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刺した犯人は、あの女

「母さん……!」


「真人、静香……。 それに和人君と柚希ちゃんも……」


「真人君、静香君もしばらくぶりしゃな」


「じっちゃんも……」


 轟姉妹の片割れの美矢ちゃんから、父さんが刺されたと聞き、おじさんの車で病院に急いだ。

 病院内には、母さんと俺を助けたじっちゃんもいた。


「ごめん、母さん。 父さんが刺されたって知ったの今朝なんだ……」


「いいの。 手術は成功して命に別状はなかったから。 それにせっかくの楽しみを壊したくはなかったから……」


「お母さん……」


 父さんは無事に手術は成功、命に別状はないようだ。

 だが、誰が父さんを刺したのかは分かっていない。


「真人君、暫くぶりだね」


「あ、あなたはあの時の……」


「ああ、静香君の一件で会って以来の警視総監だ」


 そして、静香が性的ないじめを受けていた時に、柚希ちゃんと和人のお母さんが呼んだとされる警視総監の人もいた。


「君の父親を刺した犯人を言う前に、謝罪しないといけなくなってね」


「どういう事でしょうか?」


 警視総監が俺に謝罪というのはもしかして……?

 嫌な予感が頭を過る。


「君を捨てたとされ、絶縁した元母の座間(ざま) 葛葉(くずは)が脱走してしまってな……」


「な……!?」


「だ、脱走したのですか!?」


 あの元母が脱走した事に俺と静香は驚きを隠せなかった。


「ああ、奴は刃物を持って真っ先に君の父親を狙っていたものと見られる。 それだけでなく、奴は目撃者の人をすかさず刺し殺していたよ」


「目撃者まで……」


「大方、口封じ的な形で殺そうとしたのだろう。 それをあちらの(くすのき) 光司(こうじ)さんが止めてね」


「お爺様が……」


「まぁ、残念ながら奴は刃物を持ったまま逃げられてしもうたがな」


 柚希ちゃんがびっくりするくらいにアクティブに動くんだな、じっちゃんは。


「光司さんの証言と刺された目撃者の中から壊されなかったスマホの動画から奴……座間 葛葉が脱走した上で殺人を犯したとして指名手配する事にした」


「殺人?」


「刺された目撃者の何人かは死亡し、かつスマホを壊されたからな……。 口封じも徹底していたという事だ」


 あのクズはついに殺人を犯した訳か。

 どこまでもクズすぎるな。


「おそらく奴は君を狙ってくるだろう。 なので、私も護衛的な感じて、側にいるとしよう。 奴の脱走を許した不手際も精算しないといけないからな」


「こっちも縁と裕也を付けるよ。 二人は武術も長けてるしな。 二人共、頼めるか?」


「ええ、任せて」


「警視総監さんとのタッグだ。 必ず奴を捕まえよう。 真人の為にも」


 縁と裕也もやる気満々だ。

 俺が安心できる為にも、あのクズを捕まえないとな。

 和人と柚希ちゃんは、一旦おじさんの車で家に帰り、俺と静香、そして裕也と縁は警視総監と一緒に刑事さんの車で自宅に帰る事にした。

 なお、母さんは引き続きじっちゃんと一緒に父さんの側にいるようだ。


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モチベ維持につながるので…。


更新は現在不定期ですが、今後もよろしくお願いします。

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