第39話 覗きは、やめよう。絶対に・・・
「さて……いくとするか!!」
「「「「オーケー!!」」」」
俺達は、みんな一斉に走り出した。
「へ~!さすがに5人はちょっときついかな?」
俺は、おもいっきり殴る体勢をとり裕太は、風の球を投げ
サラは、火球を作り、楓とユカリは防御体勢をとった。
「吹き飛べぇーーーー!!!」
「嫌だよーだ♪」
『吹き飛べ……この世のすべてを滅ぼす巨大水球よ、
我が敵となる者を飲み干したまえ!!!蒼影絶望浸!』
「なに!?」
「水属性かよ!?」
「しかも詠唱だよ!!」
「私も能力を使うとこは初めて見るわ!」
俺達は、全員思いっきり水により押し流された。
「人数が増えたからって油断するのは、よくないかな~?」
「まだまだ~!!そっちも油断しすぎじゃない?」
「なに?」
そう、俺とサラと裕太と楓は、水に押し流されたと言えば、押し流された。
だけど、絶対能力の影響を受けない空間に入った。
「私の能力の名前は、中和だからねぇ~。名前通り中和しちゃうから!!」
「今だ、りゅう!!」
「なっ!いつのまに!?」
「あいにく俺の能力も大変便利でね~……さすがに能力名は、言わなくても知ってるよな?」
そう……俺の能力は、物体移動。自分をも移動できる結構反則的な能力。
だからさっき中和で守ってもらった後、一気に物体移動をして相手の懐に潜り込んだ。
「ちょっと痛いかも知れないけど、我慢してくれ!(バチッ!!)」
「くっ!……(コテ)」
「裕太、言われた通りスタンガンで気絶させたぞ」
「ナイスだ、りゅう!よしこのままりゅうの家まで運んでいこう」
「「「「オーケー!」」」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『隆斗の部屋』
「さて……ほんとは、このまま警察に突き出す予定だったがその前に聞いておきたい
ことがあるからね……」
「確かに犯人が菜の花のメンバーだとは、意表をつかれたからな」
「でも多分この……あんずだっけ?しばらく起きないと思うけど……」
確かにあのスタンガンは、かなり危ない感じだったもんな……
「うん、だから起きるまでりゅうの部屋で生活しよう」
へぇー、俺の部屋で生活ねぇ~……
「ってマジかよ!!」
「ああ、マジだ」
「えっと……私と裕太君がここであんずが起きるまで生活するってこと?」
「まぁそういうことだけど………二日ぐらいだけだと思うよ」
「もう夜中の1時だけどどうする?」
「三人ともお風呂に入りなよ。僕達は、後でいいからさ」
「分かったわ、行こっ!楓ちゃん、ユカちゃん」
「うん!」
「はい!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『お風呂場』
「ねぇねぇ、ここ鍵とかついてないの?」
「別にいらなくないですか?」
「いや隆斗とか変態だから覗きにくるかもしれないし……」
「大丈夫だよ♪このまえ防犯カメラを設置しといたから」
「そう………」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「いや~危ない危ない」
「盗聴器にして正解だったね」
「そうだな、もし見に行ったら殺されるのがオチだもんな……」
おっ!会話が聞こえてきたぞ。
「あれ?楓ちゃんまた大きくなった?(ムニムニッ)」
「でもユカリちゃんは、あまり大きくなってないわね(プニプニ)」
「女は、胸じゃないんだよ!!」
「「それよりも……」」
「どうしたの?」
「「サラちゃんの胸は、大きくなった!?」」
「な、なに直球で恥ずかしいこと言ってるのよ!///」
「別にいいじゃん、ちょっとぐらいさ~」
「そうですよ。すこしぐらいいいじゃないですか~」
「助けて~~!!」
「「………………」」
「よし!助けに行くかっ!!」
「ぼ、ぼくは止めとくよ。行きたいのは、やまやまなんだけど……殺されるのは
ちょっとね?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『風呂場』
「サラ!助けにきたぜ!!」
「「「………」」」
よし、カメラで撮ろぉ…「隆斗君……」「隆君…」「隆斗ぉ~……!」
なんかものすごくやばい雰囲気だ……
「「「覚悟!!」」」
「ギャーーーーーーー!!」
俺は、そのまま気を失った……
連続で投稿してみました。
多少文章がおかしいところがあるかもしれません……