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『ベルサイユのばら』文庫新装版

本日の仕入4店舗目。

紗英は埼玉県内郊外のブックオフにいた。

目が棚の背表紙を追い、気になるタイトルを拾い上げる。

オートマチックに。


文庫コミックコーナー。

目に留まったのは『ベルサイユのばら』の文庫版、全5巻セット。1冊220円の値札が並んでいる。

全巻とも新版カバーだった。古びた店舗の棚に、状態は良好に見える。軽いヤケはあるが、小口やページに問題はなさそうだ。


新しいカバーのセットは、珍しい。

一般的なせどり感覚では、旧カバーのほうが価値があると思われがちだが、紗英の認識は違う。古いから価値があるとは限らない。

むしろ、新しいカバーのほうが状態が良く、読みやすいし市場価格も高い傾向にある。


問題は「売れるかどうか」ではなく、「いくらで売れるか」だ。

利益を確保できるかどうか。そこが重要だった。


判断はすぐついた。悪くない買い物だ。必要十分な利幅が見込める。


他にも何冊か、文庫や青年コミック、ライトノベルをカゴに入れた。

会計は5%オフクーポンを使い、合計で二千円ちょっと。


袋に本を詰め、店を出る。

バイクのリアボックスに荷物を収め、次の店へ向かう。

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