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ブラオと奴隷の首輪  作者: うさぎレーサー
第1章「犠牲編」
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第4話 捕縛と隷属

 逃げる。逃げる。逃げる。

 迫る騎士たちから逃げ回り、EXPをステータスに割り振る。

 AGIを上げて、より確実に逃げ回れるようにして。

 STRを上げて、クソむかつく身勝手国王をぶん殴ってやる。


「【パラライズ】!」


「ぐああっ!?」


 閃光が走った。

 同時に体がしびれ、動けなくなった。

 電撃か? スタンガンみたいな? 魔法攻撃ってやつか。たぶんMENを上げれば魔法防御力が上がるのだろう。ぬかった。焦って頭からスっぽ抜けていた。慌てて上げておく。麻痺からの回復が早まるといいが……。

 あと、INTは魔法攻撃力だろうけど、CONってなんだ? AGIに対応するものだろうから、魔法の素早さ? 制御力コントロールか。


「「確保ォ!」」


 麻痺していると、騎士たちが俺を押しつぶさんばかりに床へ押し倒した。

 STRにポイントを振る。腕力で騎士を押しのける。

 対抗して騎士たちの力が強くなる。手加減していたのか? 俺を……いや、騎士同士で傷つけ合わないように、か。


「があああっ!」


 迂闊。

 それは激痛とともに自覚した。

 骨が折れた。押さえつけられ過ぎたのか? STRばかり上げすぎて自壊したのか?

 とにかくVITが不足していた。慌ててVITにもポイントを振るが、防御力は上がっても回復力は上がらないようだ。


「むっ!? 強いが装甲薄ペラいぞ! 一気に押し潰せ! 命さえあれば後で回復すればいい!」


「「おおっ!」」


 たちまち騎士たちに押しつぶされ、ボコボコにされてしまった。

 手足が全部折れて、肋骨も何本かイカレたあと、やっと解放され、引き換えに抵抗できないまま首輪を装着された。

 その後で回復魔法を受けたが、もはや俺の自由意志はなかった。



◇◇◇◇◇


⚠️注意⚠️

この先16話まで、ほとんどこの調子(ストレスフル)です。

ストレス回は内容が少なめになっていますが、頑張って読んでくださると幸いです。

(2章の1話目にあたる17話の前書きに、1章のあらすじを追記しました)

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