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熊と狩猟乙女  作者: 魔王の善意
熊編
3/41

デイビー=ダビットソン③

「この度、『緑の騎士団』第三隊に配属となりましたアレックス=フォン・リードザッハです!」


リードザッハ家のご子息は我が第三隊への配属となった。

なぜか、リードザッハ家当主からの団長へのお願いと僕宛てに手紙まで着いての事だったので断ることはできない。

リードザッハ家の現当主は王国の軍部の最高権力を持つ元帥の地位にあるので断ると何かと面倒なので副団長のレージさんまで口を閉じた。


「じゃ、ローグ君。彼も今日から訓練に参加させてあげて。手加減はしなくていいからね。」


一応、隊長である僕が念押ししてお願いする。

これで問題が発生しても責任は僕が取ることになるのでローグ君は気兼ねなく仕事を全うできるだろう。


「よろしくお願いします。」


「よろしく、お願いします。」


丁寧にお辞儀をして頭を下げるアレックス君と違いローグ君はどう対応すればいいのかわからないようで少し戸惑っている。


「お前の方が階級は上なんだからもっと堂々としろ。」


ローグ君の背中をミゲルさんが叩いて背筋を伸ばさせる。

ミゲルさんは部下の扱いがうまく頼れる存在なので今日1日だけローグ君についていて貰える様にお願いした。


「じゃ、訓練を開始してくれ。僕は仕事であまり来られないけどしっかりね。」


そう言って立ち去る僕に隊員たちは気持ちのいい返事を返してくれる。

これならば、問題は特に起こることはないだろう。


「団長。補給品の予算についてお話があります。」


皆と離れた直後にミーファちゃんがすぐに仕事を持ってきた。

騎士団内の予算問題か面倒だな。

商家の息子だけどそういうのは僕よりも兄の方が得意なので正直言ってこの部隊の取引先にいる兄と直接してもらえないだろうか。


「駄目です。」


僕の提案をミーファちゃんはバッサリと切って落とした。

サボり癖のある上司を躾ける優秀な副官。

僕は部下に恵まれていることを実感しながら予算について十分に話し合ってから最後にミーファちゃんと共に実家に帰り兄と商談をまとめる。


「お前は結婚しないのか?」


商談が終わった直後から兄は結婚の話を出してきた。

兄よ。残念ながら不肖の弟には縁談が来ないのだよ。

長男の兄はすでに結婚して子供がいる。次男の兄は叔父に才能を見出されて国の財政を取り仕切るフォンダル公爵家の傘下にあるココマ伯爵家経由で国の財政管理の仕事をしている。

なんでも、その有能さから何処かの貴族の令嬢と政略結婚をして婿養子になる話が出ているらしい。


「ってことは縁談がないのは僕だけですか?」


「そういうことになるな。」


僕が絶望的な顔を浮かべて涙ぐんでいるのに兄はバッサリと事実を言ってのける。

ミーファちゃんはそんな俺を可哀想な物でも見る目で見てくる。

おかしい。

彼女も結婚していないはず、おまけに実家と揉めているからそういう話は来ていない筈なのにどういうことなのだろう。


「家を出た時に一生独身の覚悟を決めておりますので。」


と、ミーファちゃんはカッコイイ事を言っている。

なんだろう。

そういう話を待ち望んでいるけど来ない俺が女々しいみたいに感じる。


「貴族でなくてもいいなら俺が紹介しようか?」


と、兄はそんな俺の前に救いの手を差し伸べる。

でも、断る。

兄のことだ。何かしら裏の理由があるに違いない。


「貴族の令嬢に夢を見るのは早めにやめた方がよろしいですわよ?」


とミーファちゃんはまるで僕の心を覗いたかのような発言をして席を立つと先に帰ろうとする。

いや、僕も一緒に帰るよ。

あと、夢見るぐらいはいいじゃないか。

まだ貴族になって3か月程度なんだからもう少し夢の中に置いてやってくれよ。

現実なんて知りたくないよ。


そんなこんなで城に帰ると書類仕事を行う。

軍人と言えど書類の仕事は多い。

備品の補充や予算管理、警備のローテーション決めに班決め。

合同演習のスケジュール管理や任務の確認、兵糧の量とその管理もある。


「やることがいろいろあるな。」


以前までは部下の訓練だけしていればよかったが今はそうはいかない。

部隊の隊長としていろいろな物を管理しないといけない。


「ええ、ですから貴族のお仲間を作るのは私的な時間に行って下さい。」


ミーファちゃんの声が耳に痛い。

そんな時は体を動かしにたまに部下に交じって訓練を行う。

部下との交流も隊長の使命だ。


「サボらないでください。」


部下との交流も隊長の使命だ!


「勝手にサイン書いて提出して来てもよろしいですか?」


「それはダメだよ!!」


そんなこんなで毎日、仕事をこなしているとやはりたまには羽目を外したくなる。

そんなわけで何人かの部下を集めて食事に行かないかと提案した。


「隊長の奢りですか?」


ガレット君、一番最初に確認するのがそこなのか。

金欠だから無理だね。

というか、報奨金で何度か騎士団の皆を奢ったのにまだたかるのかい?


「金欠なんで高いお店はちょっと・・・」


「俺も無理です。」


と、お金がないから無理だとの声が上がる。

おかしい。

訓練漬けの毎日で浪費する暇がないはずなのになぜだ。


「では、私の家ではどうでしょう。今日は無理ですが、明日ならば大丈夫だと思いますよ。」


と、発言したのはアレックス君だ。

確かに、名門貴族のリードザッハ家ならば第三隊が全員で行っても大丈夫かも知れない。

騎士団の総勢は約1000人強。

それを5分割したのが我が部隊なので総勢は200人ほどだ。

さすがに全員ではなく何人かに絞るがので精々30人ほど集まれば良い方だろう。


「リードザッハ家に招待してくれるのか?!」


ミゲルさんが奇声を上げて喜んだ。

貴族に良い思いをしていないミゲルさんだけどやはり貴族のお屋敷は気になるらしい。


「本邸はまずいので別邸になりますがそれでよければ大丈夫かと思います。」


さすがは、名門貴族。

成り上がりの弱小貴族の僕と違って別邸があるのか。

僕の屋敷は本館のみでしかもその大きさは貴族としては小さい方らしい。

バルトラさん曰く、別荘としてちょうどいい大きさだそうだ。

そんなことを思っていると皆が「行きたい行きたい」と言い出したのでさすがに止めに入る。


「こらこら、新人にたかる様な真似はやめなさい。」


さすがに貴族と言えども新人にたかるのはまずい。

そんなことをすれば貴族の方々に変な目で見られかねない。

今回は悪いけどアレックス君には引いてもらおう。

そう思って彼を見ると彼は見るからに落胆していた。

余程、家に誘いたかったのだろう。


「ですが、せっかくの彼の行為を無駄にするのはどうかと思います。」


そんな彼に助け舟を出したのは以外にもミーファちゃんだった。

実家と対立しているから貴族の家に行くのを嫌がるかと思った。


「我が隊唯一の貴族ということでアレックスさんと隊員の皆さんとの間に距離があります。それを埋めるためにも今回の提案は悪くないと思います。」


そういってミーファちゃんは僕の眼を見据える。

確かに、そういった雰囲気があることは訓練に交じって知っているけど新人に奢らせるだなんて上司としてのメンツが立たないので僕も引くわけにはいかない。


「でしたらこうしましょう。参加者は会費を集めます。アレックスさんにはその会費内で料理とお酒を要していただきます。場所の提供をするアレックスさんからの会費は頂かない。これでどうでしょうか?」


ミーファちゃんの提案にただで食事ができると思っていた隊員達はガックリと肩を落とした。

確かにそれならば問題は無しだろう。


「不正をしないために会費は私が徴収してアレックスさんにお渡しします。アレックスさんに直接渡したなどという嘘を防ぐために私の所に持ってこなかった場合はもう一度徴収します。アレックスさんも上司だからと甘やかさずにお金の管理はきっちりと行って下さいね。」


「・・・はい!」


突然話を振られて驚くアレックス君だが特に問題はなさそうだ。


「では、日時と参加希望者を募りましょう。明日という話ですが急すぎるので何日か候補の日を上げて一番多く参加できる日にしましょう。」


こうして、ミーファちゃんの仕切りでリードザッハ家訪問パーティーが開催されることが決まった。

参加人数を絞るために食事会にしては少し高額の金額の提示だったにもかかわらず50人以上が参加を表明した。


「こんな大勢で大丈夫かな?」


と、アレックス君に尋ねたところ「50人程度なら大丈夫ですよ。200人は厳しかったですが150人ぐらいまでなら問題ありません。」と大貴族の風格を見せつけられた。




その日帰った僕はバルトラさんに集まりのことを告げる。


「リードザッハ家に行かれるのでしたら服装はどのように致しましょうか? 新しく仕立て直す必要がありそうですな。 早速、連絡いたしましょう。」


バルトラさんは、それは一大事とでもいう様に張り切るが、残念ながらその話は却下する。

なにせ、リードザッハ公爵家に騎士団の面々で行くのだ。

私服なんかで集まってリードザッハ家に不法侵入者が入り込む可能性もある。

なので、全員騎士団の制服を着ていくことになっている。

リードザッハ家入り口では僕は参加者の名簿を見ながら出席を取ることにもなっている。


「それは、部隊の長がやる仕事なのですか?」


バルトラさんの意見はもっともだが、ミーファちゃん曰く、僕が立つだけで犯罪抑止につながるらしい。

その意見を聞いてバルトラさんも納得して頷く。

単純に顔が怖いと言われている気がして複雑な気分だ。

だが、今回はリードザッハ家の安全のために一役買えるのだ。良しとしよう。




そんなこんなで約束の日。

僕は仕事が終わるとそのままの格好でリードザッハ家に向かう。

他の者達も仕事終わりにリードザッハ家に集合予定なので、それほど待つことがないと思っていたが、ミーファちゃん達女性陣はかなり遅かった。

というか、約束の時間に間に合っていない。


「女性は準備に時間がかかるのです。そんな小さなことを気にしているから縁談が来ないのですわ。」


と、遅れてきた女性人代表のミーファちゃんに文句を言ったら思わぬ反撃に遭い僕は心に傷を負った。

そんな傷ついた僕はトボトボと別邸に向かう。


「隊長早く来てください。」


僕が辿り着かないとパーティーが始まらないからか急かされる。

こういう時は飲んで忘れることにしたいので僕は早足をして会場に入って開会の音頭を取る。

別にどうということは特にない。

日頃の憂さ晴らしと新人の歓迎を祝してという適当なあいさつで切り上げて「乾杯」の一言を言うだけだ。

こういうのは手短な方がいいのだ。


パーティーが始まると無礼講という感じで軍人特有の階級上位主義はなくなる。

普通の部隊ならば気にするのかもしれないが隊長が僕だからか誰も気にしない。

やはり新米の隊長なので威厳が足りないのだろう。

だからといってこんな場所で威張っても本番で役に立つところを見せなければ部下はついてこない。

今回はひっそりと食事とお酒を飲むことにしよう。


「「「「おおっ!!」」」」


何処かから驚きの声が上がると同時に皆の視線が1ヶ所に集まる。

視線の先にはリードザッハ家の当主が妻を伴なって登場した。その後ろには娘と思われるドレスを着た女性が2人いた。1人は20歳を超えているのだろう妖艶な女性ともう1人は少女の様な幼さが残る可愛らしい女性だ。


(当主の名前はダグラス=フォン・リードザッハさんだよな・・・ 妻と娘さんたちの名前は・・・)


僕はバルトラさんから教わった家族構成とその名前を思い出しながら相手に近づいていく。

相手もこちらを見つけたのだろう。

奥様のミシェル夫人が少し僕の外見に驚き目を見開いて立ち止まったが旦那さんのダグラスさんが腕を引いて「大丈夫だよ」と微笑みかけて2人で歩み出した。

周りの者達もそれに合わせて移動し僕とリードザッハ家御一行の間に道を作る。

後ろからこちらに近づいてくる気配がするが恐らくはアレックス君だろうから気にせずにそのまま突き進む。


「やぁ、すまないね。少しだけお邪魔するよ。」


そう言ってダグラスさんは軽く挨拶をした。

ミシェル夫人はそれに合わせて微笑を浮かべると長年に渡り貴婦人として振る舞ってきたであろう優美な所作で一礼された。


「こちらこそ、騎士団内での集まりに場所を提供していただいてすみません。『緑の騎士団』所属、第三隊の隊長をしているデイビー=ダビットソンです。」


僕はできるだけ丁寧に一礼する。


「君の噂は聴いているよ。『緑の騎士団』期待の新人というところから先の戦での活躍までね。」


そう言ってダグラスさんが握手を求める所作をしてきたのでその手を取って握り返す。

年老いてはいるが剣を振り続けてできたであろうマメにより掌は厚く逞しい手をしていた。


「ハハハ。日々鍛錬して手は人よりも大きいと思っていたが君と比べると小さく見えるな。」


握手をするとダグラスさんは僕の手の大きさに驚きながら豪快に笑う。

それを見てミッシェル夫人も「あら、本当」と微笑んだ。

笑顔の2人を前にして同じように笑顔を浮かべる僕だが、貴族としても軍人としても立場が上のダグラスさんを前に笑顔が引きつっていないか心配だ。


「息子は少し頼りない所があるのでね。よろしく頼むよ。」


そう言ってダグラスさんは強く手を握ってきた。

その手から加わる力からダグラスさんのそれが本心であることを悟った僕は「精一杯やらせていただきます」と「お任せください」という意味を込めて軽く握り返した。

僕の意図が伝わったのかダグラスさんは笑顔で微笑んだ。

お互いに手を離した所でダグラス夫婦が左サイドにより半身になると後ろに控えていた娘二人を紹介してくれた。


「娘のリンディとソフィアだ。」


ダグラスさんに紹介された2人の可憐な女性は「リンディです。」「ソフィアです。」と名前を名乗ってくれた。

おかげでどっちがリンディでどっちがソフィアか分からないということがなくなった。

姉のリンディ嬢は王太子の婚約者だった色々と可哀想な噂話が出ている人だが、目の前に立っているこの女性は妖艶な感じだけど凛として悪い噂が立つようには見えない。

いや、美人な上に妖艶だから男性の眼をいやでも目を引くからそのせいで女性たちに疎まれて嫉妬されて最後にはあんな噂を流されたのかもしれない。

もう一人のソフィア嬢は美人よりも可愛らしいという言葉が似合う感じの美少女だ。

もしかしたら、まだ成人していないのかもしれない。


この国の成人指定は15歳からだ。

平民はともかく、貴族の令嬢などは12歳から社交界に出て顔を売り、将来の伴侶を探す。

婚約は15歳以下でもできるので、その頃から婚約者がいたりもする。

15歳になって問題なければ早ければその年にも結婚を行うこともあるが、歳の近い男性が婚約者の場合は男性の方が一定の地位を築いてから結婚する場合もあるので一概には言えないがここに1人で立っていることからソフィア嬢もまだ結婚はされていないのだろう。


「はじめまして、デイビー=ダビットソンです。」


僕は御二人に挨拶を返し、その後にダグラスさん達に副官の3人を軽く紹介してその場を離れることにした。

なんたって相手は王国に5人しかいない元帥の内の1人なのだ。

酒の席とはいえ下手な発言をすればどんな目に遭うのかわからない。


「ほほぅ・・・ 一癖も二癖もあるこの者達をまとめるとはどうやら武勇だけでなく隊長としても優秀なようだな。」


だが、ダグラスさんはそれを許してはくれなかった。

紹介した3人が有名人だったことで僕の株が上がり食いついて来たのだ。

副官の3人もダグラスさんと一緒にいたくないのか僕を生贄にしようと「隊長はすごいんですよ」と褒める。

他の隊員達も大貴族でしかも元帥のダグラスさんとお近づきになりたくないのか距離を取る。

そんな中飛び込んで来たのはアレックス君だった。

彼は部隊内での僕の印象を父親に語りそのせいで僕の株がさらに上がる。


この部隊の副官3人を紹介したのはまずかったかもしれない。

ミゲルさんは『青の騎士団』で貴族の子弟と揉めた過去のせいで軍内では有名人であり、ミーファちゃんは実家とのイザコザで貴族内で有名人だそうだ。

ダグラスさんもミーファちゃんには気を使って「ご両親とのことは聞いているよ。何かあれば力になろう」という社交辞令をしているが、実家の名前は出さないという気遣いをしていた。

ガレット君を紹介すると娘さん達に「他の方々を持て成してきなさい」と言って娘たちを遠ざけた。

ガレット君は平民の出だが気品ある美しい顔立ちとルックスで貴族の令嬢を誑かした前科があるらしい。


そのせいだろうか、僕の副官は『優秀だが問題がある人達』という不名誉な位置づけにいる。

まぁ、そのおかげで隊長として部隊をまとめる僕は勝手に『問題の多い部下をまとめ上げる上司』のポジションに置かれている。

今もそのせいでダグラス夫婦との会話を断ち切ることができずに焦ったりどもったりしながら続けている。

おかげで、アレックス君が手配してくれた『本当に会費で足りているの?』と思うほどに豪華な食事とお酒を口に運んでも味がしない。

そうして、ダグラスさんが僕に興味を持ち話をしている間に副官達三人はいつの間にかいなくなっていた。

相変わらず、僕と違って要領のいい人たちだ。


「隊長。少しいいですか?」


ダグラスさんと色々と話をしてしばらくするとガレット君が僕に話しかけてきた。

僕はダグラス夫婦に断ってからガレット君の話を聞く。

彼は僕に屈む様にお願いしたので屈むとこっそり耳打ちした。

その内容に僕の背中は凍りついた。


「庭影に不審な人物が数名います。」

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