エピローグ
いつもより、早く目が覚めた。
悪くのない夢をみていたはずなのだが、埃っぽい匂いと硬い床が、ここが夢の世界ではなく現実だと教えてくれる。
周りを見渡せば俺と同じ境遇の奴らが目に入る。
まぁ、そんな奴しかここにいないのは当たり前なんだが。
申し訳程度の毛布を座布団がわりにし、胡座になる。
前の世界のことを思いだす、別段不満があったとかはない。
ただ、学校に行く為の電車で寝て起きたらこの世界にいた。
初めは夢か何かか疑ったが、どうやら現実らしく、ここが日本じゃなく、元いた世界でもないってのが分かっただけだった。
これが御伽噺だったら今頃、異世界から来た勇者ってのになっていたかもしれないが現実はこれだ。
なんとも夢のない話だ。
それに初めは酷かった、何せ言葉が通じないのだから、相手が何を言ってるのかもわからず、ここがどんな世界なのか国なのかも分からなかった。
そのせいで、ここに連れ込まれたのだがそのおかげで言葉と簡単な文字はできるようになったのはありがたいといえばありがたい。
まぁ、二年もここで生活すれば覚えざるえないだろうが……
鉄格子のついた窓から朝日がはいってくる。
そろそろか。
鉄製の扉の向こうから複数の足音が聞こえる。
扉の向こうで止まり、金属が擦れる音がし、それと共に扉が開く。
「起きろ!!奴隷共!!朝だっ!!」
武装した、兵士が複数入ってくる。
いつもの、朝だ。
初めまして
初心者ですが、みなさまを楽しませれればいいなと思っています
至らないとこもありますがよろしくお願いします




