朝の妹との会話
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「お兄ちゃん、おはよー」
「あ、静香おはよう」
柚希ちゃんとのショッピングデートから三日経った。
和人と柚希ちゃんは、昨日と今日で一泊二日の家族旅行に出かけている。 夕方に戻るそうで、お土産を持ってきてくれるのだとか。
そんな事を考えて、朝の料理を作っていたら静香が起きてキッチンに来た。
「お父さんとお母さんは?」
「まだ寝てるな。 まぁ、リモートワークも目とかに疲労が溜まるから休ませるのもいいけど」
「そうだね。 あ、今日はチャーハン?」
そう、今日の朝食はチャーハン。 当然ながら両親の分も作っているが、昨日の疲れか両親はまだ起きない。 今日はリモートワークも出社もしなくていい日だからだろうけど…。
「でも、そろそろ起こしたほうがいいんじゃないかな?」
「まぁ、そうかも知れないが、先に食べよう」
「うん」
父さんと母さんには申し訳ないが、俺と静香で先に朝ご飯を食べる事にした。
「「いただきます」」
チャーハンとみそ汁をテーブルに置き、俺と静香は食べる前の挨拶をして食事にありつける。
「そういや、こうやって妹と話すのってここ最近なかったな」
「言われてみれば…。 柚希ちゃんと一緒の時が多かったもんね」
「楠家は両親が世話になってるからな。 その辺りもあるだろうな」
「お兄ちゃんは和人さんともお友達だもんね」
「小学生後半からの親友だからな…」
ふと思い出しながら、妹と会話するのだが、こうして妹と二人きりで話をするのってここ最近なかった。
大概、和人やら徳山姉弟、柚希ちゃんが一緒にいる形が多いから、こんな会話ができるのは久しぶりに感じる。
「中学校はクラスメートとの仲がいいのか?」
「そうだね…。 私と柚希ちゃんがいるクラスは仲がいいよ」
「そうか、それは何よりだよ」
「お兄ちゃんの方は? あれからは大丈夫なの?」
「クラスの方は事情を知ってくれてるから大丈夫だよ。 幸い徳山姉弟や和人が同じクラスだしな」
俺と静香が、お互いのクラスの雰囲気や仲の良さなどを話題にして話をしながら、朝食を摂っていると、両親がキッチンに来たようだ。
「なんだ、もう先に食べてたのか…」
「今朝はチャーハンね。 あ、二人ともおはよう」
「遅いぞ、父さん母さん」
「まぁまぁ」
やや怒り口調の俺を宥めながら静香が、両親の分のチャーハンをレンジで温めだす。 みそ汁もガスコンロを使って温めなおす。
「父さん達は、仕事の方は順調なのか?」
「ああ、何とかね。 ブラックと化した原因の人員を解雇させて、本部からまともな人員が異動してきたからね。 とはいえ、もうしばらくはリモートワーク中心になるかな」
父さん達の仕事場も、ようやく人員が整理できたようだが、改革はまだ終わっていないようで、暫くはリモートワークを続けるのだとか。
「大変ね、父さんの職場も。 はい、チャーハンとみそ汁」
「あら、ありがとう。 ではいただきます」
母さんと父さんが、テーブルに置かれたチャーハンとみそ汁を食べ始める。
ここからは暫く、家族の話で時間を過ごした。
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