表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/72

空白の玉座


世界を統一した少女は…

これで友人達の扱いも変わるー

そう安堵していたー

事実として友人達の扱いは見違えるように

良くなっていたから…


しかしある時


ユリエ様が居ればこの世界は安泰ですー


という言葉を配下の者一人に言われ疑問に思う


私が居なくなったらどうなるというのか


ーと


そして気づく、


自身が居なくなったら恐らく世界は

いずれまた崩壊してしまうだろう


ということに


彼女は全ての国の王となることで

世界の秩序を守っていた


では、もし自身が居なくなったら…

空白になった玉座には

いったい誰がつくというのだろうか…


私の友人達?

違うー

彼女達は必ず私の座につこうとはしない

私のことを忘れぬように…

ーと必ず玉座を空け続ける


そして恐らく誰にも座ることはできないー


世界統一を成し遂げた王ー

その直属の配下ー友人達が

その後を継ごうとしないのならば

誰もその座に座るとは言い出せないからだー


そして全てを統べる王が居ないままではー


ー時間をかけ世界は元に戻ろうとするー


ユリエは必死に考えたー


二度と誰も自分や

ビレスト、レオ、アリシアのように

悲しい思いをしなくてよくなる方法をー


皆が幸せになれるー

そんな夢のような方法をー


そして彼女はある方法を思い付くー
















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ