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思い出の隠し部屋


巨城の遙上空何も無いように見える空間に彼女は直進する、

何もないように見えるが実際には、

かつて主と共に作り上げ、

共に語らった思い出深き小部屋があるのだ。


我が主たる少女が、


ー昔のように君とは友達として話したいー


そんな願いを込めて、

他の部下から見られぬ様に隠蔽の魔法をかけた。


そんな部屋が…


急上昇をし続ける。

そしてある一点を過ぎた瞬間視界が切り替わる。


そこは、見慣れた内装のあの小部屋であった。


一つの丸机に向かい合うように置かれた二つの椅子、

決して高そうではない装飾品の数々…


それもそのはず、

それらのものは全て主の手作りのものであるのだから…


主たる彼女が言うには、


ーこれは私の故郷のものだよ!


という事らしいのだが…


それらのものには、

アリシアでさえも見覚えがなかった…


ここで散々愚痴を言われたものだ…


部下が自由に行動させてくれない!とか


巨人族連中は、堅苦しい!とか…


少し懐かしさを覚えながらも、

ゆったりと部屋の真ん中へと近づいてゆく、


何故かぐったりとしている少年を、

かつて主が座っていた椅子へと座らせ、

自身も向かい側の椅子へと座る…


ぐったりとしている少年を見つめ思案する…


やはり、魔力は無い…

所有アビリティなし…

それどころか種族スキルすら持っていない…


アリシアは、

アビリティ【特殊解析】

の持ち主である。


その能力は…

他者の基礎情報を

意識を向け見ただけで

読み取れるというものである…


この世界で生き抜いてゆく上で、


如何に相手の情報を早く、正確に手に入れるか、


というのは、非常に重要な事であった。


そのためこのアビリティは、

上位種族の者であれば、

大半が持っているものである。


ーアビリティのもたらす情報は絶対ー


そんなアビリティが提示した少年の情報は…


【人族】

性別 男

所有アビリティ 無し

種族スキル 無し

各種ステータス

魔力0

魔力回復速度0

肉体耐久値10

回復力3

敏捷性5

物理攻撃力5


という散々たる有様じゃった…


通常人族の同年代平均としては各数値がコレの3倍ぐらいはあり、

魔力回復速度は5で魔力は100程といったところか…


魔力100というと、

小規模の攻撃魔法20発を

連続で撃てば尽きてしまうほど…


中規模のもので5発


大規模のものは撃てば

魔力がほぼ尽きてしまうため

基本的には、撃てないというぐらいだろう…


魔力回復速度は一時間あたりの回復量を示している


ー脆弱の一言である。


元より弱い人族の中でも格別脆弱…


さて、聞きたい事は多いが…

何から聞くべきか…


彼女がそう思考を巡らせていた時、

ようやく正気を取り戻したらしい少年から、

恐る恐る尋ねられる…






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