表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不思議なカフェ  作者: 紙絵
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/21

休日

日曜日、甲斐は街を歩いていた。

あの本、今日発売日だったよなー

本は紙で読みたい派である。

良い天気だ。でもきっと、あのゲーム好きは今日も引きこもっているんだろうな…

ソラの事を考えていると、反対の歩道をこっちに向かってソラが歩いて来た。

あれ?ソラちゃん?

珍しい。外を歩いているなんて…

声をかけようとすると、ソラの隣に人がいる事に気付いた。

男だ。

甲斐と同じくらいの年齢に見える。

ソラとその男は、仲良さげに何やら話している。

ソラちゃんが笑ってる…!

甲斐はなんだか撃沈した。

バレないように近くのコンビニに入る。

なぜ俺は隠れるような真似を?

モヤモヤする。

とりあえずアイスを爆買いした。


翌日のバイト中も、気になるがどう聞こうか迷っているうちにミーちゃんが来店した。

「ソラちゃんあのさ〜」

「ミーちゃんは色々知ってるね」

2人で楽しそうに話している。

「甲斐どうした?眉間に皺よってるぞ?」

ミーちゃんに指摘された。

「…何でもない。」

皺を揉みながら答える。

「甲斐さん疲れてるんですか?あ!昨日貰ったんですけど、よかったらどうぞ」

ソラはロッカーに走ると鞄から、目もと用の癒し系シートをくれた。

「お店の前で配ってて、2つ貰ったんで1つあげます」

昨日ってことはあの時に、2つってことはこれはあの男の分ってことで、ちょっと貰いたくないけど、ソラちゃんがくれた物だし…

「ありがとう。」

葛藤の末にもらう事にした。

ソラが微笑む。かわいい…

「はぁ。」

甲斐がため息をつく。

「甲斐さん大丈夫ですか?なんか今日おかしいですね。」

ソラが真顔になる。ソラは動物と同じくらい感受性が強い。甲斐の精神状態が不安定なことは見抜かれている。

「…あのさ」

「はい」

「昨日ソラちゃんが歩いてるの、たまたま見たんだけど…」

「ええ!見られてたんですか?」

ソラは思ったより驚いている。というか恥ずかしそうである。

「いやあ!それはそれは…あ!もう時間ですね、私帰ります!お疲れ様でしたー」

ソラはさっさと帰り支度をして店を出て行った。

残された甲斐とミーちゃんは顔を見合わせた。

「…甲斐、あれはなんだ?」

ミーちゃんも驚いている。

昨日の姿を、俺に見られたのが恥ずかしかったってことか?

いつかは一緒になるといっても、その間にほかの相手を挟むこともあるか…

彼氏と歩いてる所を、親に見られたら恥ずかしい感覚なのか?俺は保護者?

甲斐は自信を無くしていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ