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永遠の王


彼女は考えるー

私を継ぐものは誰も居ないー

このままでは世界はまた

元に戻ってしてしまう

ならばー


私が永遠に王として君臨してやるー


…と

彼女は、そんな不可能とも思えることを

平然と考える…


そうして彼女はここまで生きてきたからー

いくつもの不可能を

実現させ続けてきたのだからー


今回も上手くいくー

そう信じて思考を巡らせる


私の体はもうすぐ滅ぶだろう…


彼女は人の身で有りながら

膨大な魔力を持っていた

持ちすぎていたー


その為に、彼女は体に大きな影響を受けていた…

彼女の髪が生まれつき白色なのは

その影響の一つである。


それだけでなく

自身の魔力によって大きく

自分の体を傷つけ続けていたのであるー


故に彼女は自身の限界が

近いであろうことを悟っていたー


そして決意するー


私はこの体を捨てる…ーと


ユリエは友人達に別れを告げた…

直ぐに戻ってくるとそう言いもした…

まぁ、アリシア達は自分達を励ます為の嘘…

としか思っていなかったが


彼女はまず自分のアビリティを自身の体から

特殊な道具へと移し変えた…


自身が念じればどこにでも現れるー

そんな性質を持った道具へと


こうして彼女は先ず体が失われても

自身のアビリティが無くならないようにしたー


そのうちの一つ、【保存】のリングに

大量の魔力を込めたー

これは憑依の際に

魔力が必要となるからである。


残りは信用のおける部下へと託したー

後で回収し新しい体に

アビリティをつけようと考えてー


そして彼女は朽ちた体を捨て…

新たな身体へと移ろうとした


しかしそれは失敗するー


この世界の者は皆魔力を保有していたからだー


どうやら2つの魔力が混ざりあうのを

防ごうと

反発が起きてしまうようなのであった


彼女は魂だけとなり、世界をさまよったー


しかし…この世界には魔力を

持たない者など…居ない


彼女は考えるー


そして思い出すー


居るじゃないかー

この世界に居なくても

元の世界には大量にー


そして彼女は動き出すー
























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