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コユキの小さな恋の唄。  作者: 春夏秋冬
第1章、開始
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第5話、遠足

 シン、レン、コユキ、武尊、三花は海に遠足、4月の海は寒い。

 「うわー、海がいっぱい」

 「コユキ、子供じゃないだから」

 「コユキの人生で仲間と海って初めて、コユキの両親はコユキの人生を許すことはなかったから、親に忠実な忠犬タマ公にいなさって」

 返答に困ったシン、レン、武尊、三花、4人がわかるコユキは明るく、変わった奴も、暗い点もない、教育中に忠犬タマ公とはペットと人間を混同視した虐待、レンはシンの肩を叩く。

 「コユキは初めての人生、凄い海」

 「コユキ、弁当を作った、サンドイッチだが」

 「レン、食べます」

 「コユキ、シンは中学生まで養成所にいた、俺もなんだが」

 「養成所?」

 「そう、仕事の養成所」

 コユキが黙る、武尊、三花、シンは意外だなと思った。

 「コユキは一般家庭出身者だしな」

 「コユキは両親が全部を決めた、選択の自由とはなかった、両親が決めた一本道を歩いてた」

 「ふむ、両親は?」

 「復讐に殺した」

 意外な内容、普通の一般人みたいな奴ではないと4人はわかった。

 「コユキの両親はコユキの復讐に自殺処理した。表向きは自殺、実態は虜に車両突撃させた」

 割りと荒くれ者のダンジョン探索者達はこういった気合いがある奴、根性がある奴が嫌いじゃない、一攫千金のダンジョン探索者達の割りとあるある。

 「そうか」

 「怒らないの?」

 「怒らない、シンと俺は養成所出身者で、子供の更に幼い子供の更に幼い子供の頃に両親が捨てたし」

 「復讐した?」

 「復讐する気がない、養成所で楽しかったし、今は借金の支払いだ」

 「そう、武尊、三花は?」

 「あー、中卒後に親を殴ってダンジョン探索者なった」

 「似たり寄ったり」

 「へー、人生ってあった?」

 「あまりない」

 「あった」

 「三花はあったんだ。いいな」

 「コユキは両親を殺した後にどうしたの?」

 「高校中退してダンジョン探索者」

 「気合いが入ってるわ」

 「どんな主人公だよ」

 「両親に復讐&自殺処理と高校中退してダンジョン探索者なった主人公」

 「気合いが入ってるわ」

 「両親をぶち殺して気分は最高だったけど」

 気持ちいい奴だなと思った4人。

 「あの最悪の2人、外面はへこへこ、家庭では殿様、お妃、親に養われる子供は親に従いのが当たり前でしょうって吐く最低なかす」

 4人はわかった、こいつは本心を隠さないタイプ、本心に生きてるタイプ、何かとトラブルメーカーとムードメーカーを兼ねた問題児。

 「コユキ、薬は飲んでるか?」

 「レン、薬は飲んでない、ないって言われた、珍しい薬もない難病って」

 「そうか、コユキならいいか、シン」

 「気持ちいい奴だ、薬がないか、帰ったらシャルドネに聞くか」

 サンドイッチを食べるコユキ、4人はキレたタイプのコユキを、面白いと思うし、未來は大物だなと思った。

 気温は冷える春の季節。

 「シルフ」

 コユキが召喚したシルフ、4人は魔法と驚く。

 「シルフ、春風をよろしく」

 頷くシルフ、春風が舞う。

 「レン、水着持ってない」

 「コユキ、三花と買ってこい」

 「いこいこ」

 「待って、とても待って、え、水着を買うの?」

 「あれ、コユキは水着は買ったことは?」

 「ない、買い物も両親をぶち殺した後が初めて」

 「なる、なら」

 「レン、店が開いてる?」

 「開いてる、駅近い商店街にある」

 「レン、適当言ってない?」

 「大丈夫だ」

 双子の妹は疑わしいも、三花、コユキと買い物は楽しみ、特にコユキの水着に興味がある。

 「ワンピース水着なら」

 「コユキ、勇気を出しなさい」

 「ビキニ水着は抵抗がある」

 「どうして?」

 「だって」

 ビキニは問題はない、しかもダンジョン探索者達は小規模ながら、武装したりするごつい物があり、絡む狂人がいない。

 「だって、ビキニは露出が」

 「コユキは恥ずかしいの?」

 「抵抗ある、かなり抵抗ある、ビキニは」

 忍者養成所出身者のシンは普通にビキニ、18歳の三花はビキニデビューは中学生に済ませた、コユキのビキニに抵抗は2人からは初々しい、懐かしい思い出。

 「コユキ、両親を殺した後に買わなかったの?」

 「うん、ワンピース水着でいいなって」

 シン、三花はコユキが可愛い事を言ってるので、こいつ処女だと判断。

 「コユキ、処女?」

 「当たり前」

 「うわ、初々しい、こんな時代もあったな」

 「凄い化石燃料みたい」

 「そうだ、銃は」

 護身用にベレッタ位は持つ。



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