われた。

暴走したフォンベルグを手にかけるという辛い過去を、魔法で無理に忘れていたことが影響して、性格が歪み、残忍な性格となり、自ら危険に身を投じるようになってしまった。元々は家族思いの優しい少女。

全てを思い出した後は、ザンドと穏やかに暮らしている。



■ザンド

性別/年齢:男/17歳

髪/瞳:紫/赤

属性:水


魔法使い。魔法で身体能力を強化させ、徒手空拳で敵を倒すというスタイルを取る。ベルガのサポートに回ることが多い。


本名はサン。姉のベルガ(ルカ)と共に奴隷として売られていた。

実は、幼い頃から難解な魔導書を読みこなし、魔法を使いこなした天才少年だった。

全身に魔法の刺青を描いていた影響で、精神が蝕まれ、常に意識は靄がかかったような状態になっていたが、それでも耐えられていたのは、ザンド自身の魔法への才能によるところが大きい。

ザンドが持っていた魔道具や遺跡の知識を活かし、ベルガと共に冒険者として生計を立てていた。



■シャイール

性別:男


魔法使い。マリラとは学園時代に友人としてよく話をした。

平民の出身のため、マリラとは自然に仲良くなったようだ。



■リドル

性別:男


魔法使い。マリラの魔法学園の師であり、優秀な杖の職人でもある。強力な魔法を使いこなす。

魔法使いであるがゆえに、魔法への探求心は強い。



■レイチェラ

性別:女


ドラゴニア第一王女。ライの腹違いの姉にあたる。剣の達人。

人はレイチェラを厳しいと言うが、実は情に厚く、流されやすい性格でもある。

一方でロマンチストな一面もあり、こっそり小説のような恋愛に憧れている。ライが女性向け恋愛小説を読むのは姉の影響。



■ファルトアス

性別:男


ドラゴニア第一王子。ライの腹違いの兄にあたる。生まれつき足が不自由であるが、非常に冷静で頭の回転が速い。

次の王位を継ぐことが決定した。



■アルロス

性別:男


ドラゴニアの兵士長。ライの乳兄弟であり、幼馴染。元はライの護衛であったが、現在はレイチェラの臣下。

よくライはアルロス・セルビィを誘っては、一緒にやんちゃに遊んだが、その後は決まってアルロスが怒られた。



■セルビィ

性別:男


アルロスの弟。ライの幼馴染であり、従者だったが、ライを狙った暗殺で命を落とす。

穏やかな性格で、ライが王子ゆえに感じていた重圧をうまくほぐしていた。



■ピア

性別:女


元奴隷の美しい女性。フォンベルグに話し相手として奴隷市場で買われ、後に妻となった。

病で命を落とすが、夫であるフォンベルグに魔法で蘇らせられる。魔法は失敗し、ピアは幽霊のような状態で屋敷を彷徨うこととなった。



■フォンベルグ

性別:男


非常に強力な魔法使い。ピア、ルカ、サンを奴隷市場で買い、家族として暮らしていた。

もともと口下手だが、自分を利用しようと多くの人が寄ってきたことから、人嫌いとなった。

本名はフォンベルグ・テンペラスト。非常に強力な魔法使いであるテンペラスト一族の最後の一人。



■ジェドラール

性別:男


魔法使いの男性。元ドラゴニアの宮廷魔術師であり、ライの家庭教師であった。大変な女好き。

名字にテンペラストを名乗っているが、フォンベルグと違い、この名字は後から与えられたもの。

元々強力な魔法使いの一族の名前であるテンペラストの名前は、後に、実力を認められた魔法使いに与えられる称号としても使われるようになった。

そのため、マリラはジェドラールがテンペラストの名前を名乗っただけで、ジェドラールの魔法使いとしての実力を察した。

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