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どんなシチュの異世界転生したい?

はい、死にました。

テンプレ交通事故。

はい、神様現れましたー。


「其方は死んだ。だが少しこちらの手違いがあってな。其方の願う異世界に転生する事が出来る」

「はぁ、どんな世界でも良いんですか?」

「可能な限り応えよう」

「じゃあ・・・かなり善良で美形揃いで優秀な名門伯爵家の末っ子として生まれてぇ、あ、勿論自分自身も魔法とか魔力量とか能力とか容姿とかはチート全部乗せな感じでお願いします。所謂天才美少女で家族に溺愛されて、少し年上のイケメンで有能で万能な公爵家長男に嫁いで溺愛されたいです」


と自分が異世界転生するならば、どんなシチュエーションが良いか日々考えていたのでそれを言ってみるテスト。

所詮ただのヲタクだった私が理不尽じゃない転生なんて出来るわけないよね、と諦め半分、期待半分。ここは出来る限り無理難題言ってからの少しレベルを落として合意する形でなるべく有利な条件を引き出したいところだ。

とにかく白い姿のイケおじ神様はふむ、と指で顎を掴む様にして考える。


「相手は王族ではいけないのか?」

「王妃教育とかしたくないじゃないですか。でもそれなりに安泰な生活がしたいので権限とお金のある公爵か侯爵でお願いしたいです」

「なるほど、王妃教育を回避したいのだな」

「そもそもチートな伯爵令嬢に王妃教育って必要なんですかね?伯爵令嬢なら踊れるだろうし、チートなら改めて勉強しなくても治世にも詳しいと思うんですよね」

「なるほど。では其方の願う通りにしよう」


あ、え?いいんですか?!

って答える前に景色は変わって、私は異世界に転生した。

私の言えなかった驚きはおぎゃーという声に変換されて産声となったのである。

おぎゃー!

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