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34 ☆ ーーγ δ
語り部:竹村 乃子
「へっくちっ!」
スンッと鼻をすすりました。
誰か、私の噂をしているのかしら?
まーくんが居なくなってもう、1か月が過ぎようとしていました。
やはり、まーくんは起きる気配すらみせません。
まーくん?
まーくん。
大好きなんだから。
とっても、大好きなんだから。
だから、だから。置いていかないで!
もし逝くのなら、私と一緒に……
大丈夫だよね、大丈夫だよね?
まーくんは、生きて帰ってくるよね?
いえ、絶対帰ってくる。絶対に帰ってくるんだから!
…帰ってこなかったら、許しまへんで!
……クスッ。
ああ、まだ、私。笑う元気が残ってる。
私、頑張るから!
まーくんが帰ってくるよう、神社とか、巡るから!
花嫁修行も頑張るから!
だから、まーくんも早く帰ってきてね?
待ってるんだから…………
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