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俺の人生は選択の繰り返しである

作者: イニシャルF

 閲覧いただきありがとうございます。イニシャルFと申します。

今回初めての投稿になります誤字脱字表現力の無さが多々あると思いますがご了承ください。

さてこの作品ですが、自分なりにラブコメを書いたつもりです。では、本文へどうぞ。

   ~俺の人生は選択の繰り返しである~


~プロローグ~

「「恭介はどっちにするの!」よ!」

「はぁ…帰りたい」

 俺の名は、黒神恭介だ。とある選択肢を女性二人に強いられている。

~集い~

桜が舞う穏やかな風が流れる少し肌寒い四月の中旬俺は大学に向かっていた。

 「恭介今日暇か?」

 「バイトあるけど夕方くらいに終わるがなんかあんの」

こいつは泉聡。高校からの悪友。

高身長のイケメンである。昔に二股していたことがばれて、異性と問題になりよく俺が仲裁してたっけ。そのせいか高校の時は、他の友達はできなかったもんだ。

 「ちょっとな映画の製作について」

 「なるほどな」

映画研究会という名で言ってはいるが仲間内でやっているだけだ。

 「優香にも連絡しとくから亜沙美にも言っておいてくれ」

 「了解。今日のバイト終わったら連絡するわ」

 「おっけー、じゃあまたな。」

聡と別れた後、俺は教室に入った。

少し時間が経ち教授が来て講義が始まる俺は先ほど聡との会話で出てきた水口優香について考えていた。

水口優香彼女は俺達同じ映画研究会に所属している容姿端麗スタイル抜群だが性格はかなりアレなんだよな…。

映研の話かそれともそう考えていたら講義はあっという間に終わり俺は昼食に学食に向かった。

 「今日は何食べようか…」

ここの学食は種類豊富で納豆カレーや、とろろわさび豚トロ丼など合わなさそうで意外とおいしいメニューがある。

 「…」

食券を買い食堂の人に渡し出来上がるまで待っていた。

 「よう恭介お前はなににしたんだ」

 「今日はアレにしたぜ」

と意気揚々と答えた。

 「お前まじか…」

呆れた表情で聡は言った。

 「いやアレはないぜ」

余程嫌なのか俺は嫌いではないからなおまかせセット料理人が気分で作る料理でコアな人に人気なメニュー。

 「これは」

出てきたのはオクラメカブ丼うん緑だな丼の器いっぱいに緑一色なんというかなんだかなという感じ。

 「すげぇ緑だな」

 「意外といける」

ポン酢がいい感じにねばねばと絡まっていい味をしている完食後聡と雑談をしていた。

 「てか水口に話した?」

 朝に話したことについて聞いていた。

 「あぁ来るってよ」

 「そうか。俺のほうはバイト先で会うし、そこで話すわ」

 俺たち映研メンバーは、俺、聡、古城、水口だけなんだよな。今日の予定を話していたら次の講義の時間が始まろうとしていた。

 「恭介はこの後なんか取ってるのか?」

 「いや今日はもうないからバイトに行くわ」

 「そうか俺はまだあるし終わったら連絡するわ」

 「了解。」

そういい食堂を後にした。

眠いな。コーヒーでも、買いに行くか。大学を出て近くのコンビニに向かいコーヒーと煙草を買った。喫煙所で一服していると亜沙美の姿が見えた。

 「恭君じゃんはろはろ~」

 「よう古城。今から行くところか?」

同じサークル仲間の古城亜沙美天真爛漫な笑顔がよく似合うかわいい感じで誰にでもフレンドリーに話してくる奴だ。あとバイト先も同じである。

 「うん。せっかくだし一緒に行こうよ」

笑顔で答える亜沙美。

 「そうするか」

かわいい。あと、かわいい。もう少しでバイトの時間。めんどくさいなと少しばかりネガティブな思考になるも、隣にいる亜沙美を見てそんな考えも吹き飛んだ今日も頑張れる気がする。

大学から出て、徒歩十分のところにある喫茶店でバイトをしている。

店内は古い感じの内装だが照明もちょうどいい明るさになっていて飾り付けと相まってお洒落な感じになっている。店内に入り更衣室で制服に着替えて出勤した。

「おはようございます」

「あぁ黒神君もう来たんだねじゃあキッチン頼むね」

はい、と返事をしキッチン内の食器の片付けや調理の準備をしていた。

古城はホールで接客担当でお客様から注文を受け終わりキッチンにいる俺に伝票を渡しに来た。

 「ホットコーヒーとサンドイッチね~」

 「了解。」

いつも通り調理をして出来上ったものをトレーに乗せて古城に渡す。

 「はい出来上がったぞ」

 「おけ~持っていくね」

淡々と仕事をこなしていくと、あっという間にバイトが終わった。俺は、帰る支度をしていると、スマホから着信が鳴っていた。

 「恭介バイト終わったか?」

 SNSからメッセージが届いていた。

 「今から向かうとこ」

と集合場所にどのくらいに着くかなど、連絡しあった。古城に、そのことを伝えて向かいながら色々と話しをしていた。

 「ということで今日はこの後映画製作ついて話すことになった」

 「そ~いうことね。着いたね」

居酒屋内は大学が近いというわけか、学生が多く賑わっている聡がこちらに手を振って手招きをしていた。

聡たちは、もう注文していたのかすでにお酒を飲んでおり俺は席に着くとともに、ビールを頼み古城は、カクテルを頼んでいた。

 「今日は製作テーマについての話か?」

俺は疑問に思ったことを質問した。

 「そんなところだね」

どうするかな。映画なんてこれまで作ってみたものの微妙だったし

「そうよ今回はどのような脚本にするのかしら」

「どうだろうまずはどのようなジャンルにするか決めないとわからん」

アニメでもそうだがジャンルを絞らないと決めることもできないしなと考え込んでいると亜沙美がぼそりと口を開いて言った。

「…恋愛ものなんてどうかな?」

「いいわねそれならヒロインは二人にして主人公と三角関係にするってのはどうかしら?」

ったく物騒なこと考えるな。さては、最近ハマっているアニメの話を持ち込みやがったな。

彼女はアニメオタクだ。しかも重度で、好きなアニメについて饒舌なもんだから性格がアレなんて言われるんだよな。水口が原因で古城も見始めたらしいが、今回はなんのやつだ?水口色々見てるからなかくいう俺もアニオタなんだが。

「主人公の幼馴染の友達が主人公のこと好きで幼馴染は友達のことを応援するもふたりが仲良くなる姿を見て嫉妬してしまう自分の気持ちを知りやっぱり好きなんだと自覚して私も実は好きでしたというやつよ」

と水口は意気揚々と答える。さすがだぜセンスあるな俺もそういう系割と好きだなと内心納得していると、聡が

「いいね。それならバトル要素も入れるのはどうだ?」

「いや、待てバトル要素まで入れると話濃すぎるしめんどくさそうなので却下な」

聡は即否定されたのがショックだったのか落ち込んでいる様子だ。このバトルジャンキーめ、こういうのは学園恋愛ものでいんだよ。ほら水口さんも少しばかり不服そうな感じでにらんでるよ。あ~あ~、ビール一気飲みしてるよ…

「私は、片思い同士の男女が実は両想いでしたー、的な純愛ものがいいかな!」

いいよねそういうのなんというかもどかしさというかすれ違いがじわじわ来るよな。

「黒神君どっちにするわけよ」

「恭介君どっちのほうがよかった?」

と二人に問われるが、どっちもいいだよな映画作るとなると設定を複雑にしないような方が楽だし。

「俺的には構成的に水口の案がいいが、やはり古城の案も悪くない単純明快でいいし…」と優柔不断なことを言ってる間に、古城が店員さんに、カシスソーダひとつと頼んでいて、水口も生のおかわりとか言ってる。あれ、俺の話聞いてる?無視されてない泣きそう。

「てか君達もう酔ってない?」

聡が心配そうに言うが、古城はというと

「全然~酔ってないりょ~」

出来上がってるなこれは、古城あまり酒に強くはないんだから飲みすぎるなよ。と俺も心配そうに言うと、うん、と笑顔で頷く古城。可愛いな俺はニヤつく。そんなやり取りをしていると、水口が、急に絡んできた。

「だ~か~ら~私の案でいいよね、はいか、YESか、選びなさい」

選択肢が、おかしい。誰かこいつに日本語を教えてやってくれ。

「恭介は~どう~なのよ~」

なんで俺ばかり聞いてくる!?名前呼びになってるよ水口さん。てか聡も聞いて…あいつ逃げたな席にいねぇし、見渡してたらトイレに向かうところを見つけた。あいつめ面倒ごとをいつも俺に、押し付けて、と愚痴をこぼしていた。急に、古城が右隣に座り俺の肩に頭を乗せ上目づかいで囁いてきた。

「私の方がいいよねっ」

可愛すぎて反射的にうん、と頷きそうになるな。だけど決めかねる。水口の方も左隣にすり寄ってきて、絡んでくる。

「選びなさいよ~!!!”」

気のせいか、少しばかり赤面していた。普段のクールな彼女と違う表情で不覚にもかわいいと思ってしまった。だが、とりあえず…

「じゃあ二人の案を軽くまとめて…」

俺が、話をしている最中に彼女らが、被せてきてこう言ってきた。

「「恭介はどっちにするの!」よ!」

二人は、酔っぱらった表情で言ってきた。トイレの帰りか、戻ってきた聡は、こちらをにやにやと見ていた。

あいつタイミングを窺ってたな。色々と、こいつらに言いたいことがあるが…。俺は、溜息しながら呟いた。

「はぁ…帰りたい」

読んでくださりありがとうございます。どうでしたか?

できれば感想を書いてくれると嬉しいです。

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