第37話 おばけとかを怖がる女の子は、可愛いよね~by隆斗
私立、合格してて良かった・・・・・・
「よし、それでは情報をまとめようか」
俺達は、予定通り会議をしている真っ最中だ。
それは、それで別にいいんだが・・・二つ疑問がある。
一つ目は、楓がおばけというキーワードを口にすると、ビクッ!とすること。
二つ目は・・・・・・・・・
「ところで裕太、シア先輩から聞いたんだが用事はどうした?」
「ああ、その用事ならもう済んだからいいんだ」
「そうか・・・」
「ところでりゅう、なんか分かったことは?」
「ああ、俺と楓とユカリでまとめたんだが、まず一つ目は
基本幽霊(火の玉等)は、赤泉神社から800メートルから1000メートル
の付近で多く目撃されてるっていうことと、二つ目は
手紙に書いてあった内容とおさいせん箱に置かれ始めた時期だ。
まず置かれ始めた時期が、幽霊の噂が出始めたころとほぼ同じ時期だから
まずこの幽霊事件の犯人がやったに間違いがないだろう。」
「ところで隆斗犯人ってことは、やっぱりこれは誰かによる故意的な事件
ということよね?」
「ああ、シア先輩の情報なんだがこの前その幽霊の噂をかぎつけて
肝試しとかをして遊んでる時期外れな奴らがいたんだが、
火の玉をみた瞬間、何者かに殴り倒されたらしい。
ちなみにその情報は3人いた内の1人が殴り倒される前に
人影を見たらしい」
(犯人が人でよかったですぅ・・・・・・)
「ん?楓なんか言ったか?」
「なっ、なんでもないですっ!!」
「話を戻すけど、サラさんはこのほかに分かったことある?」
「悪いけど私は、隆斗の言ったことと私がまとめたものとまったく一緒よ」
「そうか。それじゃ~僕のまとめたことだけど、僕は今回の事件の疑問に
思ったことをまとめたんだ。まず一つ目は、
なぜ幽霊自身の姿が目撃されてないのか?ということだ」
「確かにそうですね~。いままで聞いた情報や資料を見てもみんな
火の玉しか目撃していませんからね~・・・」
「確かに言われてみれば・・・」
「まったく気づかなかったわ・・・」
「さっすが天才~♪」
「ありがとう。そして二つ目は、りゅう手紙を見せてくれ」
「ああ・・・(なんか俺が言おうとしてたことを横取りされたような感じが)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
手紙①
このおさいせん箱の中に入ってるお金をくれませんか?
返事をお待ちしております。
「ちなみにこの手紙には、「いやです」っと返事をしたそうだよ。
手紙②
なんでですか?早くくれないと、たいへんなことになりますよ?
あとから何をいっても遅いですからね?
「こっからは、もう無視をしたらしい」
手紙③
もうすぐで期限が終わっちゃうよ?ほんとにたいへんなことになるよ?
「そして期限が終わったらこうなったらしい」
手紙④
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・・・・なんかもう、なんとも言えないわね・・・」
「こいつかなり病んでるな・・・」
「この人怖いです・・・」
「確かにそうだね~・・・・・・」
「そして僕は、この手紙をみて思ったんだけど、
二つ目の疑問は、多分りゅう達も分かってると思うんだが・・・」
「「「「こいつに話は通じるのか??」」」」
「確かに私も改めて見るとそんな風に思えてきたわ・・・」
「おっと!もう夜の9時だ。夜の11時から12時に目撃情報が一番
多いという情報が入ったから、早く行かないと!!」
「どこでそんな情報仕入れてるんだ?お前・・・」
こいつの情報網どんだけ広いんだ!?
「とにかく行こうよぉ~!ほら隆君早く早くぅ~!!」
「こら押すなって!!」
「あっ!隆斗まってよぉ~」
「・・・・・・・・・」
「・・・ところで楓さん本当にオバケとか大丈夫?
多分オバケじゃないけど・・・怖いものは怖いよね?」
「だ、大丈夫ですっ!オバケなっ、なんて こっ、怖くありません!!」
(だいぶテンパってるな~・・・。ん~どうしたものか)
「とりあえず行こうか」
「はっ、はい!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『赤泉神社』
俺達は、いったん神社のおさいせん箱の前に集まった。
やっぱりこの時間帯になると昼間きたときと全然ちがう雰囲気がするな・・・
「よし着いたね。それじゃペアを決めようと思う」
「「「「ペア?」」」」
「そ。広い範囲を詮索できることと、ついでに肝試しを僕達夏にやってなかった
からついでにその気分を味わっとこうかな?と思って・・・」
「ちなみにこの紐の先にそれぞれ赤色、青色のどっちか目印がついているから
同じ色同士の人がチームね」
「んじゃまずりゅうから」
「おう・・・青色か」
(青色ね・・・)
「はい、次サラさん」
「よいしょっと!赤色かぁ・・・(隆斗と一緒がよかったな~・・・)
「次、ユカリさん」
「ん~、これだぁ!!・・・・・・赤色だぁ(隆君と一緒が良かったな)
「んじゃ残った楓さんが青色ね」
「それじゃ赤色の人は、先に出発してね」
「あれ?裕太君は、どうするの??」
「僕は、誰かが幽霊を見つけたらすぐ対応できるように準備してるから
だから見つけたらこのトランシーバーで教えて」
「分かったわ、それじゃいきましょユカちゃん」
「うん!いこっ!サラちゃん」
「んじゃ俺達も行くか、楓」
「あ、隆斗君先行っていて下さい。ちょっとトイレいってきます」
「んじゃ待っててあげるよ」
「ありがとうございます」
「トントン、ん?なんだぁ・・・楓さんか」
(裕太君ありがとうございます!私と隆斗君がペアになるように仕込んだの
裕太君だすよね?)
(まぁ、日ごろお世話になってるからね。そのお返しかな?)
(どうやってやったんですか?)
(棒の1本だけ青色のインクを塗っておいてそれを右手に持ち
あとの3本は、赤色のインクを塗り左手に持って、
先にりゅうに右手の奴を引かせる。
そしてあとは、赤色しかないから3本のうちのどれを引いても
赤しか出ないということさ)
(・・・なるほどぉ~。そうすれば青にしたい人を最後に引かせれば
絶対青色になるということですね!!)
(そういうこと。最後の紐は、普通みんなは、赤が全部でたから青色の紐だ
とみんな思うからね)
(さすがですね~。とにかくありがとうございます)
(どういたしまして。早くりゅうのとこ行ってあげなよ。きっと心配してるよ?)
(はい!!)
「遅せぇな~楓」
「すいません!!遅れました!」
「おっ!きたか!!んじゃいくか」
「はい!」
結構多くかいたつもりですが・・・
うまくかけてるか不安です。(特に最後)