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吸血鬼姫は名乗る


俺は…今どうなってるのか…


正直自分自身でも、

殆ど把握出来ていないのだが…


えーっと?


冷静になって思いだそう


最初にいた部屋を抜け…


その時に少女が馬鹿デカイ扉を

片腕で開けていて愕然としたものだが…


まぁ、それは置いといて、


少し長めの通路を抜けると、


そこには筆舌に尽くしがたい美しい光景待っていたー


正に別世界である…

とその光景に魅入っていたら…


いつの間にか少女が飛び降りようとしていたのである。


驚き少女の左腕に抱えられた状態から、

少女を見上げる…


一瞬目が合う

しかし全く意に介されず飛び降りられた…



そして、訪れる強烈な浮遊感!


ジェットコースターですら無理なのに…


まさかのリアルフリーフォール!


声を出す余裕もなく、

恐怖に必死に耐えていたのだが、

突然の旧停止…


少女の左腕に抱えられていた俺だが、

その反動をモロにくらい…


ウグッ!と謎の声が出た…


そして始まる急上昇…


もう、方向感覚がめちゃくちゃ…

何処へ向かっているかも分からない!


景色?そんなの怖すぎて見れなかった…


そして気づいたら、

何故か小部屋の中にいた。


どこか見慣れたインテリアの数々が飾られていて、

少し温かみを感じる

…そんな部屋の中心にある丸机を挟んで

少女と向かいあって座っているのだ…


うん、何があったのだろうか…


俺は気の遠くなる様な回想を終え、


目の前の少女を見る…

そして聞いてみる…


「貴方は、何者なのでしょうか?」


同じ質問を、

誰かについ最近した気がするが、

気のせいだろう…


そして今回は

ちゃんとした回答が返って来た…


いや、ちゃんとした回答と言って良いのか分からないな。


なんせ


「私か?」


「フフッ…私のことを知らぬものがおるとは…」

「まぁ良い答えてやる。」


「私の名は、アリシア=ヴェル=ブラッド。」


「上位種族吸血鬼族の頂点にして、世界統一を果たした偉大なる主に仕えていた者である!」


と言うものだったからだ…


俺は、彼女が自身を名乗る際

少し誇らしげで、

それでいて少し寂しげな表情を浮かべている気がしたー

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