調査報告書 No.B064-030
【令和六年度 伊佐鷺裏市役所 防犯推進課 調査報告書 No.B064-030】
作成日:令和七年二月二十八日
作成者:伊佐鷺裏市役所 防犯推進課 臨時職員K
『件名』
桜見荘三〇二号室周辺における電波及び音響異常の新規観測報告
『調査目的』
三〇二号室付近における封印儀式後の環境変化を引き続き監視し、再発や新たな異常現象の兆候を早期に把握することを目的とする。
特に電波領域および音響現象に注目し、詳細な解析を実施する。
『調査期間』
令和七年二月初日~令和七年二月末日
『調査方法』
・三〇二号室周辺に広帯域受信機および解析用アンテナを設置し、二十四時間の電波スペクトル監視を実施
・同地点に高感度監視マイクを併設し、電波異常時間帯の同時音声記録を取得
・取得データの解析にはデジタル信号処理ソフトおよび波形比較アルゴリズムを使用
『調査結果』
1.電波異常の発生パターン
深夜零時から五時の間において、約三〜五分周期で微弱な電波ノイズが断続的に観測された。
波形は通常の通信規格とは一致せず、解析不能な断片的信号を含んでいた。
外部からの干渉要因は排除され、室内発生の可能性が高いと推定される。
2.音響異常の記録
電波異常の発生時間帯に同時収録された音声記録には、通常の人間の声とは異なる低周波音が断続的に混入していた。
加えて、ノイズの中から女性の囁き声が検出され、内容は「……帰れ……助けて……ここから……出して……」と判読された。
3.解析所見
音声解析担当者によれば、囁き声の一部は確かに女性の発声特性を持つが、特定の音素において人間の発声器官では再現困難な波形が確認された。
『考察』
今回の観測結果は、封印儀式後も三〇二号室内部で未知の活動が継続している可能性を示す。
特に電波異常と音声異常が時間的に一致して発生していることから、両者は同一の発生源を有している可能性が高い。
また、音声内容が過去の調査で記録された囁き声と一致している点は注目に値し、失踪した住人の存在との関連性を検討する必要がある。
『今後の対応』
・電波・音響監視の常時継続と異常発生時の即時アラート体制の構築
・音声波形のさらなる詳細分析と過去記録との照合
・封印領域の再点検および儀式強化の要否検討
・行方不明者との関連性調査の拡充
以上
※追記(令和七年三月三日付)
初回提出時「A氏に似た声の散見」と書かれた付箋が貼られていたが、同時保管はされなかった。内容は悪のため提出者に確認したところ「そんなものはつけていない」との回答あり。
※追記2(令和七年三月三十一日付)
資料保管確認時、録音音声がすべて消えていた。他の資料も同時に確認したところ、再確認時に関する内容はすべて消去されている状態だった。




