第3話 通り魔編
俺達はサラの提案で通り魔を捕まえることになった。
サラが言うには、通り魔は桜木学園の西の方で多く出没しているらしい。
ちなみに桜木学園の西の方は、デパートやゲーセン、飲食店などが栄えており、夜でも人通りが多い。
だから通り魔の活動範囲も人が多い西のほうとなっているらしい。
「それで作戦なんだけど、囮をつかってみようと思うの」
「まっ、おびき出すなら1番無難な考えだよな」
「問題は誰がやるのかなんだけど・・・」
確かに囮役は進んでやりたくないな……。
「じゃー多数決でもとろうか?」
「おお‼︎ さすが裕太。いいアイデアじゃねえーか」
「それじゃぁ『せーの』で指をさそうか」
「「「 せーの!!! 」」」
サラ2 隆斗1 裕太0
「なんで二人そろって私なの!?」
「別に恨みはないんだけどな・・・・・・」
「女の子の方が通り魔がでてくる可能性高いかな? って」
あれ? よーく考えたらすこし恨みがあるかも知れない。
「隆斗なんか変なこと考えてない?」
「き、気のせいだろ!」
なんでわかるんだ……。
「ま、囮といったら、普通女の子がやるもんだからね~」
「そうそう、特にお前みたいな可愛い子がやると効果ありそうだからな」
「ぇ・・・りゅ、隆斗がそういうなら///」
(りゅう・・・・・・自覚なしかよ・・・)
「それじゃー作戦はそれでいいな?」
「う、うん!」
「ぼくもそれでいいよ」
「よし通り魔がよく出る時間帯は、夜7時から10時だから、6時半に俺の家に集合な?」
「「了解!!」」
俺達は、午後の授業へと向かった。そして何事もなく平和に時間がすぎていき、
「今日の授業はここまで! しっかり勉学に励むように!!」
「ふぅ~やっとおわった・・・」
やっぱり学校は、疲れるもんだな……。
でも夜からは、通り魔を捕まえなきゃいけないから気合いれてかないと……‼︎
気合いを入れていると裕太とサラが俺の席にきた。
「りゅう、帰りにりゅうの家よっていい?」
「ああ別にかまわないけど、なんか用か?」
「たいした用はないんだけど、まだ3時くらいだし家にいても暇だから」
「なら遊ぼということか?」
「ま、そういうこと」
ちょうど暇だったしいいか。
「おう、遊ぼうぜ‼︎」
「わ、私も行っていい?」
「別にいいぜ」
「ありがとう!」
「んじゃ着替えたら俺の家に集合でいいか?」
「「はーい」」
そうして俺らはいったん各々の家へ帰ることになった。
(家掃除しないとな・・・・・・)
ん~恋愛色を強くしようと思ってるんですけど、うまくできてないかもしれません。できる限りがんばってみます。なかなかバトル描写にもってこれない(涙)