柚希ちゃんとテニス その1
お待たせしました。
ようやく更新しました。
ハロウィンが終わり、もうすぐ冬になろうとする時期……つまり11月の中頃の日曜日。
俺と静香は、電車で2つ先の駅前にある運動公園に来ていた。
昨日、和人と柚希ちゃんがテニスをしようと提案されたからだ。
俺も静香も運動はできる方だから2つ返事で受け入れた。
当然ながら、轟姉妹や徳山姉弟も参加するようで、その際に指定されたのが、今いる運動公園なのだ。
ここならテニスコートの数もかなりあるので、2つ使えば多人数でやり易い。
なお、俺達は高校生以下の年齢なので、1時間ごとに250円……二面使うので1時間ごとに500円になるわけだが、楠家が払ってくれらしい。
「柚希ちゃんや和人は先にテニスコートに着いているみたいだな」
「そうだね、急ごう」
俺と静香は、和人と柚希ちゃんがいるであろうテニスコートがある場所に急いだ。
「お、来た来た」
「真人お兄ちゃん、静香ちゃん、こっちなのです!」
「和人さん、柚希ちゃん、お待たせ」
「悪い、ちょっと準備に手間取った。 しかし、いい場所を取ったな」
「ああ、トイレと駐車場に近い場所を確保できたよ。 幸い人が少なかったからな」
「縁お姉ちゃんや裕也お兄ちゃん、美夜ちゃんと真矢ちゃんも既に着替えたのです」
言われてみれば、柚希ちゃんや和人、そして護衛で来た縁達はすでにテニスウェアに着替えている。
柚希ちゃんのテニスウェア姿も似合ってるよなぁ。
「あそこに更衣室があるから、そこで着替えるんだ。 俺達もそこで着替えたぞ」
「はい、静香ちゃんのテニスウェアなのです」
「あ、柚希ちゃんありがとう」
「じゃあ着替えるか」
「うん」
俺と静香は、早速更衣室に行き、テニスウェアに着替える。
ロッカーもちゃんと施錠して貴重品も持ってテニスコートに向かう。
「着替え終わったか」
「静香ちゃんも似合うのです」
「あはは、ありがとう」
傍から見ても静香のテニスウェアも似合うんだよなぁ。
和人の奴、無言で顔を真っ赤にしてやがる……。 ハロウィンで進展したのかと思いきや、まだ初心が抜け切れてないのか。
まぁ、静香の性的いじめのトラウマも考慮しているのかも知れないけど。
「さて、静香ちゃんは私と早速シングルスでやるのです」
「よーし、負けないからね!」
「じゃあ、俺達護衛組は隣のコートでやってくるよ」
柚希ちゃんが静香とシングルスで、裕也たち護衛組は隣のコートで同じくシングルスらしい。
球拾いとして俺は柚希ちゃんの後ろに、和人は静香の後ろに移動する。 護衛組も縁と真矢ちゃんが同様の位置に移動したようだ。
「じゃあ、始めるのです! えいっ!!」
「わわっ!!」
柚希ちゃんが先にサーブを打つ。
その際に、スカートの中のアンダースコートが見えてしまったので、ドキッとしてしまった。
それでも構わず柚希ちゃんは静香と打ち合いをしている。 40-40になった所でなかなか決まらなかったが、集中力が先に切れたのは静香だったようで、結果的に柚希ちゃんが勝ったようだ。
「あちゃー、負けたかぁ」
「でも、すごくいい勝負だったのです。 次は真人お兄ちゃんと兄様ですね」
「よし、やるか」
「ああ、負けないぜ」
とはいえ、賭けもしないので気楽に勝負してみよう。
久しぶりのテニスだからな。 そう考えていたら先にサーブを打つ和人が仕掛けて来た。
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