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2話


「そうなの水田さん?」


「そうだよ。な、水田!」


「水田さん、ピアノお願いして良いかな?」




・・・・・。


「水田さんお願いっ!」


「最後だしさお願い!!」


「水田さん」



みんなが私を見る




───まるであの頃のように・・・。


「水田さん?」


「はい・・・。」


「やっぱりお願いできないかなぁ・・・?」


「いや・・・。そんなこと・・・」


そんなこと・・・・


「・・・わ、私や・・・やります。」


おぉーーーー!!!


拍手があちこちから聞こえる。




和田君が、沼野さんが、みんなが笑顔で・・・・・。



  私はただ、ただ不安で____。

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