和人と静香の会話
閲覧ありがとうございます。
本日2回目の更新です。
「へえ、真人の奴…柚希とショッピングか…」
「はい。 私も驚きましたけど、同時によかったって思ってます」
俺、楠 和人は、真人の妹の大谷 静香ちゃんと、真人の家のリビングで昨日の事について話をしていた。
真人は現在、夕方のセールのためにスーパーに買い物に出かけているし、彼や静香ちゃんの両親は現在リモートワーク中だ。
一応、休みを貰ったとはいえ、両親が勤めている楠グループの会社の改革の進捗だけは聞いておく必要があるからだろう。
俺も親父から聞いて初めて知ったが、あの会社で社長が変わってからブラック体質になってしまったと告発があったのだ。
それを聞いた親父が乗り込んで、ようやくメスをいれ始めたようだ。 その際に、真人や静香ちゃんの両親を始め、他の社員達も長期有給休暇として休みを与えたようだ。
メスを入れる際に、俺も駆り出された為に、真人の状況を聞くチャンスを逃してばかりだったが、落ち着いたので今日の夕方に真人の家に訪れて、静香ちゃんから聞くことにしたのだ。
「あいつの事は柚希に任せれば、あのショックから立ち直れるからな。 柚希にも、一部しか話してないあいつの過去を話さないとな…といってもほんの一部だがな。 大半は柚希も既に知ってるしな」
「そうですね…。 柚希ちゃん、友達の私から見ても優しい子ですから」
柚希は真っ直ぐで優しくていい子だ。
兄視点からでも、柚希の性格は分かるからな。
「そんな柚希と真人が、明後日にショッピングデートなんだなぁ」
「心配になってきましたか?」
「いや、大丈夫だろう。 柚希は令嬢だが、真人は縁と裕也にこっそり護衛をしてくれと頼んでたらしいからな。 あの姉弟も受け入れたし」
「なるほど…」
そう、真人は密かに徳山姉弟に、明後日のデートの時に柚希の護衛をこっそりやって欲しいと依頼したらしい。
裕也と縁は、親友の頼みを受け入れたのだとか。 だから、柚希に関しては心配ないだろう。
「まあ、この際だし俺達もショッピングに出かけるか? 明後日に」
「私達もですか?」
なので、俺も静香ちゃんにショッピングをしないかと誘うことにしたのだ。
「ああ、君ら両親が勤めている会社の改革の手伝いをさせられた影響で、俺も気分転換したいしな」
「私はいいですが、和人先輩の護衛はどうするんです?」
「護衛は別口から頼むから大丈夫だ」
「なら、決まりですね。 明後日、私達もショッピングを楽しみましょう」
と言うわけで、俺と静香ちゃんも真人と柚希がショッピングデートをする明後日の日曜日に同じくショッピングを楽しむことにしたのだ。
待ち合わせは、駅前にする事で一致した。
さて、たまに俺も楽しもうか。
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