表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/105

俺の名は

 暗い・ここは何処だ?・・俺は目を開けているのかいないのか、それすらわからい程の闇。


 何でこんな場所にいるのか、いつから此処にいるのか、いつまで此処にいるのか・・・


 気がついてからどれくらいの時間がたっただろう。


 立ち上がって恐る恐る歩いてみるが、上手く歩けない平衡感覚がない、そもそも立っているのかさえわからない。


「おおおい」


とりあえず呼んでみた、声はでてるのか?


「あっ、きてたの?声かけてよ」

 女の声


「誰だ?」


「あっ、そっかそっか、ちょっと待ってね、君見えないよね」


 その瞬間、炎のような明かりが一つ点いた。


「うっ」


 暗闇の中いきなり点いたその炎はとても眩しく、目が開けられない・・・

 しばらくするとやっと目が慣れてきた・・・


 そこには一人の女が立っていた、真っ黒な腰くらいまでの髪、肌は真っ白だ、冷たそうな切れ長の奇麗な目、瞳は赤い、肌が白いからか強調する赤い唇、身長は170㎝位、黒が強めの青のチャイナドレスっぽい服、細身だが胸は大きめのナイスなバディ、多分俺が見てきた中では確実に一番いい女、とびっきりの上玉だ。


「いい女だな、誰だお前」

 いい女だな、コイツ俺のにならなぇかな。


「私はリンダルスームビシャレトア・ダ・スルーム、君たち風に言えば悪魔だね」


「な!悪魔だっ!ふざけてんのか?」


「ふざけてなんかいないよ、ほんとだもん、まっ信じなくてもいいんだけど、それで君は私になにをくれるの?右目?左手?それとも右手?鼻とか口みたいに一つモノは後でこまるからいらないんだけど、どうしてもって言うなら特別にいいよ」

 

 見た目の綺麗さとはかなりギャップのある話し方だ。


「はっ?何で俺がお前にそんな大事なモノあげんだよ」


「何でって、君はもう君の世界じゃ死んじゃって、バイバーイだからね、使わないでしょ? だから、消える前に私がここで強そうな子をスカウトしてるんだ、16人は集めたいんだけど、まだ君で9人目、もう時間がないから急いでるんだ、ねぇ何くれる?」


「俺死んだのか?、てかお前にくれて俺に何か得はあるのかよ?」


「あるよ、私の世界で私と一緒に戦える力をあげる」


「はっ? 戦う? 力? いらねぇよ、戦いたくねぇし痛いの嫌い、俺めんどくさいの大嫌いだから」


「じゃバイバーイだね」


「バイバーイしたらどうなるんだよ俺は?」


「そんなの私は知らないよ、自分で確かめてみれば」


「どうなるかわからねぇって、そんなコエーこと確かめられるか、俺はコエーのも嫌いなの、俺は好きなことしか興味がないの、好きなこと以外嫌いなの」


「そうなんだね、よくわからないけど、君がわがままなのはわかったよ、それより君さ、よくこんなに長くこの場所で話してられるね、他の子はすぐに限界だったのに、もう結構私と話してるよね、ちょっとごめんね・・」


 そう言うと女は男を抱きしめ、男の額に額をあてた。


「おっ!おい」


「あぁ~君すごいね、欲しいよ君すごく欲しい、君ならなんとかなるかもしれない、ねぇなんかちょうだい」


「なんだよわけわかんねぇな、そうだなぁ俺は死んでるんだよな~、このままバイバーイしたらコエーことになるんだよな、そうだっ!お前が俺のモノになるなら考えてやる」


「俺のもの?それって私とエッチなことしたいの? 私男は興味ないんだよね、女の子は好きだけど、だから私は処女なの、そう、バージンなの、でも子供は欲しいよね、う~ん、君顔はわるくないし力は持ってるし、う~ん、でも性格は問題ありそうなんだよね、う~ん・・・よしっ決めた! いいよ! 第一婦人って言うならなってあげる」


「はやっ、結婚まで決まったのかよ、しかも第一婦人!第二、第三もありなのか! 楽しそうな世界じゃねぇかお前の世界は、それで、お前にあげたところは、場所はどうなるんだ?」


「別にこれと言って不便はないよ、私と契約するための貢ぎ物って感じかな、不便があるとすれば1年に一度だけちょっと不便に思うかもだけど」


「そうかわかった、えっと・・・名前なんだっけ?」


「リンダルスームビシャレトア・ダ・スルームっもう忘れないでよ」


「覚えられるかそんななげー名前、リンだる、めんどくせぇな、リンでいいな!ハイ決まり」


「わがままだね君は、でもリンか、そんな風に呼ばれたことないけど気に入ったよ、リンでいいよ」


「可愛くていいだろ、お前、俺のものになるんだよな?」


「うん」


「なら決まりだ、どうせ一度死んだんだ、だったら俺はお前に全部やるわ、めんどくせぇから全部リン、お前にくれてやる」


「全部? 本当に全部くれるの? 」


「ああ、全部やる、その代わりお前の全ては俺のモノだ、いいか?」


「もちろんいいよ、後でいらないって言っても駄目だからね」


「ああ、了解した」


「やったぁ、じゃあ契約成立だね、君名前は?」


「俺? なんだっけ? えっと・・おおそうだ、俺は天志だ、天草天志アマクサテンシだ」



読んでいただきありがとうございます、、できるだけ、毎日更新していきたいと思います

評価していただけると、モチベーション上がりますので、できれば評価お願いします


誤字脱字、読みずらい所もあると思いますが、これからよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ