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東方記録媒体  作者: 犬走山城
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東方記録媒体 第三話 「地底異変の余波」

どもども!山城ですぅ!


…ごほん。どうも、犬走山城です。はい。悪ふざけはよくないですね。


さて、第3話です。


それでは早速第3話、どぞー。

東方記録媒体 第3話 「地底異変の余波」



~白side~


羽を斬られた風矢さんは気絶していた。それも黒い霧を体にまといながら。


「なによ…これ…」


アリスはそれを見て言葉を漏らす。


基本魔法の森にいる彼女は知らないのだろう。だが俺には分かる。


「…これは怨霊だな。しかもこいつはかなり強いやつだな。俺にはどうしようもできないな。」


「ちょっとまって。怨霊?なんで怨霊なんかがいるのよ。」


「最近地底から怨霊が湧き出ているんだ。おそらくそれで出てきたひとつが風矢さんに取り付いてしまったんだろうな。」


「いやいや、なんで湧き出てくるのよ。」


「多分パチェが俺の寝顔を朝に見ていたからだな。」


「どういうことよ…。」


アリスは頭を抱えているが、きっとパチェのせいだろうな。


「まあどちらにせよ今回の騒動は風矢は悪くないってこと?」


「まあ、そうなるな。」


「んじゃあさっさと祓ってしまいましょうよ。白たしか怨霊祓えたでしょ?」


「こいつは無理だな。きつすぎる。」


「じゃあ山の巫女は?」


「あいつは風矢さんごと消し飛ばすだろうな。」


「じゃあ霊夢かしら。」


「霊夢さんはいま魔理沙さんと異変を解決しに地底に行ってる。」


「え、異変解決?」


「Да.」


「は?」


「yes.」


「ああうん。わかったわ。んで、いつ頃戻ってくるのよ?」


「知らん。取り敢えず縛っておこう。」


「え、ええ。」


取り敢えず魔法の糸で風矢さんを縛る。そのあとさてどうしようかと二人で考えていたら、


「うおおおおぉぉぉぉ!」


なんかきた。




~慧音side~


妹紅は阿求のところへ避難させ、私は全力で白とアリスのところへ向かっている。相手はあの鴉天狗だ。きっと苦戦を強いられているだろう。

さっきの、戦闘をしていた地点へと戻ってくる。すると、少し離れた地点に『白が倒れて』いて、『アリスと風矢がなにか会話をしていた』。おのれアリス!里を裏切ったのか!しかも『風矢は白の刀を持っている』!


「うおおおおぉぉぉぉ!」


「え?」

「へ?」


私は雄叫びをあげて突撃、アリスと風矢をラリアットで吹っ飛ばす!


「うわぁぁぁぁ!?」

「きゃぁぁぁぁ!」


よし!取り敢えず敵は吹っ飛ばせた!次は倒れている白を…あれ?

…おうふ。


これ、風矢だ。


「…やっちまったぜ!」


「「なにが『やっちまったぜ!』だ!(よ!)」」


「うわぁぁ!すまん!すまん!色々とありすぎて気が動転していたんだ!ほら、ここにアリスもいるしさ!『アリス』がいるから『ありす』ぎる…って…」


「「…」」


「はい。すいませんでした。」


「よろしい。わたしの名前を使ったギャグについては後でお話ね。んで、風矢なんだけど、彼はどうやら怨霊に操られていたみたいよ。」


「怨霊だと!?ならばそれを祓えば風矢のやつをもとに戻せるのだな!?なら早速祓ってくれ白!」


「あー、その、すまん。無理だ。」


「なん…だと?」


「いやだから無理。そっちは専門じゃないからな。専門家じゃないとここまでキツイやつは無理だ。」


「…そうか。なら博麗のやつを待つしかないな。」


「そういうこった。」


「ま、そういうことよ。でさ、風矢どうするの?まさかこのまま里に置いとく訳にもいかないでしょうし。」


「いや、私と妹紅で見張っておく。」


「流石に私の魔法の糸も完璧ではないのよ?また暴れるかもしれないのに里の中においておくの?」


「ああ。というかそれしかあるまい。里の他における場所もないだろう?」


「あー、たしかにそうね。じゃあ、私も見張るわ。」


「いいのか?」


「ええ。首を突っ込んだことなんだし最後まで責任をもたなきゃ駄目でしょう?」


「…ありがたい!」


「俺はどうすればいい?風矢さんを見張るメンバーに加わればいいのか?」


「ええ、是非。一緒に寝てもいいわよ。」


「冗談を言っている場合ではないだろう…。白は、博麗のやつが帰ってきたらすぐ連れてきてほしい。」


「Понятно.」


「へ?」


「了解した。」


「お、おう。」


「えー、白と居たいー。」


「風矢のためだ。諦めろ。」


「むー。 …まあ、白の役に立てたし、いっか。じゃ、さっさと霊夢を連れてきて、この騒動に決着をつけてしまいましょ!ほら、いったいった!」


「わかったわかった。んじゃとりあえず一旦博麗神社に行ってみる。」


「ああ、頼んだ。」


「んじゃ行ってきまーす。」


「いってらっしゃーい!」


「声がでかいぞアリス…。」


…魔法使いってのは良くわからんな。白のことになるとここまでテンションが上がるとは。


まあいいか。ではさっさと風矢を運んでしまおう。


「アリス、風矢を運ぶぞ。…この糸って触って大丈夫だよな?」


「ええ、大丈夫よ。多分。」


「多分ってなんだよ…。」


「ま、さっさと運んでちょうだい。」


「はぁ…。」


大変な日になりそうだ。




~白side~


さて霊夢を呼びに博麗神社に行くことになったが、とりあえず一旦家に帰ろう。


「ただいまー。」


「…お帰りなさい。」


おや、パチェがさりげなく不満げだ。こりゃ珍しい。


「どした?なんか不機嫌だが。」


「ねえ白。私とアリス、どっちの方が好き?」


「…? 質問の意図がよくわからないが、どっちも好きだぞ?」


「…そう。 ならもっとガンガン行くべきなのかしら…?(ボソッ」


「え?ガイガン?」


まさかガイガンがもう幻想入りしているとは!ガイガァァァン!起動!


「いいえ、なんでもないわ。で、白はこの後どうするの?一緒に寝る?」


「まだ昼だが。この後は博麗神社に行って、霊夢さんを連れてくる。」


「霊夢?それはまたなんで?だいたい貴方で解決できるじゃない。」


「俺の手に余る怨霊だったんだ。だから霊夢。」


「ああ、そういうこと。ならいってらっしゃい。あと、」


「ん?」


「私は誰を一番に選んでも構わないからね。」


「? おう?」


「…ほら。さっさと行きなさい。」


「わかった。行ってきます。」


「いってらっしゃい。」


なんかやっぱパチェ変だな。ま、いっか。


さて、では博麗神社に向かいますかねぇ。


~パチュリーside~


…まさかアリスがあんなことを言うとは、思ってもいなかった。


白の彼女になるためにも今のうちに決着をつけておきましょう。


アリスのところへいって、白への愛を言い合えば、きっと打ち負かせるはず!だってずっと一緒に居るのだもの!いくらでも言えるわ!

それに、そうすれば慧音あたりからその事を聞いた白が私の気持ちに気づいてくれるはず!


そうすれば白の彼女に!


白の一番に!


…いや、妻を狙うべきなのかしら?でも妻ってやっぱ白とあんなことやこんなことを…。

あうあう、そんなのわたしには入らない…、でも、白のだったらわたし…


ブシュゥゥゥ…。

バタッ




結局その日は行けなかったそうな。

というわけで、風矢戦の後処理と魔法使いたちのアプローチでした。


アリスとパチュリーの戦いはまたいつかに書きます。


さて、次回からは前書きと後書きで、私、『犬走山城』と、

衣笠「衣笠さんが、」

小話をしようと思います。

なんで艦これか?そりゃあ、私が提督だからです。


…特に深い意図はありません。はい。


次回は、地底異変に決着が着きます。


ではまた次回まで、さよーならー。

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