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その頃の静香と柚希 その1

お久しぶりの更新です。

「しかし、お兄ちゃんや和人さんが通っている公立校でそんな事が起こってたなんてね……」


「本当にびっくりなのです。 クレームが入っているにも関わらず、我慢しろと生徒会が突っぱねるなんて」


「しかも、警察沙汰でしょう? ボク達が通っているここ葉月中は、校内でのバレンタインは禁止してますから、安心なんですがね」


 私、大谷 静香が通っている葉月中にて、昼休みに高校に通っている兄からの通話を終えて、未だに信じられないといった感覚だった。

 確かに今日はバレンタイン。

 チョコレートを欲する男子から見れば阿鼻叫喚の日だろう。

 兄の通っている高校では、何故か生徒会によってそれが当たり前にされてしまっているようで、近隣住民からのクレームにも生徒会が食ってかかり、警察沙汰に発展している。

 兄のクラスを始め、多数のクラスがその生徒会に不快感を示しているが、向こうは聞く耳を持たないから性質が悪い。

 そして、本日のバレンタインでは、教育委員会からの通達で、校長先生が校内でのバレンタインを禁止すると発表したが、それを気に食わない生徒会が校長室に殴り込みを掛けたらしく、午前中は自習という流れになったらしい。

 それを聞いて、柚希ちゃんは不快感を示し、護衛の美矢ちゃんも呆れていた。


「その生徒会、誰かと繋がりがないのかな?」


「ここでかつてあの警視庁の息子が起こした件が前例としてあるのですね。 美矢ちゃん、分かります?」


「真矢が調べた内容が、メールで届いているみたいですね。 でも、もうすぐ昼休みが終わるみたいですし、トイレに行ってから教室に戻りましょう」


 そうだった、もうすぐ昼休みが終わるんだった。

 私と柚希ちゃん、そして美矢ちゃんは一緒にトイレに行った後で、教室に戻り午後の授業に臨んだ。



◇◇◇◇◇


「え!? 真人お兄ちゃんのクラスが生徒会に直接クレームを!?」


「そうみたい。 お兄ちゃんのクラスだけでなく他のクラスも一斉にだけど」


「それだけ生徒会に不満があったのですね」


「どうも、今日は一日中自習になっちゃったみたい。 生徒会が勝手に新たな役員を決めようとしたのを知ったみたいで、先生達が阻止しているらしいけど」


「問題ばかりの生徒会なのですね」


 午後の授業が終わり、放課後に差し掛かる所になって裕也さんからメールが届いた。

 その内容は、兄や和人さんのクラスを中心に他のクラスも同調して問題しか起こさない生徒会にクレームをぶつけに行ったというものだった。

 詳しい内容は別のメールで記載されており、なんと生徒会の役員を現在の生徒会長が自分と同じ意思を持つ者だけで再構成しようとしているらしかった。

 そういえば、今年の生徒会の選出は職員会議で特別に決めるって言ってたっけ。

 そのせいで、今日の授業は全て自習と言う結果になったようで、不満爆発したクラスメートが先陣を切って直接生徒会にクレームをぶつけたという事なのだろう。

 問題ばかりの高校の生徒会に柚希ちゃんも呆れてものが言えなくなっているようだ。


「その件と並行して問題の生徒会長にまつわる情報を真矢のメールを経由して届いたのです」


「どんなのです?」


 そこに美矢ちゃんが、真矢ちゃんのメールに入っていた情報の事を言おうとした。

 柚希ちゃんも気になっているようだ。

 あの問題の生徒会長関連だし、気になるだろう。

 兄と和人さんが心配だしね。


「お兄さん達が通う高校の現在の生徒会長は……【(くるぶし)グループ】の御曹司らしいです」


「「ええぇ……」」


 公立高校に御曹司が入学していたのか……。

 和人さんみたいに楠家のしたきりならいいんだけど、この生徒会長はどんな理由で公立高校に入ったのだろうか?



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更新は現在不定期ですが、今後もよろしくお願いします

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