エルフと老魔法使い
「ドカン!!!!!!!!!!!!!!!」
いつもなら、朝の鳥の声で起きるはずの俺が今日は爆発音という聞きなれない音で目覚めた。
まだ日が昇ったばかりだった。
「隕石でも落ちたのか?」とありえない独り言をいいながらドアを開けて部屋を出た。
部屋を出ると同じ宿に泊まっているやつらが出てきた。
何十人もいる。
大体は人間だがエルフが1人いた。どうやら女性らしい。
さらに驚くべきことに、おれの隣の部屋に泊まっていたようだ。
みな眠そうな顔をしている。
エルフは別たが。
「なんだったんだ今の音?」1人の人間の女性が言った。
「おれの考えでは、ドラゴンじゃないか?」薄汚れたマッチョの人間が言った。
「この国の近くにドラゴンがいるときいたよ。」
「いや、ドラゴンと契約しているからそれはないだろう」
「ひとまず、外に出てみてはいかがかな?」
一人の老人の言葉で全員が静まった。
おそらく魔法使いだろう。
「何がおきてるか分かる最速の道だと思うぞ。ただし急がずにな、出口はとても狭いからのう」
俺は、出口には行かず部屋に戻った。
そして武器のナイフと金を確認して、部屋の窓から外に出た。
出るとそこは空き地で、だった。
ドサ!
音がしたほうを見ると先ほどの魔法使いがいた。
「おやおや、ずいぶんと賢いですな」と笑っていた。
おれが「あなたのおかげですよ。出口は‘とても‘狭いといってくれましたから」
「あの出口は狭いですがとてもはいりませんからね」
「ところであなたの名前は?」俺は尋ねた。
「わしは、人間の魔法使いのレイレンド・ラットじゃよ。ラットでよいぞ。」
「俺はケイだよ。」
互いの自己紹介が終わった。
「さておぬしの名前も聞こうか?」
俺の後ろから、きれいな声が聞こえてきた。
「エルフのガゼルです。よろしく」
後ろを見ると先ほどのエルフがいた。
どうやら軽やかに着地したようだ。
「こんにちは、ラットさんケイさん」
んちょっと待てよ声と名前からして
「もしかして男?」
エルフが笑いながらいった。
「はい、よく間違えられますねケイさん」
「とりあえず市場の方に行きましょう。」ガゼルが提案した。
「そうだねガゼルさん」俺が同意した。
「ガゼルでいいですよ」
こうしてエルフと魔法使いと少年という奇妙なチームが市場に向かった。
市場につくと人間が大勢いた。
エルフと魔法使いと少年という奇妙なチームはかなりの視線をあびた。
魔法使いのラットが「どうやらモンスターの襲撃じゃないようじゃのう」
「確かに夜見た市場と変わらない」ガゼルがいった
どうやら1度二人は市場を見たようだ。
「ラットとガゼルはいつこの国に?俺は昨日の深夜なんだけど?」
「わしは昨日の朝じゃよ、ケイ」
「私は昨日の夕方に」
ラットが切り出した。
「食事をせんかあのみせで、朝食を食ってないじゃろう?」
俺が「賛成だよ俺は!」
「そうですね。でわ」ガゼルが店のドアを開けた。
店の中はがらがらだった。
まあこんな早朝だからなそれに、爆発音で混乱しているんだろう。
食事はうまかった。
三人ともパンと牛乳だった。
ここ最近、携帯食料ばかり食べていたのでありがたかった。
ガゼルがラットにいった。
「ラット武器屋をしらないか?剣が欲しいんだ」
俺が聞いた。「腰にいいのさげてんじゃん、なぜ?」
ガゼルが「これは折れてしまってね」
ラットが「その剣見せてくれんか?」
「どうぞ」とガゼルは、剣をテーブルの上に出した。
ラットがその剣を抜いてみると、剣は半分の所で折れれてなくなっていた。
「これほどの剣が折れるとは、どのような敵にあったのじゃ?」
確かに俺も気になった。
この剣は、ドワーフの魔法で強化されている。
そう簡単には折れないはずなのだ。
「デーモンに出会ってしまってね」ガゼルが落ち込みながらいった。
「デーモンに会うなんてついてないね。俺1度も会ったことないよ」
ラットが不思議そうにいった。
「たしかにの、わしもここ100年ぐらい会ってないぞ。なぜ今頃・・・・・・。」
全員が考え込んだ。
「おっとイカンイカン話がづれたの。わしが案内しようぞ。ケイはどうする?」
俺は少し考え、「俺は携帯食料量が買いたいから市場に行くよ」と言い。
金をを置いて、店を出た。
ラットがつぶやいた。
「金ぐらいわしが払うのにのぉ」
ガゼルは、下を向きながら考え込んでいた。
「ガゼルいったい何を考えているのだ?」
ガゼルが「ケイのことです。彼もしかしたら・・・・・・」
「もしかしたら何なのじゃ?」
ガゼルは思い切っていった。
「伝説の賞金首 セバルト・レイ 何では?」
「何じゃと!! あの30億の?彼は何百年も前の時代の人だ」
ラットには、とても信じられないのであろう。
しかしガゼルはうなずいた。
「彼を170年前見たことがあります。」
「170年前?しかし彼はどう見ても13歳ぐらいじゃぞ」
「セバルト・レイは人間ではないと聞きます。たぶんデーモンなのでは?」
「ふぅむ。ところで150年前のどこで見たのじゃ?」
「あれは、デーモンの残党がたくさんいたころの話です」
そのときケイは、カジノに向かっていた。(買い物するって言ったのに)
ラットとガゼルが自分の正体を知ったとは夢にも思わずに。
続く
やっと書き終わりました。
恐らく書き間違いがあるので、よければ教えてください。メールで。