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些細な変化が、やがて、大きな変化になることもある。
短編小説です。3話完結の予定です。
気が向いたら続きを書くかもしれません。
人はいつから自分のことを特別な存在ではないと思うのだろうか?
子どもの時の夢は、いつしか社会の常識の渦に溶け込み、自分の中から消えていってしまう。
でも、そんな大人が特別な力を手に入れたらどうなるのだろうか。
やっぱり、今まで通りの安定した生活を送りたい?
それともヒーローになって人々の羨望の的になりたい?
昔の僕は、きっと、今まで通りの生活を送りたいと思う人間だった。
でも、僕は少し不思議な力を手に入れて、今までだったら出会えなかった人と出会い、
そして、後になって思うとあのとき少しだけ未来が変わった。
これは、人にとっては取るに足らないけれど、僕にとってはとても大切なはなし。