潮風は身勝手なまま
潮風が遠慮しないで
2人の距離を確かめてる
近づきもせず、
手をつなごうともせず、微妙な間隔
あの丘まで駆け足でいったら
案の定、息を切らして
あなたの肩にもたれかかった
次に出てくる言葉を
わたしは予想して
見渡すかぎり
たぶん、あなたと同じ風景の中で
灯台の灯りは
まだ出番を待ってる
すれ違うこと、ただ恐れてた
波打ち際には
それとは関係なく
力強さが増しているけど
あなたに願い事を聞いてもらった
無理なお願い事ではないことは確か
近すぎても遠すぎてもいけない距離に
あなたは気づいているのかな
それとも
わたしが気づかせてあげないと
いけないのかな
それとも、
わたしが手を握りしめたら
あなたは
わたしだけにやさしくしてくれるのかな
待ちぼうけ、したくない
灯台の灯りを頼りにしなくても
あなたが手を握り返してくれて
まっすぐに
わたしのココロを導いてほしいだけ