柚希ちゃんとクリスマス その2
さて、今日のメインとなるプレゼント交換が始まった。
まずは、護衛組からプレゼントが渡される。
「お、これは……?」
「あ、真人お兄ちゃん羨ましいのです。 私も欲しかったボードゲームなのです」
「ああ、成る程……。 じゃ、後で一緒にやる?」
「はいです♪ 楽しみです♪」
轟姉妹から俺に渡されたのは、ボードゲームだった。
どうも人気のボードゲームのようで、柚希ちゃんも欲しがっていた一品らしいので、後で一緒に遊ぶ事にした。
笑顔で嬉しそうにする柚希ちゃんは可愛いなぁ。 抱き締めたくなる。
後は、和人にはカードゲームだったり、柚希ちゃんや静香にはリボンだった。
縁や裕也からも、似たような感じだった。カードゲームが花札だったりはしたが。
護衛組のプレゼント交換が終わり、次は柚希ちゃんや和人からプレゼントが渡された。
「これは……」
「真人お兄ちゃんが料理が得意なので、フライパンとかステンレス鍋にしたのです。 いつかの時に買い換えたいって言ってたのを思い出したので」
「ありがとう、柚希ちゃん」
「えへへ、どういたしまして♪」
一方で和人からのプレゼントは、アクションゲームソフトだった。 これも欲しかった奴だ。 ありがたく貰っておこう。
「あ、私には指輪?」
「ああ、あまりいいのが思い浮かばなかったし、せっかく恋人同士になったからと思ってね」
「あ、ありがとうございます……」
和人から静香へのプレゼントは、なんと指輪だった。 金持ちはやることが違うなぁ。
静香も顔を赤くしてるし、進展はしてるんだろうな。
そして、俺と静香からのプレゼント。
昨日、限られたお金で静香と買い物で買ったプレゼントを和人と柚希ちゃんに渡す。
「お、こいつは俺が求めてたRPGゲームじゃないか! よく見つけたな!」
「辛うじて一個だけあったんですよ」
「真人お兄ちゃん、これは銀の首飾りですか!? 高かったのでは……?」
「こうして元気でいられるのは、柚希ちゃんのおかげだしね。 せめてこれくらいは……と」
「真人お兄ちゃん……、ありがとうなのです。 早速着けてみますね」
柚希ちゃんは早速首飾りを身に着けてくれている。
「似合うよ、柚希ちゃん」
「えへへ、真人お兄ちゃんから貰ったこの首飾り、私の大切な宝物になったのです」
「そう言って貰えたらプレゼントした甲斐があったよ」
「じゃあ、そろそろお泊りでもしましょうか?」
「二人の世界はそこで紡いでもらいましょう」
「お、おおぅ」
轟姉妹に言われるまで気付かなかったが、いつの間にか二人の世界が形成されかけていたようだった。
縁や裕也もお茶が甘くなったなぁと呟いていたらしいが……?
「和人坊ちゃんと静香ちゃんは先に部屋に行ってますよ」
「さぁ、お兄さんとお嬢様もお部屋に」
「あはは……、じゃあ真人お兄ちゃん、行きましょうか」
「そ、そうだな」
少し照れながら、柚希ちゃんと俺は彼女に手を繋がれたまま、柚希ちゃんの部屋に向かう。
俺と柚希ちゃんは、柚希ちゃんの部屋で、和人と静香は和人の部屋で寝泊まりする事になっていた。
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更新は現在不定期ですが、今後もよろしくお願いします。




