第4話 通り魔編PART2
1日に2話投稿してみました。
「お邪魔します~」
「お邪魔します」
制服から私服に着替えたあと、裕太とサラがきた。
予想以上に早かったな……。
「へぇ~これが隆斗の部屋か。久しぶりに来たけど、結構綺麗じゃん」
「そうよね〜〜。寮生活だけのことはあるかな?」
寮生活ってことは勿論寮監のチェックとかがあるわけで……。
あとは御察し下さい。
「しかも隆斗の能力は、片付けに便利だしね」
「まあな。楽っちゃ楽だ」
ちなみに俺の部屋は、リビングとトイレと台所と自分の勉強部屋(ゲーム及びマンガ部屋)に分かれている。
寮にしちゃなかなか広い。
だからよくここに集まる。
そしてみんなと遊ぶときは、リビングを使うな。広いし。
「お手洗い借りるわね」
「おう」
さて、サラもいなくなったところで……。
「りゅう・・・例のものは用意してあるか?」
「ああ、あの本だろ」
万が一にでも聞かれないようできるだけ小声で話す。
「これだろ……‼︎」
サッと懐から取り出した。
「おおーーエロ本」
いや〜サラと寮監に見つかるといけないから、自分のカバンにいれといて正解だったぜ……。
まだあと1冊あるんだけど……それは自分用にと。
「1冊400円」
「OK・・・」
無事取引はおわった……。危ない危ない。
「隆斗~ちょーーっといいかしら・・・・・・?」
「お、おう・・・・・・」
なんか怖えーーーーーーーー‼︎ なんだ俺なんかしたか?
んー別に着替えをのぞいたりとか、物を盗んだりとか、からかったりもしてないけど……。
うんでも一つだけいえる。
俺の生存するための本能が告げてる。
(あれは絶対ちょっとだけじゃすまない‼︎)
裕太に「ちょっとまってて」といい、怖がりながらも自分の部屋にむかったら……‼︎
「これはなにかしら・・・?」
「・・・・・・本です」
(やばいってまじでやばい⁉︎ 俺が適当に買った参考書のブックカバーをかぶせて雑誌がいっぱいはいってる本棚の棚の手前に普通のマンガをおいてカモフラージュまでさせ、その奥においたのにばれてる。
どうして……‼︎ しかも怖ええーー‼︎ 顔自体は笑顔で可愛いけど……。
目が目が目がやばい・・・・・・。笑ってない‼︎ どうする俺 どうする俺?)
「……ええと保健の教科書です……」
「言い訳とは見苦しいわね……」
(やばい‼︎ 普段とギャップが違いすぎる……殺られるッ‼︎)
「……覚悟は?」
「できておりません」
「ぎゃーーーーー‼︎」
そのあと俺は意識を失い、1時間後目が覚めた。
裕太が「どこでこんな傷を?」と聞いてきたが、サラが睨んできたので、適当にごまかした……。
ちなみに本はシュレッターにかけられて燃やされたという。
そこまでしなくてもいいと思う……。
そのあと1時間半ぐらいW○iのスマ○ラをやり、ご飯の時間になった。
「いや~隆斗の作るご飯はおいしいね~~」
「そうだねー料理だけは、うまいからね」
「料理だけとかいうな。あとサラあまり食べすぎると太るぞ……」
「べっ、別に太ってないもん‼︎」
「へいへいほどほどにな? ……あと包丁は人に向けるものじゃありません」
そうして楽しいご飯の時間(俺は包丁をむけられたが……)が終わった。
時刻は午後の7時半
「おし みんな準備はいいか?」
「いいよ~~」
「ぼくもいいよ」
午後7時半、俺達は夜の街に向かった……。
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