酷暑と和人からの電話報告
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「あっちぃ~…」
「暑すぎるよね~…。 エアコンの冷房が効いてないんじゃないかってレベルだよ…」
あれから時が経ち、夏休みも後半に入ろうとしていた。
俺と静香は、かなりの暑さのために、リビングのソファーでぐったりしていた。
「柚希ちゃんも、夏バテで現在お休み中だって…」
「ああ、分かるよ。 今、スマホで天気予報見たら、最高気温が39度だってさ」
「うぇー…、猛暑を越えて酷暑じゃん…」
スマホで天気予報を見た時に、最高気温が39度だと静香に伝えた時に、静香はげんなりした表情になっていた。
柚希ちゃんが夏バテになって、休養する位なのだが、この酷暑はしばらく続くとの事らしい。
「ん? お兄ちゃん、スマホに着信来てるよ?」
「あ、本当だ。 和人からか?」
ぐったりしている最中に、和人からの着信がきた。
多分、あいつらの件だろうが、聞いておいて損はないだろう。
「もしもし?」
『お、真人。 絶賛夏バテ中か?』
「当たり前だろうが。 こんな酷暑なんだからさ」
『まぁ、柚希も夏バテで休んでるくらいだからな。 それよりもな…』
「ん?」
電話越しの和人の声のトーンが変わった。
やはり、奴ら絡みの話なのだろう。 俺は覚悟して聞くことにした。
『お前にとっては忌むべきの母娘…、その娘の方の香里だっけか? そいつが明後日に北海道から戻ってくるんだとよ』
「北海道?」
『なんでもドラマの撮影でらしい。 それが約二週間そこにいたようだ』
へぇ、あの毒義姉…北海道にいたのか。 ドラマの撮影とからしいが…?
『それで、あの母親が空港まで迎えに行くそうだ。 親父たちはその時に現行犯逮捕ができるように仕込むらしいぜ』
「なるほどな。 でも、よくその情報が手に入ったな」
『うちの徳山家を含んだ暗部ファミリーが色々と忍び込んで情報を収集してくれたんだよ。 今回に限っては特にお袋は乗り気だ。 リスクは高いがな』
そりゃあそうだ。
仕込みを間違えたらこっちが警察のお世話になる可能性も高いのだ。 なので、慎重に事を進めていたのだろう。 それが明後日に仕込まれるということか。
『お前もケリは付けたいだろうが、出来れば親父達に任せたほうがいいけどな』
和人がそこまで言ってくれているのは有り難い。 俺としてはトラウマがあるから下手に踏み込めないだろうし。
だが、何らかの形でケリは付けておきたいが…。
「分かった。 そこはおじさん達に任せるよ」
『よし、じゃあそれを親父に伝えておくな』
「悪いな、和人。 いつも助けられてばかりだ」
『気にすんな。 じゃあ電話切るぜ。 暑さで倒れるなよ?』
「ああ、気を付けるよ、それじゃ」
そう言って、俺は通話を切った。
静香も横で真剣に聞いていたようで、いよいよだね…と言っていた。
とにかく、明後日のおじさん達の行動に期待してみるとしよう。
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