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33.0話 イチゴオレとカフェオレ

 


 コール音が白いセーラー服を身に纏った、少女の鼓膜を揺らす。


 彼女は幾分か緊張の面持ちをしている。



 そのコール音がふいに途切れた。スマートフォンが通話状態に入ったのである。



『はい。島井です。千穂さん……いや、申し訳ない。漆原さん。憂さんが君の事を名前で呼んでいたものだから、そちらの印象が強くてね』


「呼びやすいようにお呼び頂いて大丈夫です。それより島井先生! 聞いて下さい!」


『ん? 何かあったのかな? そちらに人は……?』


「大丈夫……です。『知ってる』仲間だけです」


『ふむ。何がありましたか?』


 大事な部分を話そうとした途端、スライドドアを半開きにし、監視を続けていた梢枝が告げる。


「皆さん、ぽつぽつと戻ってきはりましたよ」


 千穂はグラウンドを見やる。

 すると、先程までは生徒集会を抜けたと思しき生徒が、まばらに見えていただけの閑散としていたグラウンドに、今は大勢の生徒の姿が見えた。全生徒集会が終わった様子だ。


 先ほど、5時間目の終了を告げる鐘の音も響いていた。5時間目の終了と共に終わったのかも知れない。各クラス、生徒集会の後には球技大会のメンバー選定が控えている。生徒会側の多少の配慮が見受けられる。


 ちなみに商業系のO棟、工業系のT棟の生徒が大体育館に行くには、グラウンドを突っ切るほうが早い。無論、正規のルートも用意されてはいるが、大半の生徒はこのようにグラウンドを突っ切っていく。



『人が来たのかな? 話しにくい内容なのかな?』


「……えっと……それもあります……はい」


『それなら……そうですねぇ。私からいくつか質問をしましょう。千穂さんは『はい』か『いいえ』で答えるだけでいいですからね』


「……はい」



 梢枝の声を拾った為か島井は方法を変えた。憂についての人に聞かれたくない話題は山のようにある。



「ういー! 疲れたー! まさか憂ちゃんの話が出るなんてなー!」と健太の声。5組のクラスメイトも続々と帰還してきている。途端に騒がしくなる教室内。



『うん。素直でいいね。「うん」か「ううん」でも構わないよ。「Yes」「No」は駄目だよ。目立つからね』


 冗談めかした物言いにも「はい」と千穂は答えた。しかし、その声音は明るいものとなっている。いくらか緊張が解けたように見えた。


『憂さんに何かありましたね?』


「はい」


『緊急事態ですか?』


「はい……えっと……いいえ?」


 千穂はその質問に答えあぐねた。なるべく早く伝えたいと云う意味では緊急事態である。フラッシュバックの件も早く伝えるべきだと思うのだろう。だが、既に発作は落ち着き、緊急性は要していない。



『うーん……質問が悪かったかな? そうですね。それなら質問を変えて……私が放課後、そちらに到着した時で問題ない話ですか?』


「……はい」


『うん。でも、なるべく早く伝えたい事柄なんだね』


「はい」


『そうですね……緊急()つ、後で大丈夫……。過呼吸でも起こしましたか?』


「はい!」


『それで……過呼吸は落ち着いた……と?』


「はい!」


『うーん……そうですねぇ……。過呼吸……早く伝えたい……。声は沈んでいない……。だとしたら……それは良い知らせだね?』


「はい!!」


『おぉ……そうか。嬉しい誤算だよ! それなら……そうですね。千穂さん、放課後、一緒に病院までご足労頂けますか?』


「はい」


『憂さんと2人じゃなくても大丈夫だよ。他の知っている友達も呼んで構わないからね。でも僕の車は生憎、5人乗りでね。招待できるのは君と憂さんを合わせて4人までだよ』


「はい……」


『それじゃ、放課後にね。良い知らせ……楽しみにしてるよ』


「はい!!」


 プツ。


 ツーツーツーツー。





「千穂……『はい』ばっかり」


 千穂がスマホを耳から離し待機画面に戻しながら、教室後方の隅、勇太の席付近から自身の席に戻ると、早速とばかりに千晶が話し掛けた。距離的に千穂の声……と言うか、返事が聞こえていたようだ。


「あはは……そうだった?」


 千穂は顎の下に右の人差し指を当て、回想する。島井の柔らかな口調を思い出す。


(すごい先生だよね……)


 千穂は舌を巻く。

 島井はほとんど『はい』と言わせただけで、過呼吸や良い知らせとまで情報を聞き出してしまった。憂の事をどれだけ深く理解し、想っている事か。それが無ければ到底出来ない芸当であろう。




 席に戻ると隣では憂が、にっこにっこの上機嫌でストローを咥え、紙パックのいちごオ・レを啜っていた。

 この四角い紙パックのジュースは康平の奢りである。彼はグループメンバーが教室に戻り、嗅覚の回復についての話が終わるや否や、突然駆け出し、C棟玄関付近に設置されている自動販売機で、メンバー分のジュースを買ってきたのである。そして、憂にいちごオレを手渡すと、他のメンバーには各自で選ばせた。憂の為に香りの強い、いちごオレを……と思ったようだ。


「憂ちゃん……やっぱり……違う?」


 憂は左に頭を傾げる。


「なに――が――?」


 千晶が憂の耳元に口元を寄せると、サッと憂の顔に朱が差した。軽く頬を染めながらもスンスンと鼻を鳴らし始めた。


「におい……あると……」


 千晶は、ごく小さな声で言葉を足した。千晶は憂の嗅覚障害など知らなかった。あれだけ美味しそうに食べていたのだ。気付かないのは当然である。

 今になってよくよく考えれば、咀嚼し始めて少し経ってから、幸せそうな表情を浮かべていたように思える……が、それは知った今だからこそ思える事だ。


 そして、その嗅覚の回復は、周囲に広めて良いものか判断が付かない。千穂が島井に掛けた電話も、元々は、その判断を仰ぐ為である。


「ちがう――ぜんぜん――」


 憂の表情は柔らかく、どこまでも穏やかだ。


「千晶も――やっぱり――いい――におい――」


 今度は千晶が頬を赤らめる番だった。

 この様子だと、憂が匂いフェチに目覚めたと云う噂が急速に広がる事だろう。


「康平――と――ちがって――」


 付け足された言葉に、康平が目を見開き固まる。憂のよく通る声は彼の耳にも届いてしまったらしい。


 ……彼は傷付いてしまったようです。


 憂はポマードの香りがお気に召さなかったのであろう。




 ―――グループ全員が戻り、千穂が嗅覚の件を伝えてる間に、憂はちょろちょろと動き回り、全員の髪の匂いを嗅いで回ると云う奇行に出た。よほど千穂の髪の香りに満足したのだろう。

 その為に全員がわざわざ座らされた。身長的に相手が立ったままでは届かないからだ。

 ドアの受け側に(もた)れ、監視中の梢枝の髪の匂いをも嗅ぎに行くと云う、おまけ付きである。


 普通に考えれば失礼極まりない行為だが、嗅覚が突如として回復したばかりである。全員が大人しく匂いを嗅がせていた。


 憂はその前から、とっくに上機嫌だった。匂いを嗅ぎたくて仕方がない……。その事に脳が支配されていたのかも知れない……と、憂の奇行のフォローをさせて頂こう。


 だが、康平の匂いを嗅いだ時だけは、顔を顰めたのだ。俯いて髪の匂いを嗅がせていた康平は、その時、憂の様子に気付いていなかったようである。


 無論、全員が匂いを嗅がせ終わると『今回だけ。他の人にはしちゃダメだよ』と、ゆっくり時間を掛けて言い聞かせられていたのだった―――




「それで……どうだったの?」


 佳穂が心配そうに千穂に問い掛けると、千穂は声のトーンを落とし、呟くように答える。


「途中でみんな来たから伝えられなかったよ……。後でチャット……」


「おっけ。伝えてくるね」


 佳穂は席を立ち、拓真たち男子勢に混ざっていった。




 ズズ……


 いちごオレの飲み切りをストローが教えると、少女の顔一面に悲しみが広がった。ズズーと未練がましくストローを鳴らす。

 千穂はその音を聞きながら、自身の机に置いてある紙パックのカフェ・オ・レを見詰める。既に島井への電話の前に数口、喉を潤す為に飲んでいた。


 カフェオレの四角いパックの角と角を対角線に掴み、憂に示す。


「……憂? これ……飲む?」


 ――。


「いいの――!?」


 憂は早い反応で答えた。何とも嬉しそうな表情である。今はとにかく、香りを楽しみたくて仕方がないと云った処か。にこにこ笑顔を見せていた。


 ……千穂が次の言葉を口にするまでは。


「ちょっと……飲んじゃった……けど」


 千穂は、そう言いつつ小首を傾げた憂の左手に、カフェオレの角を持つように手渡す。吹き零れないように配慮しているようだ。流石である。


「――――――え――?」


 その小さな声と共に傾げた首を元に戻し、一点を凝視する。


 ストローの先である。


 憂の顔がみるみる紅潮していく。そして真っ赤になった。けれど、目線はストローから一向に離れない。


 千穂は憂のそんな姿を見て、次第に頬を染め始める。千穂は自分の何気ない行動を理解したようだ。

 憂が意識するからこそ恥ずかしい……と云ったところではあるが。




 ……間接キスである。


 たかだか間接キスごときで、なんとも純情な事だ。


 断言しよう。優と千穂は清い交際だったに違いない。



 憂はストローの先端を、自身のふっくらとした薄桃色の唇に近づけ、静止する。

 千穂もまたストローの先から目が離れない様子だ。


 2人のドキドキが伝わってきて、なんとも甘酸っぱい。早く飲め。



 憂の柔らかな唇がそっと開かれる。千穂はごくりと唾を飲み込む。


 そこでまた憂が静止した。


 …………。


 いい加減にして欲しいものである。



「えい」


 それは突然だった。目の前に座る千晶が、憂の左手を軽く押したのだ。


「ひゃぁああああ――!」


 ストローの先端が憂の唇に触れる。

 憂は慌て、ストローの先を離すと同時に力を込めてしまった。


 ピューっとストローの先から、カフェオレの噴水が出来上がる。


「「あ!」」


 ……千晶と千穂の声が見事にハモったのだった。




 キーンコーンカーンコーン


 6時間目の始業の鐘が鳴った。しかし、利子はまだ来ない。大勢が集まった全生徒集会、その関係で遅くなっているもかも知れない。



 更に、それから数分後。


 幸いにも吹き出した量は多くなかった。カフェオレの着地点も良かった。憂の机の上に着地したのだ。

 多少、憂と千晶の制服にも散ってしまった。……が、そこは1年生の5月。新しい制服である。憂に至っては卸して僅か1週間足らずだ。撥水加工の効果で被害は無かった。

 しかし……千穂、千晶、そして助けに入った佳穂のハンカチは可哀想な事になってしまった。拓真がティッシュを出してくれたが、取り出す時間が惜しかった為にハンカチさんたちが尊い犠牲になってしまった。洗えば復活するが、そこは雰囲気を重視して頂きたい。



 机や床、そしてセーラー服の応急処置が終わると佳穂が2人を責める。


「何やってんのよ! 二千!」


 当事者の憂は何故か叱られない。ある意味、美味しいポジションである。



『二千』は佳穂が千穂と千晶をセットで呼ぶ際、使っている呼称である。言い出した当初は2人とも嫌がっていたが、構わず呼び続ける佳穂を前に、とうの昔に諦めている。


 以前、『円』を付けた時には、流石に2人とも本気で怒った経緯があるが、今は関係ない話だ。

 ツッコミ役が板に付いてきた現在の千晶ならば、『ドルにして!』などと返しそうなものだが、佳穂はもう『2千円』とは呼ばないだろう。


 更に言えば、千晶が千穂佳穂を呼ぶ際、ごく稀に『二穂』と呼ぶ事がある。佳穂へのお返しだと推測されるが、それもあくまで余談である。



「ごめん! なんかじれったくて……」

「私は何も……」


 千晶はウェットティッシュで、憂の机を拭きながら謝罪する。千晶が行為に及んだ気持ちは、よく理解出来る。如何せん、じれったさ過ぎた。

 一方の千穂は確かに何もやっていない。余計なひと言を発しただけである。


 憂は、チューチューと残ったカフェオレを幸せそうに飲んでいる。一連の騒動で間接キスの件は忘れてしまったのかも知れない。




「みんなー! 先生、来ないし始めるよ!? 放課後まで引っ張りたくないよねー?」


 クラス委員長の有希が教壇に立ち、教室内を見回す。

 異を唱えるものは居ない。当然だ。わざわざ放課後まで残りたくないに決っている。


「決まり! 始めるよ!」


 ホワイトボードに優子が【サッカー】、【バスケ】、【卓球】と記入していく。優子は実は副委員長さんなのだ。


 憂は食い入るようにホワイトボードに書かれた、ある文字を見詰めている。穴が開きそうである。だが、そんな邪眼は持ち合わせていない。



「まず、部活やってる人はその競技でお願いね」



【サッカー】

 健太くん、翼くん、大樹くん、結衣ちゃん、さくらちゃん



【バスケ】

 たにやん、きょうちゃん、拓真くん、勇太くん



【卓球】




「こんなとこかな?」と優子が首を捻る。せめて苗字で書いて欲しいものだが、色々な配慮をしてくれているのであろう。フランクでいいな……と思って頂きたい。


 それはともかく、拓真も勇太も現役バスケ部員では無い。だが、あまりの高身長の為に勘違いされているのだろう。しかし、彼らはそれを否定しなかった。いや、出来なかった。1つ前の席に憂が座っているからである。彼らは未だ、バスケ部を辞めた事を話せていない。



 話を戻そう。


 優子の声に反応は無かった。どうやら現役の部員は出揃ったらしい。


「次に! 立候補! お願い!」


 言葉を切りながら大きな声で話す有希。それは間違いなく憂への配慮だ。


 多くの手が挙がった。有希はその中に短い手を見付けた。

 当然ながら憂である。


「憂ちゃん! どれが……いいの?」


 有希は自分が1番、愚問だと思っている事だろう。この1週間、憂はバスケばかり選択している。クラス全員がその事に気付いている。バスケの実力はともかく、やりたいと言うのならやらせてあげたい。そんな気持ちで1番に指名したのだ。


「バスケ――!!」


 大きな声だった。全力の声だったのかも知れない。



【バスケ】

 たにやん、きょうちゃん、拓真くん、勇太くん、憂ちゃん



 優子は、さっさとホワイトボードに追加の記名をした。彼女もまた、憂の希望を叶えてあげたい1人なのであろう。



「ウチ、元バスケ部なんですわぁ。5組の本命がバスケなら立候補させて頂きます」

「ワイもバスケは得意やで!」


 憂の動向が定まると、即座に護衛2人は立候補した。挙手立候補方式を無視した卑怯な遣り方であったが。


 拓真も憂の立候補をとめる事は無かった。勇太と拳で語り合い、何かを感じ取ったのかも知れない。



【バスケ】

 たにやん、きょうちゃん、拓真くん、勇太くん、憂ちゃん、梢枝さん、康平くん



 次々と埋まっていくバスケの欄。バスケの人員は8~11名と決められている。男女混合の為、変則ルールである。ルールについては追々説明させて頂こう。


 因みにサッカーは15~20名。卓球は4~12名だ。1年生は各クラスおよそ32名であり、1-C5も32名である。しかし、2,3年は転室の煽りもあり、35~40名。

 巧く調整しなければ収まらない。その為、ダブルス出場のみの卓球、バドミントンは振り幅が広くなっているのである。



「他に立候補は無いですかー?」


 有希が声を上げるが、あれだけ挙がっていた手が急に挙がらなくなってしまった。

 視線は教室後方窓際付近に集中している。主に千穂とその親友2名に……である。すでに憂のグループの8名の内、5名がバスケに決定した。残る枠は4つ。グループの残りは3名。割って入るには勇気が必要なのである。


「千穂――バスケ――しよ?」


 憂は小さな声で囁いたつもりだろうが、その声は動向を見守る静かな教室内に響いた。割って入ろうかと手を挙げかけていた数名の手が下がる。


「立候補は無いみたいですねぇ……。それならウチは千穂さん、佳穂さん、千晶さんを推薦しますわぁ」


 梢枝の提案に、千穂と千晶の2人は慌てて拒否する。


「え!? ちょっと! 私、無理! バスケは5組(うち)の本命でしょ!? 無理無理!!」

「うん! 無理無理! わたし、運動は得意じゃないから!」


 佳穂は運動全般を卒なくこなす為、騒がずに2人をぼんやりと見ていた。



 そして2人の拒否は現役バスケ部、池上 京之介(けいのすけ)。通称・きょうちゃんの次の言葉で一蹴される事となってしまった。


 彼の渾名(あだな)は当初は『けいちゃん』であったが、渓 ()佑……渓やんとごっちゃで、ややこしいと優が変えてしまったのである。ついでに言うと、優と勇太の呼び名問題は最後まで解決されなかった。



「だいじょぶ! 僕らに任せておけば1年の部くらい簡単に取れるよ! だから安心して憂さんの面倒見てあげててよ!」



 結局、そのまま多数決と言う名の数の暴力により、千穂と千晶の球技大会バスケ部門参加が決定した。

 残った1枠は多くの者が互いに牽制し合い、最終的に空いたままとなった。

 つまり……いつもの8名+現役バスケ部員2名で決まったのであった。



 利子が教室に顔を見せたのは、バスケ参加10名が決まった直後だった。

 ドアから顔を覗かせ、口を開いた。


「ごめんね! 今、立て込んでて。生徒会長が実名を出さなかったとは言え、あそこまで一個人に言及しちゃったから。その話をしててね」


 利子は隠し事が出来ないタイプであろうか。連々(つらつら)と遅れた理由をぶちまけてしまった。


 そしてすぐに「ごめん! 有希さん、そのままお願いね!」と、そのまま取って返して行ってしまった。


 その際、バスケに憂の名前を見付け、嬉しそうにしていたのは気のせいではないだろう。



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