第278話 エピローグ② ~ある少女~
前回のあらすじ)国境警備の任務を終えた一同はそれぞれ帰途についた
王宮。
極めて限られた者しか立ち入ることのできない、太陽王国たるハーゼス王国の国家中枢。
その一角に、天に向かって聳え立つ白亜の塔がある。
先端部にあるのは特殊な結界が施されたガラス張りドームの一室。
中には華やかな桃色の髪を腰まで垂らした少女の姿があった。
透き通るほど白い肌は真冬の朝の雪を連想させ、反対に薄桃色の瞳の中にはまるで春の花が咲き誇っているようにも見える。
冬と春。冷たさと温かさを同居させたような不思議な魅力を湛えた少女は、皮張りの椅子に気だるげにもたれかかり、裸足の足をぷらぷらと動かしながら、空を睨んで呟いた。
「まだ消えないなぁ……凶星」
7章終了です、お付き合いありがとうございました。
感想・誤字報告などもありがとうございます!
★★★お知らせ★★★
本編を収録した小説7巻、十乃壱天先生による続々重版のコミック4巻は【明日11/15】発売予定です。
メリッサ達のその後の様子をえがいた特典SS、だぶ竜先生の素晴らしい挿絵が盛り沢山ですので本作を応援頂ける方は是非ご購入を~!
★★★★★★★★★★
8章は年明け頃の開始を想定しています。
本作の公式X、公式サイト、ティザーPVが公開になりました!
アニメは2025年4月放送予定です。
★★★★★お願い★★★★★
公式Xのフォローを是非お願いします!
今後段階的に情報公開・限定お楽しみ企画などあると思いますので是非~!
奴らがぬるぬる動く…!
★★★★★★★★★★★★★
本章を収録した闇ヒーラー7巻は11月15日頃発売予定です。
また、十乃壱先生による続々重版のコミック4巻も同時発売予定です!
気が向いたらブックマーク、評価★★★★★、いいね などお願い致します……!