第17話 男女で買い物これをデートという
「隆斗~早く行こうよぉー」午後1時俺、斉藤隆斗は起こされた。
せっかくお昼寝タイムだったのに・・・ユカリはまだ寝ている。
「ってサラ!?鍵かかっているはずだよな!?なんで入ってきてるんだよ・・・」
「鍵?そんな物かかってなかったよ?」
鍵穴を見てみると・・・ピッキングされていた。
なんでこいつそんあことできるんだ!?
でも、まだ壊されてないだけマシかな?と心の中で呟き、
「ところでどうした?せっかくの日曜日なのに・・・」
「隆斗忘れたの?買い物に一緒に行く約束したよね?」
「悪い、ぜんぜん覚え・・・ちょっと包丁もつのやめようか。
俺の命が危ない気がするから」
なんでこの子は幼馴染に包丁を向けるんだろう?普通そんなことしないと思う。
「しょうがないわね~、包丁の代わりにナイフでいい?」
「全然よくないからね!?てかあまり変わらないだろ!?
どっちも刺さったら大ケガだよ!? 」
「冗談よ、冗・談♪」
そのわりには割と目が真剣だった気がするのは、俺の気のせいだろうか?
「んじゃ~外で待ってるね」
「ああ、すぐ行く」
すぐ行くと、言っておきながらおやつを食べてから、合流してデパートにいった。
勿論行き方は前と一緒でいくところも一緒だ。
「んで何買いにいくんだ?」
「うーん・・・特に買うものはないかな。だから遊びに行くだけ」
「あそこのゲーセンはボウリングがあったな。ボウリングでもやるか」
「うん、そうだね」
正直このときは、まだ後悔などしていなかった・・・
勿論でかい施設だからゲーセンなどもある。
俺達は1時半くらいについた。
「よし、どれくらいの重さにしようかな?」
あんまり重いのは無理だからな。ちょっと軽めのやつにするか。
二人とも選び勝負を始めた。
「じゃ~私から行くね♪ えい!」
可愛いかけ声と共に放たれたボール。おお意外とまっすぐ・・・ってストライク!?
「私、ボウリングはけっこう得意だからね」
「俺も運動は得意だからな。ストライクとってやるよ」
「へぇ~、やけに自信あるじゃん。じゃーもし勝ったら、アイス奢ってよ」
「ああ、いいぜ!勝てたらだけどな!!」
「よしいくぜッ! とう!」
自信満々の声と共に放たれた俺のボール。
そのまま曲がっていってガーターという名の溝へ・・・・・・
「・・・あれ?」
「隆斗~手加減してると後悔するよ(笑)」
いやかなり真剣に投げたんだが・・・・・・。
「次私だね。えい!」 そのまま進んでいき、またもやストライク。
「なんか俺コールド負けが目に見えてるんだけど(泣)」
「ええ~大丈夫だよ。だって隆斗勉強できないけど、運動はできるじゃん」
「なんかところどころムカツク言い方だな」
「じゃいくぜ!とう!」
お、今度はなかなか真っ直ぐに4本・・・。
「もう一回いくぜ!」 4本倒れた。 合計8本か・・・。
「あれぇ~?隆斗君どうしちゃったのかな?(笑)」
こいつ絶対俺がボウリングあまり得意じゃないことに気づいたろ。
「ちょっとトイレいってくる」
「わかった。先投げとくねー」
(う~ん・・・どうしたらストライク取れるのかな?)と、
お手洗いをすませて考えてると、突然声をかけられた。
男子生徒G「おい斉藤隆斗、覚悟はできてるか?」
「君は!僕のクラスメイトのA・BときてCじゃない男子生徒Gくん!!」
男子生徒G「説明くさい自己紹介をどうもありがとう」
「んじゃこれで・・・シュン!(物体移動)」
男子生徒G「て、てめぇ・・・登校日覚えておけよおーーー!!」
「ふぅ・・・危ないことになりそうだなぁ・・・」
「隆斗おそかったね」
「ああ、色々と面倒なことに巻き込まれてな」
「でいい案は浮かんだの?」
「ああ、大丈夫こっから逆転してやる」
持ち方を変えて投げればいけるな。
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『現在の時刻 午後8時』
結局全部ストライクを出したサラが勝った。化け物だろ!?
アイスを奢ったあと、結局いろいろ見てまわりご飯も食べ今にあたるわけだ。
(ユカリのご飯どうしよ・・・)と真剣に悩む俺。
「今日は楽しかったね~♪」
「だな。今日は、ありがとな」
「べ、別に喜んでなんかないんだからね!///」
話しながら俺らは、バス亭まで歩くことにした。
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