柚希ちゃんと膝枕
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「いやー、まさか柚希ちゃんが膝枕してくれるとは思わなかったなぁ」
「えへへ、一度してみたかったのですよ。 どうですか?」
「ああ、心地いいよ。 眠ってしまいそうだ…」
家に帰って、みんなでゲームをして楽しんだ後、静香と縁が夕食を作るためにリビングへ。
和人と裕也はひとまずおじさんに連絡してから、静香たちの手伝いだとか。
一方で、俺はというと柚希ちゃんに膝枕をされていた。 彼女からのお願いらしいので、俺は素直に受け入れた。
「真人お兄ちゃん」
「ん?」
「テストお疲れ様なのです。 あの出来事の辛さが抜けきらない中でよく頑張ったのです」
俺にそう労いながら、柚希ちゃんが俺の額部分をナデナデしてくる。 なんだかこそばゆいが、彼女なりの思いやりなのでこれも素直に受け止めていく。
なんだかんだで、こうして柚希ちゃんといる時間が至福のような感じになる。
「まぁ、赤点さえ取らなかったら、夏休みは迎えられるしな」
「もし、無事に迎えられたら一緒にプールに行きませんか?」
「プールに?」
「はいです。 真人お兄ちゃんと一緒に泳ぎたいのです」
膝枕状態を維持したまま、柚希ちゃんが夏休みを迎えられたら一緒にプールに行かないかと誘われた。 やはりというか、俺と一緒に泳ぎたいようだ。
彼女の誘いを断る理由はない。 折角の彼女の誘いだ。 これも受け入れよう。
「いいよ。 一緒に泳ごうか」
「ありがとうなのです♪ 嬉しいのです♪」
彼女のお誘いをOKすると、嬉しそうな笑顔を見せた。
やっぱり彼女の笑顔は…最高やな。
「それで、どうするんだ? 楠家のプールで一緒に泳ぐか?」
「もちろんです。 いきなり市民プールは流石に怖いのです。 変な人とかがいそうなので…」
「だよなぁ」
市民プールや遊園地などのプールは、賑わいを見せるのだが、その中にナンパ野郎やらルール無視の屑野郎が紛れ込んでいる事が多い。
なので、最初は楠家にプールを使わせてもらおうと考えている。 おじさんも承知してくれるはずだ。
「夏休みの間ならいつでもいいから、楠家のプールで楽しもう」
「はいです。 楽しみなのです」
「お兄ちゃん、柚希ちゃん。 ご飯が出来たよー」
「よし、名残惜しいけど食べようか」
「了解なのです!」
ひとまず柚希ちゃんとの約束を取り付けた直後、静香が入ってきて夕飯が出来たことを伝えた。
膝枕タイムはこれにて終了。
俺達は、待っていた和人たちと夕食を楽しんだ。 今週も両親は楠グループの会社の寮で住み込みだ。なので複数の友人と食べる食事も新鮮味が湧いてくる。
食べ終わって、暫くしてから四人の帰宅を見送った。
今回は徳山姉弟が護衛をしているから、大丈夫だろうと思いながら見送ったのだ。
翌日、テストが返ってきたが無事に赤点は免れたので、安心して夏休みに入ることができるようになった。




