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闇の中にて僕は輝く。  作者: udakuda
第二章 人生は、突然に。
28/59

26 ☆  ーβ γ δ

語り部:姫野 真輝

 ここはどこ?

 周りには、雲のような白さと空のような青が。

 そして目の前には紫色の小さな塊が――――

 「目は覚めたかの?」

 しゃべっ、た……

 そちは、誰じゃ?

 「ようこそ、ILLNISH(夢に生きる者の国)へ。よろしくの。」 

 「はい?」

 「いや、よろしくって言ってるぢゃろう?」

 「えっまあ、そうですけど。ここは、何処ですか?」

 「第3691の世界である。竹村与三郎からよろしく言うよう伝えられていたからのさあ、礼を言うがいい。」

 「いや、礼は強要しちゃいけないし、よろしく言うっていう意味も少し間違えてるような気がするなぁ。」

 「まあ、それもそうなのぢゃが、やることはさっさと済ませようかの。」

 紫色の塊もとい、紫色のローブを羽織ったご老体がスススっと近づいて来る。

 そして、指の先端で頸動脈のある辺りをさらっと撫でる。

 ひょほっ!

 ぞわっと鳥肌が立った。

 なななななんだっ!

 へへへへ変態さんなのか!?

 「ふむ……」

 なっ、納得されちゃったよ!

 「そち、お主も悪よのう。」

 越後屋!?

 「まあ、これだけのレベルがあれば大丈夫じゃろ。」

 レベルって、何。何? レベルーってなーに?

 「装備品はこんなもんでどうじゃ?」

 黄土色っぽい杖を振りかざす。

 キラキラした粉がふわふわと僕にまとわりついて、消える。

 魔法? ……何でもアリっすか!

 一陣の風が吹く。

 ?

 お尻に爽やかな風。

 !

 うん。

 白っぽい布。ヒラヒラっとした。

 うん?

 背中を触ってみる。

 紐があるねー。他には何にもないやー。

 うふふ~、あはは~……って!何考えてんだ、このジジイ!

 「おい、ジジイ!」

 男が裸エプロンって楽しいか?

 アレが後ろから丸見えだぞ?

 禊くんがやってたけど、うん、あれはな。

 「何ぢゃ?」

 「何でエプロンなんだっ!僕は男だぞっ!」

 「何でって……裸エプロンは男の夢ぢゃろ、浪漫ぢゃろ!」

 「確かにそうだけど……って違ーう!」

 「何がぢゃ?」

 「男が女にやってムフフとなるだけで、男が男にして、ムフフとなる訳がないっ!」

 「ふむ、ぢゃがな、世界は広くての男同士でムフフ――」

 「もういいからっ!もう!元の服に戻してくれ。頼むから。」

 「……嫌ぢゃと、言ったら?」

 「帰るっ!」

 「? 帰ることは出来んぞ。」

 「なっ、ななな何で?」

 「此処は一方通行の入り口、例えると普段の霊道ってとこぢゃな。」

 例え分かりづれーよ。霊道ってなんだよ!?

 「まあ、とりあえず出口を探せ! ってことぢゃな。」

 乃子は~?

 もう、会えないのか?

 「まあ、と言う訳で。またな。」

 ふわっとした感覚。

 逆らいがたい、星の暴力。

 つまり、重力。

 落下。FREE FALL.

 「うわっ!」

 落下には若干慣れたけど、やっぱり嫌だ。そして、慣れるということ自体がおかしい。

 そして、再びキラキラした粉が僕の廻りを舞う。

 おっ!

 はっ、裸エプロンではなくなるんですねっ!

 やったー!

 ありがとうございます、裸エプロンから逃して下さって。このご恩は一生忘れません(多分)。

 でも願わくば、女物でありませんように――――




 ◇◆◇◆◇◆




 青い空と黄緑の草原にたどり着きました。まるでCGのようです。

 RPGで言うと“始まりのの草原”みたいな?

 うわー、すごい!――――あっ………

 

 …………。

 結果から見れと。

 ハア。 (´-ω-`)

 ……………………。(現実逃避中)

 えっ? はい、言います、言います!

 「未だにエプロンだぁーーーーーーーーー!」


 つい、叫んじゃいましたっ。イェイ!

 だってだって、男の子がふりふりのエプロン着てんだよ?

 僕、髪長いんだよ?

 頭にもふりふりのカチューシャあったし……

 どーしてくれるんだっ!

 女装させて!

 僕と乃子のラブスイートタイム☆をぶっ壊すなんて……

 ちくしょーー!

 神様なんて、呪ってやるー!




 ◇◆◇◆◇◆




 “グァルルルルルル”

 頭の中に響くような声。

 ?

 これは唸り声?

 ッ! ( ; ゜Д゜)

 後ろを振り向くと――――



 黄色の水玉模様ののネコ科の動物がいた。

 「ひいっ!」


 たっ、助かるには何をしなきゃいけないかなっ!?

 ぼ、僕は美味しくないよ?

 美味しくないんだってば!

 どうしよっかなっ!

 たっ、助けて!

 神様仏様!

 どうかっ!

 お願いしますからっ!!

昨日、投稿出来ませんでした。

あまりにも眠たかったので……

すみません。

一応、第二章が終わるまで、毎日投稿だと思われますが、まだ、未定です。


よろしくお願いします。


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