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プロローグ

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「こんにちはお昼のニュースです。まず初めに先日より連合王国議会で審議されていた『特定希少生物保護法』についてです。この法律は政府が長年の乱獲により数が激減していた連合王国内のモンスターを保護するのを目的として昨年から議会に提出していたもので、大型種のドラゴンから小型種のスライムまで全てのモンスターが対象となり、連合加盟国全ての地域で適用されます。また違反した場合最高罰金1000万ゴールド。もしくは禁錮10年以下という重い罰則が適用されることになります。この法律制定には一部モンスターハント愛好家などから強い批判がありましたが、昨夜の政府と議会各派党首との話し合いの結果、即時成立が望ましいとの判断から本日の午後の議会本会議で成立する運びとなりました」






……んでもって、それから10年後。



「全国1000万のパチダンファンの皆さん今晩は!今夜は王国首都国立競技場からCリーグ最下位決定戦を実況は私、ウルムチ。解説は皆様お馴染み元Aリーグで活躍された『人間核弾頭』ことアイアン山本さんでお送りしています。山本さんよろしくお願いします!」


「こちらこそよろしくお願いします」


「いや~、それにしてもパイソンズ今年も予想どうり順調に最下位決定戦に出てきましたね。これはもう毎年恒例の風物詩といってもいいんじゃないでしょうか」


「そうですね。今日負ければパイソンズはチーム創設以来999連敗ですからね。ここは是非とも1000連敗の大記録に挑戦してもらいたいですね!」


「今日の対戦相手のビッグタイタンズもかなり酷いチームですが、パイソンズとはレベルが違いますよね」


「格が違いますよ。普通どんなに頑張っても999戦連敗なんて記録作れませんからね。これはもうある種の才能といってもいんじゃないでしょうか。今日はAリーグの優勝決定戦とは違った意味でワクワクさせらますよ。どんだけ酷い試合内容になることか」


「そうですね。この会場で野次と罵声を放ってるお客さんたちもまったく同じ気持ちだと思います。さてテレビの前のファンの皆様はもうルールはご存じかと思いますが、山本さん、簡単にルールの説明をお願いします」


「この『パチダン』は競技場に作られた人工の10階建のダンジョンの一階から二つのチーム各5名が別々の入り口から入り、各階の人造モンスターを倒しながら先に最上階のゴールに到達するのを競い合うスポーツです。制限j時間である2時間内にどちらのチームも最上階まで到達できなかった場合、倒したモンスターのヒットポイントで勝敗を決めますが、ポイントが同点だったときは両チームの直接対決となります。しかし、今夜の試合の場合そこまではいかないでしょう」


「そうですね。試合開始1時間経ってますが、ビックタイタンズは3階でヒットポイントが17、パイソンズにいたってはまだ1階で、ヒットポイント0ですからね。ホント、Cリーグ最下位決定戦の名に恥じない低レベルな試合となっています」


「いや、もう見ていて吐き気がしますよ。これでもこいつら本当にプロかよって。元同業者として絞め殺してやりたくなりますよ」


「さてここで、ダンジョン内の各階に設置したカメラから映像を送ってもらいましょうか。カメラさーん、お願いしまーす!」


「はーい!こちら3階でーす!ビックタイタンズは現在生き残った3名で、壁の隅っこに張り付いて防御に徹しています。どうやらこのまま逃げ切る作戦のようですね」


「せこいですね~。山本さんどう思われます?」


「初っぱなでキャプテンの『剣士ホーガン』を失ったのが痛かったですね。まさか『拾い食いトラップ』にひかっかるとは。今時小学生だって落ちてるチョコなんか食いやしませんよ」


「下剤入りチョコを食べたホーガンはそのままトイレに直行でリタイアとなり、続いて『槍兵シモンズ』が階段でコケて足を捻挫。やはりリタイア。残った三名の『衛兵ジル』、『弓兵アーネット』、『白魔術師レイ』だけではこれ以上上の階に行くのは無理でしょうね」


「まあ、Aリーグの選手なら余裕でしょうが、この面子じゃちょっと無理なんじゃないですか」


「私たちの会話の間にもジリジリと隅に追いやられる三人。あっ、『衛兵ジル』足の先を八目トカゲにかじられて悲鳴を上げています!無様です!本当に無様です!果たしてこのまま時間まで逃げ切れるのでしょうか。さて、ここで皆様お待ちかねのパイソンズのほうにカメラを切り替えてみましょうか。1階のカメラさーん!」


「はーい!こちら1階です。試合を開始して一時間になりますが、は未だにヒットポイント0と、流石に『万年最下位の帝王』と呼ばれるパイソンズに相応しい試合内容になっています」


「山本さん、今日のパイソンズのメンバーですが、まずはキャプテンの『剣士ブレンダ』の調子はどうご覧になられますか?」


「いやー、全然ダメですねー、あの脳筋女。なに壁とか天井とか攻撃してるんだっつーの!モンスター狙えよ、モンスター!」


「何か叫んでるようですね。ちょっと集音マイクで音を拾ってみましょうか。カメラさーん、お願いしまーす」


「はーい!『ザ、ザ、ザ~……くそっ、くそっ!くそっ!ふざけやがって!あの週刊誌の記者の野郎、アタイとまー君の素敵な思い出を台無しにしやがって!今度見かけたら絶対ぶっ殺してやる!』ウルムチさーん!聞こえましたかー?」


「山本さん、これは?」


「う~ん、どうやらブレンダ選手、先日写真週刊誌に年下のファンの男の子とラブホテルから出てくるところの写真を掲載された件で腹を立ててるようですね」


「ああ~、なるほど。それで壁や天井に怒りをぶつけてるわけですね。でも確かこれで10回目ですよね。いいかげん飽きましたよ」


「まあ、性格とは反対に外見はなかなかの美人でスタイルもいいですからね。一応ファンクラブもあるみたいですし。この手のスキャンダルはダメージがあるんでしょう。それにしてもあの肉食系女。少しは慎みってものを覚えたほうがいんじゃないでしょうか。あれでも戦闘能力だけは無駄にAクラスですからね。真面目にやればいい成績出せるんでしょうが、あの性格が災いして、しょっちゅう暴力沙汰を起こして試合出場停止処分は断トツ一位。まあ自業自得ってやつですよ」


「まったく同感です。それではパイソンズの他の選手の様子も見てみましょうか。カメラさーん、お願いしまーす!」


「分かりました。あっ!天井に一人張り付いています。どうやら、『斥候アンナ』のようです。カメラをズームしてみます。どうです、見えますか?」


「確認しました。解説の山本さん、アンナ選手はモンスターたちに追い詰められて、天井に避難しているとみてよろしいんですか?」


「いえ、違いますね!」


「えっ?それではアンナ選手は一体あそこで何を?」


「それは…」


「『キターーー!神キターーー!!』こちら一階のカメラです。ウルムチさん今のアンナ選手の絶叫お聞きになりましたか?!」


「聞こえました。山本さん、今の絶叫は?」


「……間違いありません。彼女は、アンナ選手はあそこで、いま漫画のネームを切ってるんですよ!」


「ええーー?!それではアンナ選手は副業で同人作家をやってるという噂は本当だったんですね」


「ええ、私も最初話を聞いたときは半信半疑でしたが確信しました。ほら、彼女の背中のリュックを見て下さい。一見斥候の任務に必要な道具が入っているかと思ってしまいますが、よく見ると」


「ああーー!本当だ。リュックの中から漫画の原稿用紙が見えますね。他にもペンに筆に定規など漫画の道具一式確認できます。あっ、アンナ選手がまた何か叫んでいますね。カメラさんお願いします」


「『すげーー!!アタシって超天才!うわっ、これなんか国宝級のネームだわ!やば、やばすぎだって!うわーー!!今のアタシには漫画の神様が憑依してるってか!うほっ、鼻血止まんないよ!こりゃ、次のイベントじゃ、間違いなく瞬殺完売だわ!待ってなさいよ、オタクども!あんたたちのXXXXを一滴残らず搾り出して、XXXから赤玉出させて……ブツ!』すみませーん!これ以上は放送コードに引っかかりそうなのでマイクを切りました」


「山本さん。今のって……」


「……アンナ選手のサークルって三日目でした。若い娘が何やってんだよ!親が泣くぞ、こらっ!」


「人間の屑ですね……えー、それでは気を取り直して両チームのベンチの方も見て見ましょうか。パイソンズベンチにカメラを切り替えて下さい。うわっ!何ですかこりゃ?」


「監督のモントゴメリーですね。どうやら酒飲んでベンチで泥酔してるようですね」


「これが元AリーグMVP選手で、『モンティ』の呼び名でファンに愛されたスター選手の成れの果てですか。ジャージ姿で酒瓶抱えたままでへそ出してベンチで居眠りって、なんだかもう悲しすぎますよね、山本さん」


「しかもまだ27歳の女性ですからね。よけい人生の悲哀を感じさせますよ」


「そうですね……ん?おーーーっと!ここでパイソンズチームに何か動きがあったようです。1階のカメラさーん!」


「こちら1階です!パイソンズのディフェンス『衛兵ダニエル』が腰痛のためリタイアのようです。今、担架で運ばれていきます」


「ああ~、また持病が再発したみたいですね。それにしても山本さん、普通は腰痛持ちの選手を『衛兵』にしませんよね?なに考えてんですかね。あの連中」


「そうですね。『衛兵』は仲間を守るため、巨大な鋼鉄製の盾と数十キロにもおよぶ鎧を装備して試合にのぞむワケですから、常識的に考えたら腰痛持ちに勤まるはずないんですがね。まあそこはパイソンズですから」


「しかもダニエル選手は元AV男優ですから、ガタイはいいですけど、腰には相当ガタがきてるとみていいんじゃないですか?」


「現役時代は『イケメン人間削岩機』の異名を誇ってたようですが、哀れですね~。今じゃ夜の生活は騎乗位専門とのことですから、年はとりたくないもんですよ」


「本当に他人事じゃないですね。さて、これでパイソンズで現在まともに試合に参加してるのは『黒魔術師イングリット』と『白魔術師ミユキ』の二名になるわけですが。山本さん、もうほとんど試合は絶望的といっていいんじゃないですか?」


「そもそも今日の試合に『魔術師』は二名もいらないですよ。ヒーリング担当の『白魔術師』だけで十分ですよ。そんなに強力なモンスターなんか出てこないですし。あと『斥候』もいりません。それよりも『槍兵』や『弓兵』をスタメンすべきでしたね。」


「えー。ちなみにパイソンズの『槍兵キャロライン』はネットゲームにハマッて自室に引きこもり中。『弓兵リック』はファンの女性三人と婚約し、結婚詐欺容疑で逃亡。現在全国指名手配中とのことです。まあ単純に数合わせですね。あそこ選手層が薄いですから。山本さん?」


「…………くそー、二股ならず、三股とは、羨ましすぎるだろーが!一人くらい俺に回せよ!」


「山本さん、本番中ですから」


「…………失礼しました」


「えー、それでは1階のカメラさーーん、パイソンズのイングリット選手とミユキ選手にカメラを向けてもらえますか」


「分かりました!ウルムチさーーん、見えますか?」


「う~~~ん、どうやら、うずくまって攻撃魔法の詠唱を行ってるイングリット選手をミユキ選手が防御魔法で援護してるみたいですね。セオリーどうりといったところでしょうか」


「いや、違いますね!!」


「えっ?!またですか?」


「ほら、うずくまってるイングリット選手が持ってるものをよく見て下さい!」


「持ってるもの?…………あーっ!山本さん、これって!」


「お分かりになりましたか?」


「なんということでしょう!自分で自分の目を疑ってしまいます!視聴者の皆さん!イングリット選手、うずくまって魔導書を詠唱してると思いきや、右手には競馬新聞、左手には競輪新聞を握りしめて食い入るように見入っています!試合中になにやってんですか!しかも山本さん、両耳にイヤホーンをしてるということは」


「そうですね。右耳でラジオの競馬中継。左耳で競輪中継を聞いてるに違いありません。おい、こら、未成年のお子様のくせにギャンブルなんて、100万年早えーよ!」


「いえ、山本さん、イングリット選手あれでも二十歳ですから」


「あっ、そーでした。どう見ても小学5年生のうちの娘と同い歳にしかみえないもんで」


「まあそうですけど。カメラさーん!また声を拾ってもらえますか!」


「OKでーす!『ザ、ザ、ザ~………いいわよ~。こいこいこいこい!今月の生活費全部あんたらにぶっこんでんだからね!いいぞ~、いけいけいけいけ!ああ~!何抜かされてんのよ!おら、さっさとケツを上げて巻き返しなさいよ!って、なに自転車ごとコケてんのよ!テメー、それでもプロかよ!いっぺん死ね!ああ~。これでサクラ大王、あんたが最後の希望よ。そうよ~いいわよ~。そのまま一気に逃げ切りなさ……って、こら!今度は落馬かよ!ゴール目の前でふざけんな!チクショー!これで来月の給料日までまたパンの耳と水道水かよ!ああー!なんなのこのスライム。煩いったらありゃしないわね!アタシはいま超ムカついてんだからね!これでもくらえクソスライム!!………バキ!』」


「おーっと!イングリット選手の蹴りがクリティカルヒット!スライムを一体撃破。パイソンズようやく得点しました!」


「魔術師が蹴りで得点して、どーすんだよ!魔術使えよ、魔術!」


「なんだかもう、これ以上、こいつらの試合を実況するのがアホらしくなってきました。それにしても山本さん、こうなるとパイソンズ唯一の常識人のミユキ選手が気の毒で見てられませんね」


「ホントですよ。彼女が頑張れば頑張るほど痛々しさが増すばかりです。まだ18歳だっていうのに。宴会やコンパで酒が飲めなくて一人だけシラフなもんで、酔った友達を家まで送るハメになっちゃって、ところがそいつが道端でゲロを吐きはじめやがって、タクシーに乗せてもらえず、結局終電も逃してそのまま駅で夜明かししちゃったという典型的な貧乏くじ引きパターンですね」


「なんだか妙にリアルな例えですね。それって山本さんの実体験ですか?」


「まさか!知り合いの話ですよ、知り合いの!」


「………まあ~そういうことにしておきます」


「こほん!え~、それにしてもアル中の監督にヤリマンのキャプテン。他のメンバーもギャンブル狂に引きこもりにエロ同人作家。さらには腰抜けマッチョマンに結婚詐欺ともうこのチームそのものが人間のクズの見本市会場といって過言はありませんよ」


「いえ、まあ~、一概にそうとはいえないのもありますけど……えー、試合の方はどうなっているでしょうか。カメラさーーん!ミユキ選手をアップでお願いします」


「了解でーーす!」


「必死に円形防衛魔法でモンスターを食い止めるミユキ選手。山本さん、彼女の能力もかなり高いんじゃないですか?」


「そうですね。ブレンダ選手と同じでAクラスレベルです。ただ彼女の場合、周りに足を引っぱられちゃって実力の半分も出せてませんが…………本当に何でこんなにいい子がパイソンズなんかにいるんですかね。可愛いくて性格も良くて…………それに何よりもあの芸術品としかいいようのない見事な巨乳!親の借金のカタに売っぱらわれたとしか考えられませんよ!ミユキちゃん、困ったことがあったらオジサンが相談に乗ってあげるからね!遠慮せんでいつでもいらっしゃい!はあ、はあ、はあ、はあ」


「山本さん!未成年の視聴者も大勢いますので、誤解されるような発言はちょっと!」


「ち、違うんだ!幸子!直美!信じてくれ!お父さんは純粋にこの子のことが心配で!本当だ!本当だからな!」


「ん?只今連絡が入りました。どうやらパイソンズベンチに何か動きがあったようです。パイソンズベンチのカメラさーーんお願いします!」


「こちらパイソンズのベンチです。さきほどまで泥酔していたモントゴメリー監督が起き上がって、ベンチの中をしきりに歩き回っています」


「山本さん、モントゴメリー監督の動き、どうご覧になりますか?タイムをとるつもりでしょうか」


「う~~~ん。ここまで絶望的な状況ですと、今さらタイムをとって作戦の練り直しをしても無駄ですし。かといって代えの選手もいませんし。う~~~ん」


「おーーーっと、モントゴメリー監督ハンドスピーカを手に取りました。これはやはりレフリーにタイムの要請でしょうか?カメラさーーん、集音マイクお願いしまーーーす!」


『おぐえぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~!!』


「…………山本さん」


「ハンドスピーカーをバケツ代わりに使うんじゃねぇぇぇーーーーー!!いま、お茶の間の皆さんはお食事中の時間だぞぉぉぉーーーーー!!このクソアマァァァーーーー!!」









「今晩は夜のエルドラドスポーツニュースの時間です。まず初めに今夜王国首都国立競技場で行われたパイソンズ対ビッグタイタンズのパチダンCリーグ最下位決定戦ですが、試合の終盤、テレビ解説者のアイアン山本容疑者がパイソンズのベンチに殴りこみ、乱闘の末、暴行傷害の現行犯で逮捕されるというアクシデントがありました。警察の取り調べに対し、山本容疑者は『テレビ中継中にカメラに向かって嘔吐したモントゴメリー監督に腹を立ててやった。大変なことをしてしまった』と涙ながらに謝罪しているとのことです。なお試合は時間切れでビッグタイタンズが逃げ切り、パイソンズはまたも最下位の座をキープ。これでパイソンズは連敗記録を999に更新。この結果に対し、専門家の中からはパチダンリーグコミッショナー連盟がパイソンズに対し近いうちにリーグ離脱勧告を行うのではとの声も囁かれ、しばらくは予断の許さない状況が続く見通しです」

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