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弓鬼桜  作者: 弥勒骸
2/2

人間として

翌朝、3回目のアラームで芳野は目が覚めた

毎週土曜日は地元の弓友会に練習にいく

芳野は二の腕から指先までが鬼の腕なので包帯をぐるぐる巻にしなければならない

1人で巻くために少し時間がかかる


「百年前にあんなことがあければ…」


ポツリと呟く


芳野が言った百年のあんなこととは…

百年前鬼と人々は共に生活をしていた

鬼だけではない

竜·狼·人魚·一角獣ユニコーン·大蛇これらの生き物もかつては人々と暮らしていた

偶然かわからないがちょうど百年前に生き物と人々の間で事件が起きた


1人の男の鬼と地元の若い娘が恋に落ちた

周りは誰もが祝福し結婚の話まででていた

ある時大桜の根元でうずくまる鬼がいた

その手の中には娘の変わり果てた姿があった

人々の間で鬼が娘を襲い命を奪ったと噂がたった


百年前のことなので真実かどうか定かではない

何故か鬼の場合は証拠が残っていない

それ以来人間と人が関わることは禁じられてしまった


鬼の武器は弓矢になる

鬼と関わった人間や人間と関わった鬼は矢で射抜かれてしまうという


その為芳野は両腕を隠すために包帯で巻いている


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