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第二話 「試験2」

 やはりこいつ、木刀より真剣の扱いのほうが慣れているように見えるな。


 と、あれこれ考えている間に、、


「おらぁ」


 ソラトがアギトに向かって突っ込んでくる。


「キーン」


 という音が仕切り内で鳴り響く。


 アギトが持ってきた剣は比較的軽くて片手でも容易に振り回せるものだ。というか片手で振り回すようにできている剣だ。


「なかなかやるじゃないか」

「余裕があるのも今のうちだぞ」


 と険しい表情で剣をぶつけているのに対し、余裕の表情で隙あらばソラトに一発入れようとしているアギト。


「やれやれ。戦い方が奇麗だな。勝つためには何でもありなんだぜ」

「そうだな。だから俺はすべてを警戒している。剣の途中でお前が蹴りや拳などをしてくるかもしれないとな!」

「ほぉ」


 ま、狙っていたなっかと言えば嘘になるが確かに隙は無かったな。


「っく」


 アギトの剣がソラトの頬に少し触れそこから血が出る。


 いったん距離をとるか。


「ふぅ。余裕のある面しやがって、まぁまんざら嘘でもないんだろうがな」


 少しずつ近づいてくるアギトに間合いに入らないようにしっかりと見極め距離をとりつつ構える。


 隙が無い。今突っ込めば確実にやられる。まぁやられるっつても少し痛めつける程度のものだろうが、ここまで来たら勝ちたい。


 ソラトの額に汗が滴る。


 こんな緊張感は初めてだ。もちろん今まで人相手に稽古してきたことはたくっさんある。そして魔獣ともだ。しかしこれは明らかに今までとは違う気がする。なにか力を隠し持っているような気がする。そういえばこいつ一度も能力を使ってないな。試験官ってことは何かしらの能力をもっているはずだ。


 しっかりアギトを見間合いを取りながら、ソラトは決めた。


 よし、このアギトってやつに試験中に能力を使わしてやる。


「にしてもほんと隙が無いな」

「いやいや、隙だらけだろ」


 こいつ俺を見て隙だらけと判断せず隙が無いと判断した時点で相当やるよな。普通はこの構えで隙が無いなんて思わないからな。もしかしたら能力を使うことになるかもしれないな。


 ソラトは常に視線を確認しながら間合いなどいろいろなことに注意を向けているためこの拮抗した状態を早く何とかしたいと思っている。


 だが、焦るな。


 しかし剣を交えてなくても少しづつソラトの体力は相手に向けている注意によって少しづつだが削られて行っている。


 らちが明かないな。少しだけ隙を見せてやるか、ま見破られる可能性のが高いが……。


「?!」


 これは罠か?しかし罠でもいいチャンスだ。


 と思いソラトはアギトに向かって突っ込見ながら「蜃気楼」と言い。アギトを切りつけようとする。

「正面からの攻撃が俺に当たると思ったか」


 と言い正面にいるソラトの剣を止めようとした瞬間、


「消えた」

「後ろだよ」


 と言いながらアギトを切りつけようとするが、


「能力開放」と小さくつぶやき瞬時に後ろを向きソラトの剣を止め指で受け止めそのまま剣を捨てソラトの胸ぐらを掴み壁まで投げ飛ばす。


「へ?何が」


 何が起きたんだ。っく今はそれより態勢を立て直して衝撃に備えなければ、、


 空中で上手く態勢を立て直せずに布でできた壁に激突する。


「ぶはぁ」


 布でできた壁に剣を刺し何とか激突まではいかずに済んだが、口から多少の血を吐いた。袖でその地をふき取り、


「いってぇ。何の能力かわからなかったが多分能力使わせたぜ」

「こりゃまいったな」


 壁に刺さった剣が抜けねぇ。しゃあねぇ斬るか。


 と思い剣を上下に振りまわすと、


「おわぁ」


 布でできた壁がただの布になり布でできた壁に刺さっていた剣につかまっていたため布が剣で切れながら地面に落下する。


「やっべぇ」


 とアギトが少しあせっているとその布の向こうからその場所の試験官がやってくる。


「何事だ」


 そこには折れた木刀2本。真剣を持ちながら立っているアギトの姿に同じく真剣をもって口から血を吐き地面に倒れているソラト。


「なぜ真剣がここにある。そしてそのけがは何だ少年」


 隣からやってきた試験官は説明を求めている。


「何って技術の試験だよ」


「真剣を使ってはいけないというかどっから持ってきたんだ。っちあいつら言いくるめたか。それに受験者に怪我をさせてはいけないというルールだろ」


「まぁまぁ擦り傷だよ。そぉおこんな」

「お前を試験官にしたのは失敗だったなアギト」


 と半分笑いながらあきれたような顔でため息をつく。


「ま、隣がお前でよかったぜスキア」

「ったくこっちは毎度毎度お前の後処理で大変だよアギト」


「いったん試験は中止だ。三日後また来てくれ」

「やり直しをするのか?」

「いや、やり直しはないよ少年」


 ソラトは少し安堵し帰ろうとすると、、


「待て少年。この馬鹿が君に怪我をさせてしまってすまなかった。ここを出てすぐのところにアリシアという君と同じくらいの少女がいる。そのアリシアは治癒の能力をもっている。治してもらうといい」


「わかり…ました」


 まぁ別に大したこと怪我だと思いつつ、治してもらえるのなら治してもらおうという感じでソラトはその部屋を出てアリシアという少女のところに行くことにした

お読みいただきありがとうございます。

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