第43話 最終決戦!菜の花との死闘!!
久しぶりの投稿です。
『花の庭園』
「なんなんだここは!?」
「辺り一面、菜の花だらけだね…」
「これは、すごいな……」
みんな驚いている。まぁ驚くのは、無理もない。
辺り一面菜の花しか咲いていないお花畑なんだから。
俺自身も結構驚いている。
「ところでこっからどうするの?」
「確かにかなりここ広そうだもんな」
某有名なネズミ王国くらいの大きさは、あるだろう。
「そうだな……4つのグループに分けようか」
「4つというと?」
「北方面に向かうグループ、南方面に向かうグループ、西グループに向かうグループ
そして東方面に向かうグループだね」
「でもそうしたら二人あまらないか?」
「私誰かとペアが、いいですっ!(多分戦力にならないと思いますし……)」
「私もペアでいいよぉ~、中和は防御にしか使えないしね♪」
「それじゃ~楓さんは、りゅうね。そしてユカリさんは、シア先輩ね」
「えぇ~私も隆君とがいい!!」
「まぁまぁ落ち着いてユカリちゃん、今度いいこと教えてあげるから」
「いいことって何?」
「例えば……隆ちゃんの・・・・・・・・・とか」
「うん♪分かった、我慢する!」
「ちょ、シア先輩!!いったい何を話したんですか!?」
「内緒よ。隆ちゃん、女は秘密を着飾って美しくなるっていうでしょ?」
「なんかどっかで聞いたことあるセリフですね……」
「まぁいいです、とりあえず俺達北に行きたいけどいいか?
なんとなく北に俺がもっとも殴りたいやつがいる気がするんだ」
殴りたいやつというのは、いわれるまでもなく桜木だ。
あのクソ野郎は、一度殴らないと気がすまない。
「ん、かまわないよ。みんなは、どうする?」
「私は、南がいいな」
「私達、東でいい?」
「じゃ~僕は、西で」
いや~綺麗に分かれてなぁ……
「それじゃ行ってくるわ」
「隆斗、気をつけてね!」
「隆ちゃん死なないようにね♪」
「隆君、帰ったらショートケーキおごってね~」
「ああ、行ってくるわ。分かった、奢ってやるから心配するな」
なんか空気に合わねぇな……。今せっかく珍しく…ほんとに珍しくシリアスモード
だったのに、この会話じゃ~な………。
まぁ場所がお花畑だからかも知れないけどな………。
「それじゃ~みんな出発しようか。おそらく菜の花の人と戦闘になると思う。
そして相手が自分だけじゃ勝てないと思ったら、みんなのとこに向かってくれ」
「でも進んでるうちに方向感覚が分からなくなりそうなんだけど……」
「そこは、大丈夫だよ。方位磁針を人数分持ってきたから」
「さっすが祐ちゃん!!頼りになるぅ~♪」
「ありがとうございます」
「おい裕太、もし倒したらどうするんだ?」
「その時は、これを使ってみんなと連絡をとりあうんだ。
そして戦闘が終わってないとこに向かってくれ」
なんだこれ?かなり小さいが………
「それは超小型通信機だから、服のどっかに着けといて」
「お前どっからそんなもん入手してるんだよ……」
「まぁまぁ気にするなって」
「それじゃ~解散!!またみんなと会えることを信じて突き進もう」
「「「「「「 おおおおぉぉーーーーーーーーー!!! 」」」」」
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『菜の花本部』
「隊長!学生五人と楓がのりこんできました!!」
「ん?学生五人?あと三人は、誰なんだ?」
「二人は、知ってるんですか?」
「まぁ色々あってなぁ……」
「ところで桜木さん、私達どう動けばいいですか?」
「そうだな……俺は、ここに残る。お前らは、あいつらと戦ってこい」
「わっ、分かりました。行ってきま~す!!」
(さぁて…おもしろくなってきやがったな……。あいつらは、どう魅せてくれるんだ?)