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不思議なカフェ  作者: 紙絵
第一章

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5/21

前兆

「白い猫来た?キレイな子だったでしょ?」

月曜日、バイトへ行くとミーちゃんが甲斐さんと話していた。

「来たよ。また来るって言ってた。あの子は野良猫?」

「そうそう。最近疲れやすいって猫集会で聞いて、ここ教えたんだ。」

おやつを食べながら話している。

猫集会って本当にあるんだな。


白猫は野良猫で名前がなかった。

勝手に付けるのもおこがましいので、白猫ちゃんと呼ぶことにした。


翌日、白猫ちゃんが来た。

「おくつろぎ下さい」

ソラが言う。

「そうする。」

ソラは何となく白猫を見て気付いた。

「あ、もしかして赤ちゃん?」

ソラが白猫に訊ねる。

「うん。だから体が重くて」

白猫は少し大きくなったお腹で床に寝そべる。妊娠していたから疲れやすかったのだ。

「来る途中、知らない人間に追いかけられたの。頑張って走ったからもうクタクタ。」

そういうと白猫はスヤスヤ寝てしまった。

「追いかけられた?」

ソラは不安になった。悪いひとだったらどうしよう。

「ミーちゃんが言ってた、猫の失踪と関係あるのかな?」

甲斐さんが冷静に分析している。

「心配ですね」

ソラは白猫を見つめた。


そしてその日以降、白猫は来なくなった。

「白猫ちゃん、捕まったらしい。」

開口一番、ミーちゃんが報告する。

「そんな」

ソラはショックを受けた。お腹の赤ちゃんは無事だろうか?

「他の野良猫が見てたらしい。」

「そうか…ミーちゃんも気をつけて。首輪付けてる?」

甲斐さんが訊ねる。

「うん、ほら」

ミーちゃんが上を向く。青い首輪が見えた。

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