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柚希ちゃんと遊園地 その3

少し間が空きましたが、更新しました。

いつも閲覧ありがとうございます。

「ふわぁ…、すごく高いです。 絶景なのです」


「柚希ちゃん、怖いのか?」


「あっ、違うのです。 建物が小さく見える高さだから、感動していたのです」


「そうだったのか。ごめん…」


「私の方もごめんなさいなのです。 言い方が悪かったせいて…」


 現在、柚希ちゃんと観覧車に乗っている最中だ。

 そこそこ並んでいたとはいえ、そんなに待ち時間は掛からなかった。

 そして、順番が回り俺と柚希ちゃんは一緒に観覧車に乗る。 その観覧車が頂点付近に達しようとした所で、柚希ちゃんが景色を見てこう言った。

 お互い謝ってしまったが、柚希ちゃんも俺もこういった景色は絶景なのだ。


「真人お兄ちゃん」


「柚希ちゃん?」


 景色を見終わった柚希ちゃんは、俺の方に顔を向けた。

 俺も不意に柚希ちゃんの顔を見つめる。

 観覧車は、少しずつ地上に降りていく段階だ。


「今日は、すっごく楽しかったのです。 真人お兄ちゃんと一緒だったから。 お兄ちゃんはどうですか?」


「俺も柚希ちゃんと一緒だったから、楽しめたよ」


 柚希ちゃんと一緒だったから、楽しい。

 俺がそう言うと、柚希ちゃんは満面の笑顔を浮かべる。 夕日に照らされているのもあってか、その笑顔がまるで神秘のような感じに映っていた。


「私はどんな事があっても、真人お兄ちゃんと一緒に歩んでいきたいのです。 真人お兄ちゃんの方は、一応の解決はしていますが、まだ不安があるみたいですし、私の方も先ほどのお見合い要求だったり等で悩んだりしてます」


 確かに俺の方は、あの元母や元義姉が逮捕されたとはいえ、いつ現れるかは分からないからまだ不安要素はある。

 柚希ちゃんの方も、和人が言った通りのお見合い要求があったり、さっきのトイレの途中に誘拐しようとしたりで、彼女の周りも安泰ではない。


「それでも、私は真人お兄ちゃんが好きであるという想いは変わらないのです。 真人お兄ちゃんを支えたいという意思も」


「俺も同じさ。 どんな事があっても柚希ちゃんを愛してる。 それを言葉だけでない事をいつかは証明したい」


 柚希ちゃんがそれでも俺の事を好きでいてくれるように、俺も柚希ちゃんの事を今でも愛してる。

 言葉だけでなく、何かでいつかは証明したいと思うようになった。


「ありがとうなのです。 それなら、お家に戻った後で、ゆっくりキスでもお願いできますか?」


「ああ、もちろんだよ。 まぁ、柚希ちゃんが時間が許せる日に他の事もしたいけどね」


「えへへ、楽しみにしてます。 あ、そろそろ降りる準備をするのです」


 そうしているうちに、観覧車は一周まわり終えて地上に着くようだ。

 スタッフがドアを開けてくれたので、俺達はすぐに観覧車から降りた。


「さて、そろそろおじさんが迎えに来る頃だろうし、駐車場に戻るか?」


「はいです♪」


 俺と柚希ちゃんは手を繋いで、楠のおじさんがいると思われる駐車場に向かっていった。

 トイレでの件からどうなったかも気になるしな…。


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更新は現在不定期気味ですが、今後もよろしくお願いいたします。

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