自宅前にて…
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今日の授業が終わり、和人や徳山姉弟と共に帰宅する為に校門に向かうと、柚希ちゃんと轟姉妹が待っていた。
後ろには黒塗りの高級車があるから、きっとおじさんのだろう。
「真人お兄ちゃん、兄様、待っていたのです」
「柚希ちゃん、中学校での奴らの様子は?」
「静香ちゃんが来なかった事に苛立ちを感じていたのです。 今の担任も怒り狂ってましたね」
「ある意味予想通りか」
柚希ちゃんから、中学校の様子を聞いてみたが、現在の担任や静香をいじめていた奴らは怒り狂っていたり不機嫌になったらしい。
「サンドバッグの役割が来なくなった事が気に食わないんでしょうね。 奥方様にも伝えた所、切り札を使うみたいで、現在動いていますよ」
「その切り札が気になるんだけどなぁ」
「私にも教えてくれなかったのです。 お母様の考えですけど…」
「俺も教えてくれなかったからな。 まぁ、お袋の事だ。 すげぇパイプを用意しているかもしれないな」
昼休みに縁が言っていた切り札の事なんだろうけど、柚希ちゃんや和人にすら教えてくれなかったらしく、その切り札はおばさんの方が持っているらしい。
あのお偉いさんの息子や取り巻きにギャフンと言わせる位なのだろうなと期待はしたいが…。
「今日も真人お兄ちゃんのお家によるのです。 静香ちゃんが心配ですから」
「俺もそうするよ。 静香ちゃんを元気にしてやりたいしな」
「私達も同様です。 ささ、早く車に」
轟姉妹に催促される形で、俺達は車に乗って自宅へと向かった。
その間におじさんからも色々話をしてくれた。
やはり、校長にお金で丸め込まれたらしくお偉いさんの息子が何をしようとも見て見ぬふりをしろと、そのお偉いさんが脅していたそうだ。
おじさんやおばさんは、じっちゃんと共にそれを上回るパイプを使って今回の件の解決を急ぐようにお願いしているらしい。
その内の一つが今、行使されて俺の家に向かってるんだとか。
多分、家に乗り込まれる時の対策かも知れないな。 護衛さんがいるとはいえ、奴も数で向かってきて、静香を無理やり登校させて、性的な意味でのサンドバッグにしようとするだろう。
「あれ? 真人お兄ちゃんのお家に人だかりができてるのです」
「本当だ。 ありゃ、何だ?」
俺の家に近付いた所で、柚希ちゃんが人だかりができている事に気付き、和人も驚いていた。
当然、俺も驚いていたし、何があったんだと焦りを感じたが、よく見ると仁王立ちして相手を睨み付けているのはおばさん…柚希ちゃんの母親で、同様に仁王立ちして睨み付けている人が三人…。
そのうちの一人はじっちゃんだったが…。
「ああ、父さんと妻がやってくれたみたいだな」
「おじさん、これは…?」
「静香くんを性的にいじめていた奴の父が警視監で母が教育委員会の委員だと判明したからね。 父さんからは教育委員会の教育長を妻からはその上の警視総監を呼んだんだ。 柚希の中学校での護衛を担当する同じ中学生の子から手に入れた情報を元にね」
「という事は、おばさんに睨まれてる奴らは例のお偉いさんの息子と現担任の教師だって事か」
「ホントに突撃してきやがったか…!」
やはり、静香を無理やり登校させるために、家に突撃したようだが、先回りしていたおばさんとじっちゃんが一枚上手だったという事か。
「さて、我々も加勢しようか」
おじさんが車を降りて、俺達もそれについていく。
そして、警視監の息子と糞担任の前に俺達は睨みつけてやった。
「お前ら、静香にまた性的いじめをしようっていうのかぁ?」
「「ひぃっ!?」」
俺の睨みで件の二人は怯えてしまったようだ。
だが、真の地獄はこれからだぞ?
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