異世界初会話!
長い時間お待たせしてしまいまい、大変申し訳ありません。(こんなものを待ってる人なんていないはずですけど。)
今回はご都合主義満載です。なので多めに見て下さい(とはいうものの、こんなものを見る暇があったら仮眠でもとった方が有意義です。
2020/08/21 追記
書き忘れていたので後書きに追加しました。先にそちらを読んでいただいたほうがいいかもしれません。
この俺、城之内キリトが馬車の中で身動きが取れず一時間程待たされ、もしかしたらここに置き去りにされてしまったのではないかと絶望感でいっぱいだったところ、先程の4人組は帰ってきた。正確にはさっきの4人組がその仲間と思われる奴らを大勢連れてきた。全員合わせて30人くらいはいるのかな?
「jyaa, yorosiku tanomu.」
「ee, makasete okina.」
馬車にいた1人がこちらを指さしながら新たな仲間の1人と会話をしている...と思われる。2人がこっちに近づいてきてわかったが新しい仲間のほうは装飾品がわんさか付いた杖っぽいものを持っていた。しかも馬車にいたやつらの誰よりも老けて見えるばあさんだったようだ。
俺は馬車から引きずりだされて、そのばあさんの前に座らせられる。
「oi! abaren nayo.」
「......。(何されんだろ。ここで俺の異世界生活は幕を閉じるのかな?)」
ばあさんは紙のようなものを俺の頭に乗せて、その上から手のひらを乗せぶつぶつと何やら難しい顔をしながら独り言を始めた。
...って熱い!頭が熱い!ばあさんの手がめちゃくちゃ熱くなってるぞ!このままでは将来の頭のてっぺんが大変なことになってしまうぞ!
「......。」
このままではまずいと命の危険を感じたのでばあさんの手から逃れようと身をよじったら馬車にいたやつが首筋にそれはもうよく切れそうなナイフを当ててきた。なるほど、動くなということか。でもね、これ危なくないっすか?相当熱いっすよ?このばあさん手のひらがアイロンか?ってくらい熱くなってますよ?
「...さあてね。これでどうだい?言葉通じてるかね?」
「えっ!?ばあさん日本語できんの!?まじ!?」
驚いたことにばあさんは日本語で俺に話しかけてきた。出来るなら最初から言ってくれよな。
「ばあさん!あんたの手がクソ熱いからどけてもらってもよろしいか?」
「あんた自分の状況が分かってないのかい?まぁしょうがないか。で、あんたはどこの国の貴族だい?」
えっ貴族?俺は日本の一般ピーポーだけど?
「あんたマナ無しだろ?きっと言葉が通じないくらいだから相当遠い国の家から捨てられたんだろうね。わかるよ。その身なりと常識も分かってない雰囲気と、マナ無しってこと、さらにはそのくせマナの通りがいいってことをを踏まえれば簡単さね。」
そうか、それでマナ無しってなんだ?身なりって言われても学校の帰りにコンビニに寄っただけだから制服のままだぞ?
「それとあんたのそのカバン、相当いい拡張魔法が付いてるし、マナ無しのあんたが使ってるってことは結構やばいものだろ。捨てられたにしてもこっちで生きていくための道具はそこに入ってるのかい?」
「あの、マナ無しって何ですか?俺は別に捨てられたとかじゃなくて気づいたらここにいてですね。」
「.....。なるほどね。あんた自分が捨てられたってことに気がついてないんだね。しかもその理由すら分かっていない。憐れだね。...みんな、こいつは貴族の捨て子だよ。遠慮なく全部持ってっちまいな。」
ばあさんが周りにいる仲間にそう言うと俺の頭から手をどけた。危なかったけど良かったぜ。と思ったらばあさんの隣にいた馬車にいた一人に俺は押し倒され、リュックを奪われてしまった。
その後俺は他の仲間に取り押さえられた。その後奪われたリュックを覗いていたばあさんがため息をつくとそそくさと皆が帰り支度をして、俺を取り押さえていたやつらはなぜか俺をボコボコにしてから仲間と一緒に帰って行った。酷えことしやがる。仕方ないから痛む全身を労りながら道のり端に移動して泣きながら眠りにつくのだった。
朝(と思われる時刻。なにせ時計なんてないからね。)に起きて状況を整理する。昨日はひどい目にあった。地図も何もかも取られてしまった。しかも昨日あったら村はまた消えてしまっていた。確かにあったはずなのに、影も形もなくなっていた。どうすることも出来ないので、地図がなく不安だがもといた森に帰ることにした。
しかし、帰れなかった。迷ったからだ。えーどうしよー。腹も減ったし、もう夜だし、ここどこかわからないし、心細くてしょうがない。昨日殴られたとこは痛いし…。迷ってしまったが、少しでももと来た道に戻れればと感を頼りに歩いたら、どうやら森の奥深くに来てしまったらしい。これ以上は真っ暗で何も見えないので今日はここで休むことにする。幸いこの近くに異世界のモンスターも人もいないし。…怖いよぉ。
起きたらすぐに移動する。何故なら強烈に喉の渇きと空腹が襲ってきたからだ。このままではまずい。まずは川か何かを見つけなければ。と思っていたら開けた場所に出た。そこは前にいた場所ではないが俺は安心感がこみ上げてきた。見つけたのだ。人を。
「うわぁぁぁぁああああ!人だぁぁぁぁあああああ!こんにちはぁぁぁぁああああ!」
俺は叫びながらその人に駆け寄る。人はおっさんだった。おっさんもこちらを見て驚いていた。きっとおっさんもこの森で迷ってしまい人に出会えず心細かったに違いない。俺という人に会えて驚いているんだね!おっさんもこちらに駆け寄る。俺もおっさんも腕を広げてお互いに向かって走っている。俺のほうがしっかりと腕を広げているけどね。いざ抱擁!と思ったらおっさんは俺の頭に手を置いた。ん?この感じ、最近あったぞ?
「頭がフットーしちゃうよぉぉ///」
とんでもない熱量を持つおっさんの手に俺は耐えられず、失神した。
ご都合主義で日本語が出てきましたすみません。
あと本当につまらない内容で申し訳ありませんでした。
次回からのネタバレをここでしていきたいと考えています。(続きを書くとは思えないため。)嫌だったらコメント欄で教えて下さい。(誰も見ていない。つまり誰もコメントしない。よって僕は自由にネタバレできるはず。)
次の更新も期待せず、待たないで下さい。
2020/08/21 追記
ここから先は主人公が今以上にゴミカス野郎になるので注意して下さい。もちろん、もし心の清い人が間違えてこんなものを読んでしまった場合でも大丈夫なようにはします。