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ぬいぐるみの走馬灯屋さん  作者: あかね坂
2/2

走馬灯1

声がした方を見ると、小柄な少年の姿がそこにはあった。


今までこんな人は居なかったはずなのに……


一瞬瞬きをすると、なぜか風景が変わっていた。


……なんだここ……カフェか?


いや、さっきまで私は暗いところに居たはずだ。


こんな一瞬で瞬間移動など出来るものか。


超人じゃあるまいし。


だがカフェらしき建物に私がいることには間違いない。


どういうことだ?


「お客さーん、どうしたんです?考え込んでますけど」


後ろから、さっきの少年の声がした。


私はバッと後ろを振り返った。


その少年はそっと笑い、私をカウンターに座らせた。


「コーヒーで良いですか?」


少年はポットを持って来て私に聞いた。


私はもう何が起こったかが分からなさすぎて頭がショートしそうだったから、とりあえず「はぁ……」とだけ答えた。


コーヒーを注ぐコポポポ、という音だけが響く。


少年は私にコーヒーを差し出して、おじぎをした。


「この度は御来店いただきありがとうございます。僕は『ユイ』と申します。この走馬灯屋の管理人兼オーナーです」


……走馬灯……屋?


え、もしかして、私……

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